衣料・服飾品などの中古品販売市場が拡大している。フリーマーケット(フリマ)アプリの普及や「もったいない」という環境意識に加え、近年の物価高による節約志向も追い風だ。中古車を除く市場規模は、ここ10年で3兆円弱に拡大。「リユースネーティブ」と呼ばれる若年層が消費の主役として台頭し、2030年には4兆円規模に拡大するとの推計もある。(時事通信経済部 安田弓彦)
運営会社のあさひによると、リユース自転車では、資格を持つ専門スタッフが整備を行い、品質や安全性の確保を徹底。シティサイクルの取り扱いでは「購入から4年以内」といった基準も設けた。「流通量の多いシティサイクルが自動車のように(中古で)売却できるという認識を広げ、縮小傾向にある自転車市場の活性化につなげたい」(広報担当者)という。 あさひのリユース自転車は、状態や種類などで異なるが、新車価格のおおむね5割から8割程度で購入できる。23年3月から1年間の買い取り台数は、前の年の同期間と比べて5割以上、販売台数は7割以上増加した。「リユース事業の成長スピードは加速している」(同)といい、今後も物流効率化に取り組み、ECを軸に販売拡大を目指す。AVANCE(東京)は、大型ショッピングモールを中心に、育児用品や子ども服などのリサイクルショップ「ECOLIFE COCO(エコライフ ココ)」を展開している。18年に1号店を開業し、今年7月時点では直営・フランチャイズを合わせて18店舗を運営。8月末までにさらに2店舗増える予定だ。各店舗の売り上げは毎年2割程度のペースで増加を続けているという。取扱商品は、子ども服やベビーカー、おもちゃなどで、新品より平均7割程度安く購入できる。衛生面への配慮に加え、品切れの防止や立地の利便性などに力を入れており、利用者にはリピーターも多いという。 葛西氏は「子ども用品は必需品で、この点がブランド衣料などのリユースとは異なる。安く便利に手に入れたいお客さまは多い」と話す。「安価な新品より、同じ価格で買える質の高い中古品の方が長持ちすることもある」のもメリット。「一度利用すると、『ハマる』お母さんは多い」という。 リユースネーティブがけん引する中古品市場の拡大は、環境や個人のお財布には優しい一方、中古品の購入で節約された購買余力が消費に回らない限り、マクロで見た個人消費の縮小につながる側面を持つ。中古品市場の拡大を経済成長につなげる新たな経済構造をつくれるのか。企業も政府も対応を迫られている。.
運営会社のあさひによると、リユース自転車では、資格を持つ専門スタッフが整備を行い、品質や安全性の確保を徹底。シティサイクルの取り扱いでは「購入から4年以内」といった基準も設けた。「流通量の多いシティサイクルが自動車のように(中古で)売却できるという認識を広げ、縮小傾向にある自転車市場の活性化につなげたい」(広報担当者)という。 あさひのリユース自転車は、状態や種類などで異なるが、新車価格のおおむね5割から8割程度で購入できる。23年3月から1年間の買い取り台数は、前の年の同期間と比べて5割以上、販売台数は7割以上増加した。「リユース事業の成長スピードは加速している」(同)といい、今後も物流効率化に取り組み、ECを軸に販売拡大を目指す。AVANCE(東京)は、大型ショッピングモールを中心に、育児用品や子ども服などのリサイクルショップ「ECOLIFE COCO(エコライフ ココ)」を展開している。18年に1号店を開業し、今年7月時点では直営・フランチャイズを合わせて18店舗を運営。8月末までにさらに2店舗増える予定だ。各店舗の売り上げは毎年2割程度のペースで増加を続けているという。取扱商品は、子ども服やベビーカー、おもちゃなどで、新品より平均7割程度安く購入できる。衛生面への配慮に加え、品切れの防止や立地の利便性などに力を入れており、利用者にはリピーターも多いという。 葛西氏は「子ども用品は必需品で、この点がブランド衣料などのリユースとは異なる。安く便利に手に入れたいお客さまは多い」と話す。「安価な新品より、同じ価格で買える質の高い中古品の方が長持ちすることもある」のもメリット。「一度利用すると、『ハマる』お母さんは多い」という。 リユースネーティブがけん引する中古品市場の拡大は、環境や個人のお財布には優しい一方、中古品の購入で節約された購買余力が消費に回らない限り、マクロで見た個人消費の縮小につながる側面を持つ。中古品市場の拡大を経済成長につなげる新たな経済構造をつくれるのか。企業も政府も対応を迫られている。
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