古今東西 かしゆか商店【 長崎ガラスのチロリ 】

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日本の鎖国時代、長崎に伝わった吹きガラス「びいどろ」の技を今に伝える工房〈瑠璃庵〉を訪ねた店主 かしゆか 。⇒ 「息をのんだのはガラスの色が変わった時。夕焼けみたいなオレンジから、葡萄のような色になって、みるみるうちに深い瑠璃色が現れる。なんてきれい!」

日本の鎖国時代、長崎に伝わった吹きガラス「びいどろ」。その技を今に伝える工房〈瑠璃庵〉で。江戸期の手仕事を復元した冷酒用酒器・長崎チロリを手に、「色はしっかり濃いのに透明感があって素敵」とかしゆか店主。日本が鎖国をしていた時代、長崎の出島を通じて海外から伝わり、その後、長崎から江戸や薩摩、大坂に広がったといわれるのが「びいどろ」。びいどろとは吹きガラスのこと。高温で溶かしたガラスを棹に巻き付け、息を吹き込みながら成形する技法です。「1676年には既にびいどろ吹きが長崎に存在していた、と長崎奉行の記録にあるんですよ」と話すのは、ガラス工房〈瑠璃庵〉の竹田克人さん。日本最古の教会建築〈国宝・大浦天主堂〉のステンドグラスの修復や、「長崎くんち」の山車のガラス装飾も手がけています。そんな竹田さんが復元したのが「長崎チロリ」。18世紀の長崎でつくられ、長い間途絶えていた冷酒用ガラス急須です。「瑠璃色と呼ばれる紫がかった深い青を出すために、工房独自でガラスの色を調合しています。成形は、空中で形づくる”技法。動きを止めたり温度が下がったりしただけですぐ割れてしまうので、スピードが勝負です」 そう言いながらチロリづくりを見せてくださったのは2代目の竹田礼人さんです。まずは急須の本体。1100℃の高温で溶けた、まだ柔らかいガラスの塊に息を吹き込み、重力にあらがうように棹をくるくる回しながら成形します。.

日本の鎖国時代、長崎に伝わった吹きガラス「びいどろ」。その技を今に伝える工房〈瑠璃庵〉で。江戸期の手仕事を復元した冷酒用酒器・長崎チロリを手に、「色はしっかり濃いのに透明感があって素敵」とかしゆか店主。日本が鎖国をしていた時代、長崎の出島を通じて海外から伝わり、その後、長崎から江戸や薩摩、大坂に広がったといわれるのが「びいどろ」。びいどろとは吹きガラスのこと。高温で溶かしたガラスを棹に巻き付け、息を吹き込みながら成形する技法です。「1676年には既にびいどろ吹きが長崎に存在していた、と長崎奉行の記録にあるんですよ」と話すのは、ガラス工房〈瑠璃庵〉の竹田克人さん。日本最古の教会建築〈国宝・大浦天主堂〉のステンドグラスの修復や、「長崎くんち」の山車のガラス装飾も手がけています。そんな竹田さんが復元したのが「長崎チロリ」。18世紀の長崎でつくられ、長い間途絶えていた冷酒用ガラス急須です。「瑠璃色と呼ばれる紫がかった深い青を出すために、工房独自でガラスの色を調合しています。成形は、空中で形づくる”技法。動きを止めたり温度が下がったりしただけですぐ割れてしまうので、スピードが勝負です」 そう言いながらチロリづくりを見せてくださったのは2代目の竹田礼人さんです。まずは急須の本体。1100℃の高温で溶けた、まだ柔らかいガラスの塊に息を吹き込み、重力にあらがうように棹をくるくる回しながら成形します。

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