【話の肖像画】歌手・石川さゆりさん<5>万雷の拍手…特別な50周年、涙止まらず デビュー50周年に当たる昨年10月のNHKホールでのコンサート。全員が青いペンライトを光らせて祝ってくださった。私、全く知らなかったんですが、涙が止まりませんでした。
《50周年を振り返った昨年、デビュー曲『かくれんぼ』を発売した3月25日に、故郷の熊本城ホールで行ったコンサートが周年の幕開けとなった。大きな舞台は10月29日、NHK紅白歌合戦と同じ会場であるNHKホールでの記念リサイタルだった。アンコールの幕が上がると観客の拍手が鳴りやまず、ただただ涙を流す石川さんがいた》 全員が青いペンライトを光らせて祝ってくださった。私、全く知らなかったんですが、それがすごく感動的でした。涙が止まりませんでした。あんなに拍手をいただいたのは初めてでした。もう、声を出すことさえできなくって…。今でも耳の奥に残っています。コロナ禍ということで、みなさんマスクをしてらして、声も出せない中、拍手をしていただいた。大きな節目ですが、シンプルに伝えたかったことは音楽と歌なんです。いろいろな装飾はつけない。そうやって石川さゆりは50年過ごしてきた、そういうステージを作りましょうって。 絶対に皆が聞きたい歌、絶対に歌わなければならない歌、思い出がある歌とコーナーを作って、曲を書いた紙をボードに張るんですが、いっぱいになって、全部歌えるわけないじゃないって。何度も張ったり、外したりを繰り返しました。 いままでやってきた歌謡曲の編成だけでなく、千住明さん(作曲家、音楽プロデューサー)が率いるSENJU LAB(東京芸術大の学生・卒業生らによる創作ワークショップグループ)のみなさんと大きなアレンジで試みました。 《SENJU LABの演奏をバックに『天城越え』『津軽海峡・冬景色』や50周年記念曲『残雪』を披露。ステージには千住さんの兄である画家、博氏の絵がアニメーションとなって映し出され、石川さんの歌声とコラボ。圧巻だった。さらに〝時代の風を感じる〟というテイストも見逃せない》 50年間、時を感じながら過ごしてきました。そしていま、自分たちが思うことは何だろうって。いま、なぜ世界中の子供たちが大変なんだろう。ニュースを見て、日本でもいじめや幼児虐待、通園バスでの放置、子供の声がうるさいからって、公園から閉め出されたり…。本当に子供の事件、事故や悲しいことが多い。子供たちをテーマにした「君たちは幸せになるために生まれてきたんだよ」という歌を作りたいと思い、亀田誠治さん(音楽プロデューサー、作曲家)にお願いした。ラッパーのKREVAさんにも参加してもらい、リサイタルで発表したのが、『愛されるために君は生まれた』(作詞・いしわたり淳治、KREVA、作曲・亀田誠治=今年発売予定)なんです。 亀田さんとは昭和、平成、令和と3時代にわたって『JAPAN』(3部作)のアルバム制作でご一緒させていただいた。日本の古き良き歌である童謡、民謡、小唄、端唄(はうた)、都々逸などをさゆり風に残そうとした企画です。でも時代の風も入れなきゃって、『愛される…』はロックっぽくしたり、ジャジーなテイストにしたり、いろんなことをして作りました。ファンの方も喜んでくれたみたいです。 《この曲は、一昨年の紅白で歌った『火事と喧嘩(けんか)は江戸の華』に続いて披露され、KREVAのラップが石川さんの歌に溶け込むようにフィットして〝今〟があった。〝時を感じる〟にはしかし、続きがあった。平成19年に逝った阿久悠との〝再会〟…》(聞き手 清水満).
《50周年を振り返った昨年、デビュー曲『かくれんぼ』を発売した3月25日に、故郷の熊本城ホールで行ったコンサートが周年の幕開けとなった。大きな舞台は10月29日、NHK紅白歌合戦と同じ会場であるNHKホールでの記念リサイタルだった。アンコールの幕が上がると観客の拍手が鳴りやまず、ただただ涙を流す石川さんがいた》 全員が青いペンライトを光らせて祝ってくださった。私、全く知らなかったんですが、それがすごく感動的でした。涙が止まりませんでした。あんなに拍手をいただいたのは初めてでした。もう、声を出すことさえできなくって…。今でも耳の奥に残っています。コロナ禍ということで、みなさんマスクをしてらして、声も出せない中、拍手をしていただいた。大きな節目ですが、シンプルに伝えたかったことは音楽と歌なんです。いろいろな装飾はつけない。そうやって石川さゆりは50年過ごしてきた、そういうステージを作りましょうって。 絶対に皆が聞きたい歌、絶対に歌わなければならない歌、思い出がある歌とコーナーを作って、曲を書いた紙をボードに張るんですが、いっぱいになって、全部歌えるわけないじゃないって。何度も張ったり、外したりを繰り返しました。 いままでやってきた歌謡曲の編成だけでなく、千住明さん(作曲家、音楽プロデューサー)が率いるSENJU LAB(東京芸術大の学生・卒業生らによる創作ワークショップグループ)のみなさんと大きなアレンジで試みました。 《SENJU LABの演奏をバックに『天城越え』『津軽海峡・冬景色』や50周年記念曲『残雪』を披露。ステージには千住さんの兄である画家、博氏の絵がアニメーションとなって映し出され、石川さんの歌声とコラボ。圧巻だった。さらに〝時代の風を感じる〟というテイストも見逃せない》 50年間、時を感じながら過ごしてきました。そしていま、自分たちが思うことは何だろうって。いま、なぜ世界中の子供たちが大変なんだろう。ニュースを見て、日本でもいじめや幼児虐待、通園バスでの放置、子供の声がうるさいからって、公園から閉め出されたり…。本当に子供の事件、事故や悲しいことが多い。子供たちをテーマにした「君たちは幸せになるために生まれてきたんだよ」という歌を作りたいと思い、亀田誠治さん(音楽プロデューサー、作曲家)にお願いした。ラッパーのKREVAさんにも参加してもらい、リサイタルで発表したのが、『愛されるために君は生まれた』(作詞・いしわたり淳治、KREVA、作曲・亀田誠治=今年発売予定)なんです。 亀田さんとは昭和、平成、令和と3時代にわたって『JAPAN』(3部作)のアルバム制作でご一緒させていただいた。日本の古き良き歌である童謡、民謡、小唄、端唄(はうた)、都々逸などをさゆり風に残そうとした企画です。でも時代の風も入れなきゃって、『愛される…』はロックっぽくしたり、ジャジーなテイストにしたり、いろんなことをして作りました。ファンの方も喜んでくれたみたいです。 《この曲は、一昨年の紅白で歌った『火事と喧嘩(けんか)は江戸の華』に続いて披露され、KREVAのラップが石川さんの歌に溶け込むようにフィットして〝今〟があった。〝時を感じる〟にはしかし、続きがあった。平成19年に逝った阿久悠との〝再会〟…》(聞き手 清水満)
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