中田英寿・本田圭佑らが集結 「スポーツ文化」を育むためには

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中田英寿・本田圭佑らが集結 「スポーツ文化」を育むためには
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6月27日、大阪・関西万博を記念し、モナコと日本のレジェンドマッチ「United through Legends」が大阪・パナソニックスタジアム吹田で開かれた。日本サッカー協会は厚意で関係者を派遣してくれたが、連盟も代理人も絡んでいない正真正銘の親善試合だ。チケット収入の一部は能登半島地震の被災者支援に充てられる。フランスリーグ1部に所属するASモナコなどで活躍したリュドヴィク・ジュリさん、元

6月27日、大阪・関西万博を記念し、モナコと日本のレジェンドマッチ「United through Legends」が大阪・パナソニックスタジアム吹田で開かれた。日本サッカー協会は厚意で関係者を派遣してくれたが、連盟も代理人も絡んでいない正真正銘の親善試合だ。チケット収入の一部は能登半島地震の被災者支援に充てられる。 フランスリーグ1部に所属するASモナコなどで活躍したリュドヴィク・ジュリさん、元日本代表の松井大輔さんが発起人となり、両チームの選手一人一人に出場を呼びかけた。今どき珍しいノーギャラ。試合は選手たちの熱い思いで実現した。 日本からは中田英寿さん、名波浩さん、本田圭佑といった往年の日本代表メンバーが参加。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で監督を務めたフィリップ・トルシエさんが指揮を執った。現在、ASモナコに所属する南野拓実もキックオフセレモニーに駆けつけた。 かたやモナコチームには、ACミランの主将を務め、1998年のW杯で優勝したフランス代表のメンバーでもあったマルセル・デサイーさん、アーセン・ベンゲル監督が率いた黄金期のアーセナルで魔法のようなプレーを見せていたロベール・ピレスさん、マンチェスター・ユナイテッドで世界最高の左サイドバックとして活躍したパトリス・エブラさんらが集結した。 試合を主催した「BARBAGIUANS MONACO(バルバジアンズ・モナコ)」はモナコ公国アルベール2世によって設立された慈善団体で、そのサッカーチームは殿下のおいっ子に当たるルイ・デュクリエ氏が責任者とゲームキャプテンを兼ねる。万博は欧州でも話題になっていて、招かれた往年の名選手たちは喜んで日本までやって来た。 彼らは建築家・藤本壮介さんがプロデュースした万博会場に目を奪われ、試合当日の朝には大阪城を訪れたメンバーもいた。この日の様子はYouTubeのWOWOWサッカーでも紹介されている。日本での滞在は忘れがたい時間になったはずだ。 私はトルシエさんや中田さんのアテンド役兼通訳として、ロッカールームに入る機会に恵まれた。印象的だったのは、喜びにあふれた名選手たちの姿だ。久しぶりにスポットライトとファンの歓声の中でプレーできるという興奮からロッカーは少年のような笑顔と笑い声にあふれ、涙をにじませている選手もいた。若き日々を金沢で過ごした本田さんも感極まっていた。この夜、3得点を決めた柿谷曜一朗さんは第二の人生をどのように過ごしていくか、自問自答していた。トルシエさんは試合前のロッカールームで、かつて率いた選手に対してスピーチができたことを喜んでいた。 少し遅れて到着した中田さんは、変わらぬエレガンスとイタリア風のダンディズムを漂わせ、皆の腕に飛び込んでいった。ブラジルに敗北を喫した06年W杯の夜、キャリアの頂点にあった彼は早すぎるタイミングでサッカー界を去った。現在は実業家として日本の工芸品や酒を世界に紹介し、日本文化のメセナ活動をしている。サッカーとはかけ離れた人生を歩んでいる彼はスタジアムに行くこともないし、直近のW杯の結果も知らない。それでも中田さんは日本のサッカーファンの脳裏に、過去30年間で最高の選手の一人として刻まれている。 過去の偉大な芸術家やスポーツをたたえ、集団としての記憶を育むことは我々ジャーナリストや関係者、サポーターの仕事であるが、それにも増して国の指導者や行政の責務でもあろう。日本に文化としてのスポーツが根付かない一因はここにあるのではないか。「スポーツ外交」を唱えてはいるが、その歴史や立役者がふさわしい扱いを受けていない気がする。 モナコとの親善試合に日本の文部科学省やスポーツ庁の関係者は来場しなかった。霞が関の官僚は文化の一部でもあるスポーツを自ら称揚していない。彼らはいつも「大使」を派遣し、自分たちは現場に足を運ぶことなく済ませてしまう。この夜も来場されたのは、いつも活動的で自発的な高円宮妃殿下だった。「スポーツの力」を存分に生かしたスポーツ外交の実現を目指すなら、人任せではいけない。.

6月27日、大阪・関西万博を記念し、モナコと日本のレジェンドマッチ「United through Legends」が大阪・パナソニックスタジアム吹田で開かれた。日本サッカー協会は厚意で関係者を派遣してくれたが、連盟も代理人も絡んでいない正真正銘の親善試合だ。チケット収入の一部は能登半島地震の被災者支援に充てられる。 フランスリーグ1部に所属するASモナコなどで活躍したリュドヴィク・ジュリさん、元日本代表の松井大輔さんが発起人となり、両チームの選手一人一人に出場を呼びかけた。今どき珍しいノーギャラ。試合は選手たちの熱い思いで実現した。 日本からは中田英寿さん、名波浩さん、本田圭佑といった往年の日本代表メンバーが参加。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で監督を務めたフィリップ・トルシエさんが指揮を執った。現在、ASモナコに所属する南野拓実もキックオフセレモニーに駆けつけた。 かたやモナコチームには、ACミランの主将を務め、1998年のW杯で優勝したフランス代表のメンバーでもあったマルセル・デサイーさん、アーセン・ベンゲル監督が率いた黄金期のアーセナルで魔法のようなプレーを見せていたロベール・ピレスさん、マンチェスター・ユナイテッドで世界最高の左サイドバックとして活躍したパトリス・エブラさんらが集結した。 試合を主催した「BARBAGIUANS MONACO(バルバジアンズ・モナコ)」はモナコ公国アルベール2世によって設立された慈善団体で、そのサッカーチームは殿下のおいっ子に当たるルイ・デュクリエ氏が責任者とゲームキャプテンを兼ねる。万博は欧州でも話題になっていて、招かれた往年の名選手たちは喜んで日本までやって来た。 彼らは建築家・藤本壮介さんがプロデュースした万博会場に目を奪われ、試合当日の朝には大阪城を訪れたメンバーもいた。この日の様子はYouTubeのWOWOWサッカーでも紹介されている。日本での滞在は忘れがたい時間になったはずだ。 私はトルシエさんや中田さんのアテンド役兼通訳として、ロッカールームに入る機会に恵まれた。印象的だったのは、喜びにあふれた名選手たちの姿だ。久しぶりにスポットライトとファンの歓声の中でプレーできるという興奮からロッカーは少年のような笑顔と笑い声にあふれ、涙をにじませている選手もいた。若き日々を金沢で過ごした本田さんも感極まっていた。この夜、3得点を決めた柿谷曜一朗さんは第二の人生をどのように過ごしていくか、自問自答していた。トルシエさんは試合前のロッカールームで、かつて率いた選手に対してスピーチができたことを喜んでいた。 少し遅れて到着した中田さんは、変わらぬエレガンスとイタリア風のダンディズムを漂わせ、皆の腕に飛び込んでいった。ブラジルに敗北を喫した06年W杯の夜、キャリアの頂点にあった彼は早すぎるタイミングでサッカー界を去った。現在は実業家として日本の工芸品や酒を世界に紹介し、日本文化のメセナ活動をしている。サッカーとはかけ離れた人生を歩んでいる彼はスタジアムに行くこともないし、直近のW杯の結果も知らない。それでも中田さんは日本のサッカーファンの脳裏に、過去30年間で最高の選手の一人として刻まれている。 過去の偉大な芸術家やスポーツをたたえ、集団としての記憶を育むことは我々ジャーナリストや関係者、サポーターの仕事であるが、それにも増して国の指導者や行政の責務でもあろう。日本に文化としてのスポーツが根付かない一因はここにあるのではないか。「スポーツ外交」を唱えてはいるが、その歴史や立役者がふさわしい扱いを受けていない気がする。 モナコとの親善試合に日本の文部科学省やスポーツ庁の関係者は来場しなかった。霞が関の官僚は文化の一部でもあるスポーツを自ら称揚していない。彼らはいつも「大使」を派遣し、自分たちは現場に足を運ぶことなく済ませてしまう。この夜も来場されたのは、いつも活動的で自発的な高円宮妃殿下だった。「スポーツの力」を存分に生かしたスポーツ外交の実現を目指すなら、人任せではいけない。

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