坂本龍一展がまだまだ開催中:WIRED WHITE LIST #009

坂本龍一 / Ryuichi Sakamoto News

坂本龍一展がまだまだ開催中:WIRED WHITE LIST #009
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イノベーションとアイデアのタネはどこにある? 『WIRED』がキャッチした、ファイブ(またはシックス)センスを刺激するグッドニュース。東京都現代美術館で3月30日まで開催中の坂本龍一展のこと。

その問いは、きっと時を超えて受け継がれる 1982年に刊行された『音を視る 時を聴く』は、坂本龍一と哲学者の大森荘蔵による対談本だ。人は時間を、音をどのように知覚するのか。それは客観的に計測できるのか。当時の坂本が抱いた疑問のあれこれに、大森が答えていく。 そんな坂本の頭の中に数十年前からあった「時間とは何か」という問い、そしてそれに対する坂本やコラボレーターの思考を展覧会にしたのが、東京都現代美術館で2025年3月30日まで開催中の「坂本龍一|音を視る 時を聴く」だ。2023年に世を去った坂本が自ら構想に関わった最新で最後の展覧会であり、意外にも日本初の大規模展でもある。 90年代以降、マルチメディアを活用したパフォーマンスを展開してきた坂本は、2000年代に入りさまざまなアーティストとの協働によって音を展示空間に立体的に設置する実践を重ねた。同展ではダムタイプの高谷史郎や映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクン、アーティストのカールステン・ニコライら7名とのコラボレーションによって生み出された10点あまりの没入型&体感型インスタレーションを屋内外で展開している。 同展の最後に登場するのは、坂本龍一とメディアアーティストの岩井俊雄による「Music Plays Images × Images Play Music」。1996年に水戸芸術館で初披露された同作は、坂本が奏でるMIDIピアノの音を岩井のプログラムで瞬時に映像にし、スクリーンに投影することで音を可視化する作品だった。今回の展示では、岩井が発見した1997年の坂本によるアルスエレクトロニカでの演奏の映像を、グランドピアノの前に置かれたガラス板に反射させることで坂本の映像を再現した。 この作品、鑑賞者は出口に向かう途中でガラスの裏側を目にすることになる。板一枚を越えると坂本が消え音とグランドピアノだけが残るという事実は、彼がもういないという事実を突きつける。だが、人は去っても作品は死なず。その裏にあるアーティストの問いや思考も他者につながれ、進化していくということを、この展覧会は証明していたのだった。 EVENT DATA 坂本龍一 | 音を視る 時を聴く 会期:~2025年3月30日(日) 会場:東京都現代美術館 ●東京都江東区三好4-1-1 時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで) 一般2,400円/大学生・専門学校生・65 歳以上1,700円/中高生960円/小学生以下無料 ※『WIRED』によるARTの関連記事はこちら。 Related Articles 『WIRED』の「THE WIRED WORLD IN 20XX」シリーズは、未来の可能性を拡張するアイデアやイノベーションのエッセンスが凝縮された毎年恒例の大好評企画だ。ユヴァル・ノア・ハラリやオードリー・タン、安野貴博、九段理江をはじめとする40名以上のビジョナリーが、テクノロジーやビジネス、カルチャーなど全10分野において、2025年を見通す最重要キーワードを掲げている。本特集は、未来を実装する者たちにとって必携の手引きとなるだろう。 詳細はこちら。.

その問いは、きっと時を超えて受け継がれる 1982年に刊行された『音を視る 時を聴く』は、坂本龍一と哲学者の大森荘蔵による対談本だ。人は時間を、音をどのように知覚するのか。それは客観的に計測できるのか。当時の坂本が抱いた疑問のあれこれに、大森が答えていく。 そんな坂本の頭の中に数十年前からあった「時間とは何か」という問い、そしてそれに対する坂本やコラボレーターの思考を展覧会にしたのが、東京都現代美術館で2025年3月30日まで開催中の「坂本龍一|音を視る 時を聴く」だ。2023年に世を去った坂本が自ら構想に関わった最新で最後の展覧会であり、意外にも日本初の大規模展でもある。 90年代以降、マルチメディアを活用したパフォーマンスを展開してきた坂本は、2000年代に入りさまざまなアーティストとの協働によって音を展示空間に立体的に設置する実践を重ねた。同展ではダムタイプの高谷史郎や映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクン、アーティストのカールステン・ニコライら7名とのコラボレーションによって生み出された10点あまりの没入型&体感型インスタレーションを屋内外で展開している。 同展の最後に登場するのは、坂本龍一とメディアアーティストの岩井俊雄による「Music Plays Images × Images Play Music」。1996年に水戸芸術館で初披露された同作は、坂本が奏でるMIDIピアノの音を岩井のプログラムで瞬時に映像にし、スクリーンに投影することで音を可視化する作品だった。今回の展示では、岩井が発見した1997年の坂本によるアルスエレクトロニカでの演奏の映像を、グランドピアノの前に置かれたガラス板に反射させることで坂本の映像を再現した。 この作品、鑑賞者は出口に向かう途中でガラスの裏側を目にすることになる。板一枚を越えると坂本が消え音とグランドピアノだけが残るという事実は、彼がもういないという事実を突きつける。だが、人は去っても作品は死なず。その裏にあるアーティストの問いや思考も他者につながれ、進化していくということを、この展覧会は証明していたのだった。 EVENT DATA 坂本龍一 | 音を視る 時を聴く 会期:~2025年3月30日(日) 会場:東京都現代美術館 ●東京都江東区三好4-1-1 時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで) 一般2,400円/大学生・専門学校生・65 歳以上1,700円/中高生960円/小学生以下無料 ※『WIRED』によるARTの関連記事はこちら。 Related Articles 『WIRED』の「THE WIRED WORLD IN 20XX」シリーズは、未来の可能性を拡張するアイデアやイノベーションのエッセンスが凝縮された毎年恒例の大好評企画だ。ユヴァル・ノア・ハラリやオードリー・タン、安野貴博、九段理江をはじめとする40名以上のビジョナリーが、テクノロジーやビジネス、カルチャーなど全10分野において、2025年を見通す最重要キーワードを掲げている。本特集は、未来を実装する者たちにとって必携の手引きとなるだろう。 詳細はこちら。

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