元朝日新聞社編集委員でキヤノングローバル戦略研究所上席研究員で「台湾有事と日本の危機」(PHP新書)の著書もある峯村健司氏が12日、フジテレビ系の情報番組「サ… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
元朝日新聞社編集委員でキヤノングローバル戦略研究所上席研究員で「台湾有事と日本の危機」(PHP新書)の著書もある峯村健司氏が12日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。 高市早苗首相の台湾有事をめぐる「存立危機事態」発言に対し、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか」とXに投稿したことについて、薛剣氏の人柄や中国で置かれた立場を踏まえて解説した。 高市首相が7日の衆院予算委で、台湾有事をめぐり「日本の存立危機事態になりえる」と発言。歴代政権の見解を踏み越え、日本が集団的自衛権を行使できる事態になり得るとの認識を明確にした。この発言に、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか」とXに投稿。木原稔官房長官は10日「その趣旨は明確ではないものの、中国の在外公館の長の言動として、極めて不適切と言わざるを得ません」とし、強く抗議。一方、10日の中国外務省の会見で報道官は、当該投稿への論評を避けつつ、「強烈な不満と断固反対」を示し、擁護したとも取れる発言をしたと報じられている。高市氏は10日、11日の衆院予算委でも「存立危機事態」発言の撤回は否定している。 北京特派員経験もある峯村氏は「今回、高市さんの発言に対してというところ。従来の総理大臣よりは踏み込んだ発言であるのは確かなんですが、野党が言っているように取り消す発言かというとその必要はなくて、これまでの日本の答弁の延長線上の話。そもそも存立危機事態も可能性としてあり得るんだという話なんで、これは当たり前の話」と、まず高市氏の発言について解説。 その上で、実際に会ったこともある薛剣(せつけん)駐大阪総領事について「結構、本当にダンディな。見たままで。昔私会った時は、とてもじゃないけど首を切るみたいなことを言う人じゃなかった。おとなしい方で」と人柄を語った。 その人がなぜ過激な発言に至ったか。峯村氏は「薛剣さんの前任者の総領事はちょっと問題を起こしていまして、どうもそれがいわゆる汚職とかに関わったという話もあったので、そのあたりもあって頑張らなきゃいけないというか。というところで、今ちょっとある意味キャラクターが変わってしまうくらい、『強く』なっている」との見方を紹介。また、中国の「外交部自体が(攻撃的で威嚇的な)『戦狼(せんろう)』外交というような状態になってきているので、そのあたりの影響もあって、ちょっとだいぶ『強い』態度に出ているのではないか」と、習近平国家主席の外交姿勢が背景になっていると指摘した。峯村氏は「もともと外交部は、その国の担当と仲良くすることが目的であって、今の強気の習近平政権からすると、『お前ら生ぬるい、甘い』という風に見られる。結構外交部の今の幹部、前の外交部長もそうですし、外交部長になる候補もみんな汚職で取り調べられている。という意味で、外交部が『標的』になっているんです。中でも『日本語使い』のジャパンスクールと呼ばれている人たちは日本に甘いと言われているのでその逆張りで強く見せなきゃいけない」と解説した。 峯村氏は、薛剣氏も含め、日本語の堪能な外交官は中国でスパイ扱いされるという状況があるとして「元外交官の方がこないだ来日した時に私ショックだったんですけど、『私たちみたいな日本語使いはもう日本のスパイだと思われています』と」と語った。呉江浩・駐日大使も10日にX(旧ツイッター)で「台湾は中国の不可分の一部である。台湾問題を如何に解決するかは中国人自身の課題。『台湾有事は日本有事』を煽り、日本を中国分断の戦車に縛り付けるのであれば、最終的には引き返せない誤った道を歩むだけだ」と強い口調でポストしているが、皆村氏は「あの人も昔のキャラクターで言うと、すごく日本と良かったし。それが、もうこう強く言わなきゃいけないのは、まさにここなんです」と、習近平体制下での『政治状況』が背景になっていると指摘した。.
元朝日新聞社編集委員でキヤノングローバル戦略研究所上席研究員で「台湾有事と日本の危機」(PHP新書)の著書もある峯村健司氏が12日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。 高市早苗首相の台湾有事をめぐる「存立危機事態」発言に対し、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか」とXに投稿したことについて、薛剣氏の人柄や中国で置かれた立場を踏まえて解説した。 高市首相が7日の衆院予算委で、台湾有事をめぐり「日本の存立危機事態になりえる」と発言。歴代政権の見解を踏み越え、日本が集団的自衛権を行使できる事態になり得るとの認識を明確にした。この発言に、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか」とXに投稿。木原稔官房長官は10日「その趣旨は明確ではないものの、中国の在外公館の長の言動として、極めて不適切と言わざるを得ません」とし、強く抗議。一方、10日の中国外務省の会見で報道官は、当該投稿への論評を避けつつ、「強烈な不満と断固反対」を示し、擁護したとも取れる発言をしたと報じられている。高市氏は10日、11日の衆院予算委でも「存立危機事態」発言の撤回は否定している。 北京特派員経験もある峯村氏は「今回、高市さんの発言に対してというところ。従来の総理大臣よりは踏み込んだ発言であるのは確かなんですが、野党が言っているように取り消す発言かというとその必要はなくて、これまでの日本の答弁の延長線上の話。そもそも存立危機事態も可能性としてあり得るんだという話なんで、これは当たり前の話」と、まず高市氏の発言について解説。 その上で、実際に会ったこともある薛剣(せつけん)駐大阪総領事について「結構、本当にダンディな。見たままで。昔私会った時は、とてもじゃないけど首を切るみたいなことを言う人じゃなかった。おとなしい方で」と人柄を語った。 その人がなぜ過激な発言に至ったか。峯村氏は「薛剣さんの前任者の総領事はちょっと問題を起こしていまして、どうもそれがいわゆる汚職とかに関わったという話もあったので、そのあたりもあって頑張らなきゃいけないというか。というところで、今ちょっとある意味キャラクターが変わってしまうくらい、『強く』なっている」との見方を紹介。また、中国の「外交部自体が(攻撃的で威嚇的な)『戦狼(せんろう)』外交というような状態になってきているので、そのあたりの影響もあって、ちょっとだいぶ『強い』態度に出ているのではないか」と、習近平国家主席の外交姿勢が背景になっていると指摘した。峯村氏は「もともと外交部は、その国の担当と仲良くすることが目的であって、今の強気の習近平政権からすると、『お前ら生ぬるい、甘い』という風に見られる。結構外交部の今の幹部、前の外交部長もそうですし、外交部長になる候補もみんな汚職で取り調べられている。という意味で、外交部が『標的』になっているんです。中でも『日本語使い』のジャパンスクールと呼ばれている人たちは日本に甘いと言われているのでその逆張りで強く見せなきゃいけない」と解説した。 峯村氏は、薛剣氏も含め、日本語の堪能な外交官は中国でスパイ扱いされるという状況があるとして「元外交官の方がこないだ来日した時に私ショックだったんですけど、『私たちみたいな日本語使いはもう日本のスパイだと思われています』と」と語った。呉江浩・駐日大使も10日にX(旧ツイッター)で「台湾は中国の不可分の一部である。台湾問題を如何に解決するかは中国人自身の課題。『台湾有事は日本有事』を煽り、日本を中国分断の戦車に縛り付けるのであれば、最終的には引き返せない誤った道を歩むだけだ」と強い口調でポストしているが、皆村氏は「あの人も昔のキャラクターで言うと、すごく日本と良かったし。それが、もうこう強く言わなきゃいけないのは、まさにここなんです」と、習近平体制下での『政治状況』が背景になっていると指摘した。
中国 薛剣 Pagination 2Pages 日刊スポーツ
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