マザーボードのBIOSがRyzen 9000シリーズに対応しているかの見分け方とともに、もし古いBIOSバージョンのマザーボードを持っていたら、どのような手順でBIOS更新をすればよいかを実機を用いて紹介する。
AMDからRyzen 9000シリーズがリリースされ、このタイミングでPCの買い換えを検討されている方も多いことだろう。Ryzen 9000シリーズは、先代8000シリーズに引き続きAMD 600シリーズマザーボードが利用できる。すでに販売されているマザーボードを継続利用できるという点は、うれしいことである一方、BIOSのバージョンには注意が必要だ。新CPUはそれをサポートするBIOS(ファームウェア)が入っていてはじめて利用できる。非対応のBIOSバージョンでは電源を入れていくら待っていても画面には何も表示されない。 Ryzen 9000シリーズのリリースからしばらく経過しているので、今現在店頭に並ぶマザーボードのほとんどはRyzen 9000シリーズ対応BIOSに置き換わっていると思われる。ただ、万が一、古いBIOSバージョンのマザーボードが紛れて販売されていた……ことがないとは言い切れない。そこで、今回はMSIのマザーボードを例に、そのマザーボードのBIOSがRyzen 9000シリーズに対応しているか否かの見分け方を紹介するとともに、もしも古いBIOSバージョンのままのマザーボードを引いてしまった場合にどのような手順でBIOS更新をすればよいかを実機を用いて指南しよう。当然のことではあるが、新CPUがリリースされる場合、マザーボードメーカーはそれ以前から新CPU対応BIOSを準備しており、その新CPUがリリースされる少し前から新CPU対応BIOSに切り換えて出荷する。あるいはすでに代理店やショップに入荷している在庫商品については、新CPUリリースに合わせてスタッフが手作業でBIOS更新するといった準備も行なわれている。 新CPUに対応するマザーボードはアピールしたいものだ。そしてユーザーにしても、余計な手間なくスムーズに組み立てられるマザーボードを望む。だからメーカーも新CPU対応BIOSを搭載するマザーボードに目印を用意している。今回のRyzen 9000シリーズ、そしてMSIのAMD 600シリーズマザーボードであれば「AMD Ryzen 9000 DESKTOP READY」というシールがそれだ。ひとつ注記しておくと、あくまで現時点でリリース済みのRyzen 9000シリーズCPUが対象であって、今後Ryzen 9000シリーズCPUの派生モデルが登場した時にはまた新たなBIOSが必要になる場合もある。その時はまた新たなシールが用意されるかもしれない。 さて、「AMD Ryzen 9000 DESKTOP READY」を目印にマザーボードを購入できればよいが、現物を確認できない通販などで、もしも古いBIOSのままのマザーボードを入手してしまったら……。次はそうした場合について紹介したい。あきらめる必要はない。MSIの「Flash BIOS Button」機能があればメーカーやショップのサポートに頼らず自力でBIOS更新ができる。「Flash BIOS Button」は、MSIマザーボードで一般的なBIOSメニューから利用できる「M-Flash」とは別に搭載されているBIOS更新手段だ。「Flash BIOS Button」にCPUは不要。CPUを装着しない状態で利用できるのだから、Ryzen 9000シリーズのように旧ソケットが使い回せる新CPUが登場したような時こそ真価を発揮する。 なんならメモリもSSDもビデオカードも不要で、PCケースに入れる必要もないからバラック状態で作業できる。パッケージから取り出すPCパーツはマザーボードと電源のみでほかは未開封でもよい。ディスプレイもキーボードも、PCケースにある電源ボタンの配線も不要だ。マザーボードと電源ユニットを接続して電力を供給、USBメモリに更新するBIOSファイルを入れて専用USBポートに挿せばもうBIOS更新の準備が整う。「Flash BIOS Button」のような機能は上位モデルでしか利用できない……と思っている方も多いと思うが、そんなことはない。現在では、お求めやすい価格のPROシリーズにも「Flash BIOS Button」機能が搭載されている。現在MSIが取り扱っているAMD 600シリーズマザーボードにおける「Flash BIOS Button」の有無をリスト化したのでご覧いただこう。.
AMDからRyzen 9000シリーズがリリースされ、このタイミングでPCの買い換えを検討されている方も多いことだろう。Ryzen 9000シリーズは、先代8000シリーズに引き続きAMD 600シリーズマザーボードが利用できる。すでに販売されているマザーボードを継続利用できるという点は、うれしいことである一方、BIOSのバージョンには注意が必要だ。新CPUはそれをサポートするBIOS(ファームウェア)が入っていてはじめて利用できる。非対応のBIOSバージョンでは電源を入れていくら待っていても画面には何も表示されない。 Ryzen 9000シリーズのリリースからしばらく経過しているので、今現在店頭に並ぶマザーボードのほとんどはRyzen 9000シリーズ対応BIOSに置き換わっていると思われる。ただ、万が一、古いBIOSバージョンのマザーボードが紛れて販売されていた……ことがないとは言い切れない。そこで、今回はMSIのマザーボードを例に、そのマザーボードのBIOSがRyzen 9000シリーズに対応しているか否かの見分け方を紹介するとともに、もしも古いBIOSバージョンのままのマザーボードを引いてしまった場合にどのような手順でBIOS更新をすればよいかを実機を用いて指南しよう。当然のことではあるが、新CPUがリリースされる場合、マザーボードメーカーはそれ以前から新CPU対応BIOSを準備しており、その新CPUがリリースされる少し前から新CPU対応BIOSに切り換えて出荷する。あるいはすでに代理店やショップに入荷している在庫商品については、新CPUリリースに合わせてスタッフが手作業でBIOS更新するといった準備も行なわれている。 新CPUに対応するマザーボードはアピールしたいものだ。そしてユーザーにしても、余計な手間なくスムーズに組み立てられるマザーボードを望む。だからメーカーも新CPU対応BIOSを搭載するマザーボードに目印を用意している。今回のRyzen 9000シリーズ、そしてMSIのAMD 600シリーズマザーボードであれば「AMD Ryzen 9000 DESKTOP READY」というシールがそれだ。ひとつ注記しておくと、あくまで現時点でリリース済みのRyzen 9000シリーズCPUが対象であって、今後Ryzen 9000シリーズCPUの派生モデルが登場した時にはまた新たなBIOSが必要になる場合もある。その時はまた新たなシールが用意されるかもしれない。 さて、「AMD Ryzen 9000 DESKTOP READY」を目印にマザーボードを購入できればよいが、現物を確認できない通販などで、もしも古いBIOSのままのマザーボードを入手してしまったら……。次はそうした場合について紹介したい。あきらめる必要はない。MSIの「Flash BIOS Button」機能があればメーカーやショップのサポートに頼らず自力でBIOS更新ができる。「Flash BIOS Button」は、MSIマザーボードで一般的なBIOSメニューから利用できる「M-Flash」とは別に搭載されているBIOS更新手段だ。「Flash BIOS Button」にCPUは不要。CPUを装着しない状態で利用できるのだから、Ryzen 9000シリーズのように旧ソケットが使い回せる新CPUが登場したような時こそ真価を発揮する。 なんならメモリもSSDもビデオカードも不要で、PCケースに入れる必要もないからバラック状態で作業できる。パッケージから取り出すPCパーツはマザーボードと電源のみでほかは未開封でもよい。ディスプレイもキーボードも、PCケースにある電源ボタンの配線も不要だ。マザーボードと電源ユニットを接続して電力を供給、USBメモリに更新するBIOSファイルを入れて専用USBポートに挿せばもうBIOS更新の準備が整う。「Flash BIOS Button」のような機能は上位モデルでしか利用できない……と思っている方も多いと思うが、そんなことはない。現在では、お求めやすい価格のPROシリーズにも「Flash BIOS Button」機能が搭載されている。現在MSIが取り扱っているAMD 600シリーズマザーボードにおける「Flash BIOS Button」の有無をリスト化したのでご覧いただこう。
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