半導体デバイス・プロセス技術と半導体回路技術に関する最先端の研究開発成果を披露する国際学会「VLSIシンポジウム(2023 IEEE Symposium on VLSI Technology and Circuits)」が、6月11日に京都市のホテル「リーガロイヤルホテル京都」で始まった。イベントの略称は「2023 VLSIシンポジウム」あるいは「2023 VLSI」である。
はじめは、技術講演会での発表を目指して研究者や技術者などが投稿した論文と、発表の機会を得た論文について述べる。投稿件数は359件で前年のハワイ開催を上回った。過去5年では最も多い投稿件数である。2020年ころまでは投稿件数に漸減傾向が見られたが、2022年と2023年は投稿件数が急上昇した。 採択論文の件数は123件である。採択率は34%で、2020年以降とほぼ変わらない。採択件数の123件というのは過去10年では最大の件数である。このため、技術講演会のスケジュールが最終日の木曜夕方まで、ぎっしりと詰まったものとなっている。投稿論文数を地域別に見ていくと、北米が86件で最も多い。次に79件の韓国、その次に73件の中国と続く。近年、北米は投稿数が減少傾向にある。韓国と中国は増加傾向にあり、特に中国からの投稿が急激に増えてきた。続いて採択論文数を地域別に見ていく。こちらも北米が35件で最も多い。韓国が28件で続く。その次は中国ではなく、日本となる。件数は16件。その後は欧州が15件、中国が10件となる。近年の傾向は、北米が漸減、韓国が増加、欧州は横ばい、中国は漸増に見える。日本は2022年までは横ばいだったが、2023年は過去10年で最多の採択数を記録した。次は分野別の投稿件数と採択件数である。投稿件数が最も多い分野はプロセッサで、投稿数は97件に達する。2017年以前は40件に満たなかったので、ここ5年で急増している。次に多かったセンサーは39件とプロセッサの半分に満たない。プロセッサの投稿数が飛び抜けて多いことが分かる。採択件数が最も多い分野もプロセッサで、22件が採択された。採択率は27%で全体平均の34%よりも低い。採択数が次に多い分野はセンサーで、20件が採択された。採択率は51%でかなり高い。投稿論文数を大学と企業で分けると、大学が大半を占める。この傾向は10年前からあまり変わらない。企業の投稿数比率は10年近く前に30%強だったのが、ここ2~3年は22%に下がっている。分野別の採択数と日本の採択数を比較すると、日本はメモリ分野での採択比率が多い。11件中5件を日本企業が占める。分野別の件数そのものでは、センサーが3件とメモリに次いで多い。ただしセンサーの採択数は20件と多いので、日本が占める割合はあまり高くない。分野別の採択件数と日本の採択件数。4月25日に開催された記者会見の資料から組織別の採択数では韓国の国立大学KAISTが9件で最も多い。次が韓国のSamsung Electronicsで7件、その次がシンガポール国立大学で6件、米国のミシガン大学が5件と続く。上位4組織の中で3組織が大学、3組織がアジアとなっている。 企業はトップが前述の通りSamsungで7件、その次が米国Intelの4件である。それから台湾MediaTekとソニーセミコンダクタソリューションズがいずれも3件を数える。なお日本はトップが東京工業大学で4件、次がソニーセミコンダクタソリューションズで3件である。.
はじめは、技術講演会での発表を目指して研究者や技術者などが投稿した論文と、発表の機会を得た論文について述べる。投稿件数は359件で前年のハワイ開催を上回った。過去5年では最も多い投稿件数である。2020年ころまでは投稿件数に漸減傾向が見られたが、2022年と2023年は投稿件数が急上昇した。 採択論文の件数は123件である。採択率は34%で、2020年以降とほぼ変わらない。採択件数の123件というのは過去10年では最大の件数である。このため、技術講演会のスケジュールが最終日の木曜夕方まで、ぎっしりと詰まったものとなっている。投稿論文数を地域別に見ていくと、北米が86件で最も多い。次に79件の韓国、その次に73件の中国と続く。近年、北米は投稿数が減少傾向にある。韓国と中国は増加傾向にあり、特に中国からの投稿が急激に増えてきた。続いて採択論文数を地域別に見ていく。こちらも北米が35件で最も多い。韓国が28件で続く。その次は中国ではなく、日本となる。件数は16件。その後は欧州が15件、中国が10件となる。近年の傾向は、北米が漸減、韓国が増加、欧州は横ばい、中国は漸増に見える。日本は2022年までは横ばいだったが、2023年は過去10年で最多の採択数を記録した。次は分野別の投稿件数と採択件数である。投稿件数が最も多い分野はプロセッサで、投稿数は97件に達する。2017年以前は40件に満たなかったので、ここ5年で急増している。次に多かったセンサーは39件とプロセッサの半分に満たない。プロセッサの投稿数が飛び抜けて多いことが分かる。採択件数が最も多い分野もプロセッサで、22件が採択された。採択率は27%で全体平均の34%よりも低い。採択数が次に多い分野はセンサーで、20件が採択された。採択率は51%でかなり高い。投稿論文数を大学と企業で分けると、大学が大半を占める。この傾向は10年前からあまり変わらない。企業の投稿数比率は10年近く前に30%強だったのが、ここ2~3年は22%に下がっている。分野別の採択数と日本の採択数を比較すると、日本はメモリ分野での採択比率が多い。11件中5件を日本企業が占める。分野別の件数そのものでは、センサーが3件とメモリに次いで多い。ただしセンサーの採択数は20件と多いので、日本が占める割合はあまり高くない。分野別の採択件数と日本の採択件数。4月25日に開催された記者会見の資料から組織別の採択数では韓国の国立大学KAISTが9件で最も多い。次が韓国のSamsung Electronicsで7件、その次がシンガポール国立大学で6件、米国のミシガン大学が5件と続く。上位4組織の中で3組織が大学、3組織がアジアとなっている。 企業はトップが前述の通りSamsungで7件、その次が米国Intelの4件である。それから台湾MediaTekとソニーセミコンダクタソリューションズがいずれも3件を数える。なお日本はトップが東京工業大学で4件、次がソニーセミコンダクタソリューションズで3件である。
United States Latest News, United States Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
【福田昭のセミコン業界最前線】 次世代のスマート家電を担う低消費AIプロセッサとは?京都で4年ぶりのVLSIシンポジウム開催半導体のデバイス・プロセス技術と集積回路技術に関する最先端の研究開発成果を披露する国際学会「VLSIシンポジウム(2023 IEEE Symposium on VLSI Technology and Circuits)」が、今年(2023年)も6月中旬に開催される。2023年4月25日(日本時間)にはプログラムが公式Webサイトで公開されるともに、オンラインで日本の報道機関・記者向けの説明会が開催された。
Read more »
アジア最大級の国際短編映画祭「 SSFF & ASIA 2023」がスタート、今年の注目作品を紹介。米国アカデミー賞公認でアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)2023」が、6月6日から26日まで、都内複数会場およびオンラインで開催される。今年のテーマは、「UNLOCK──飛び込め 新しい世界へ──」。インターナショナル部門が25周年を迎える同映画祭の魅力に迫る。
Read more »
【福田昭のセミコン業界最前線】 NANDフラッシュメモリに続いて大容量DRAMも将来は3次元積層へ半導体デバイス・プロセス技術と半導体回路技術に関する最先端の研究開発成果を披露する国際学会「VLSIシンポジウム(2023 IEEE Symposium on VLSI Technology and Circuits)」が、2023年6月11日(日曜日)~16日(金曜日)に京都市のホテル「リーガロイヤルホテル京都」で開催される。略称は「2023 VLSIシンポジウム」あるいは「2023 VLSI」である。
Read more »
次世代トランジスタと次世代3D NANDを実現するデバイス・プロセス技術【VLSIシンポジウム前日レポート】半導体デバイス・プロセス技術と半導体回路技術に関する最先端の研究開発成果を披露する国際学会「VLSIシンポジウム(2023 IEEE Symposium on VLSI Technology and Circuits)」が、2023年6月11日に京都市のホテルリーガロイヤルホテル京都で始まった。イベントの略称は「2023 VLSIシンポジウム」あるいは「2023 VLSI」である。
Read more »
