NTTは、車内や会議室など“空間全体”の騒音に高速追従し、低減できる新しいノイズキャンセリング技術を発表した。これまでヘッドホンなど個人向けに限られていたANC(Active Noise Control)を、数m規模の室内全体で実現できるのは世界初だとしている。
NTTは、車内や会議室など“空間全体”の騒音に高速追従し、低減できる新しいノイズキャンセリング技術を発表した。これまでヘッドホンなど個人向けに限られていたANC(Active Noise Control)を、数m規模の室内全体で実現できるのは世界初だとしている。 アクティブノイズキャンセリングを空間全体に適用 ※クリックすると拡大画像が見られます 中核となるのは、複数のマイクとスピーカーを用いて空間内の騒音を打ち消すANC処理だ。従来技術では、DSPの処理速度が追いつかず、騒音の位置や広がりの変化に遅れが生じる課題があった。NTTはこの問題を2つの新技術で解決した。 1つ目は、GPGPUによる並列処理とRDMA技術、そしてマルチコア間の同期機構を組み合わせた「超低遅延・同期型ANC処理」。マイクやスピーカーとの同期遅延をわずか2マイクロ秒に抑え、ANC用プロセッサの電力効率は従来比1万分の1の水準に到達。車載用途でも使えるレベルの省電力化を実現したという。 2つ目は、騒音の“広がり方”の変化に着目した追従技術だ。不快に感じる広がりの変化にのみ積極的に追従し、そうでない変化には過度に計算資源を割かないことで、演算量を約30分の1に削減。必要な部分だけを重点的に高速処理でき、騒音が発生した直後の不快な変化にも素早く対応できる。 実験では、ANCの起動から約1秒で効果を体感でき、騒音が変動しても精度が落ちないことを確認した。耳を塞ぐ必要がなく、複数人が同じ空間で自然に過ごせる点も特徴だ。自動車や航空機、鉄道といったモビリティ領域だけでなく、オフィス、ホテル、住宅など用途の幅は広い。走行音や都市騒音の低減、静音空間の提供など、生活の質向上につながるとしている。 NTTは今後、より大きな空間への展開や聴覚研究との統合を進め、グループ各社を通じてサービス化を目指す。同社は2024年11月にオープンイヤー型ヘッドホン向けの広帯域NC技術も発表しており、空間音響技術の研究開発をさらに加速させる方針だ。 Amazonで現在開催中のセールを見る Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています。.
NTTは、車内や会議室など“空間全体”の騒音に高速追従し、低減できる新しいノイズキャンセリング技術を発表した。これまでヘッドホンなど個人向けに限られていたANC(Active Noise Control)を、数m規模の室内全体で実現できるのは世界初だとしている。 アクティブノイズキャンセリングを空間全体に適用 ※クリックすると拡大画像が見られます 中核となるのは、複数のマイクとスピーカーを用いて空間内の騒音を打ち消すANC処理だ。従来技術では、DSPの処理速度が追いつかず、騒音の位置や広がりの変化に遅れが生じる課題があった。NTTはこの問題を2つの新技術で解決した。 1つ目は、GPGPUによる並列処理とRDMA技術、そしてマルチコア間の同期機構を組み合わせた「超低遅延・同期型ANC処理」。マイクやスピーカーとの同期遅延をわずか2マイクロ秒に抑え、ANC用プロセッサの電力効率は従来比1万分の1の水準に到達。車載用途でも使えるレベルの省電力化を実現したという。 2つ目は、騒音の“広がり方”の変化に着目した追従技術だ。不快に感じる広がりの変化にのみ積極的に追従し、そうでない変化には過度に計算資源を割かないことで、演算量を約30分の1に削減。必要な部分だけを重点的に高速処理でき、騒音が発生した直後の不快な変化にも素早く対応できる。 実験では、ANCの起動から約1秒で効果を体感でき、騒音が変動しても精度が落ちないことを確認した。耳を塞ぐ必要がなく、複数人が同じ空間で自然に過ごせる点も特徴だ。自動車や航空機、鉄道といったモビリティ領域だけでなく、オフィス、ホテル、住宅など用途の幅は広い。走行音や都市騒音の低減、静音空間の提供など、生活の質向上につながるとしている。 NTTは今後、より大きな空間への展開や聴覚研究との統合を進め、グループ各社を通じてサービス化を目指す。同社は2024年11月にオープンイヤー型ヘッドホン向けの広帯域NC技術も発表しており、空間音響技術の研究開発をさらに加速させる方針だ。 Amazonで現在開催中のセールを見る Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています。
United States Latest News, United States Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
NTT Comと網屋の資本業務提携についてNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)と株式会社網屋(以下 網屋)は、本日資本業務提携に関する契約を締結しました。 本提携により、NTT Comが提供するセキュリティソリューション...
Read more »
NTTの社名変更で「社歌」はどうなる? 広報に聞いた:ふぉーんなハナシ7月1日、日本電信電話は正式に社名を「NTT」に改めた。もともと略称として浸透していた「NTT」という呼称が、ついに正式な社名となったわけだ。社歌はどうなったのだろうか――。
Read more »
NTT、世界初のSAR衛星を持ちて道路陥没の予兆を検知する技術を開発 (2025年11月12日)NTT株式会社は11月7日、合成開口レーダー衛星(SAR衛星)から道路陥没の予兆を捉える手法の実証に...
Read more »
NTT、ドライブレコーダ画像からインフラ設備位置を高精度に特定…新技術を確立NTTは11月11日、ドライブレコーダ等の車載カメラで撮影した画像から、画像内のインフラ設備位置を特定する技術を確立したと発表した。
Read more »
NTT、数メートル四方の空間の騒音を消す技術を開発 イヤホンなしでノイズキャンセリング (2025年11月13日)NTTは、数メートル四方の空間内のさまざまな騒音を打ち消す「空間ノイズキャンセリング技術」を開発した...
Read more »
NTT ArtTechnology、ArtTechViewに西洋絵画縦型プランを追加NTT ArtTechnologyは、4Kモニターで美術作品を鑑賞できるサービス「ArtTechView」に、オルセー美術館の印象派作品などを楽しめる「西洋絵画縦型プラン」を追加しました。マネ、ドガ、モネ、ルノワール、ゴッホなど、21名の画家による46作品を、高精細デジタルデータで提供します。
Read more »
