人工知能(AI)向けクラウドサービスを手がける米コアウィーブは10日、顧客契約の履行遅延を受け、2025年通期の売上高見通しを引き下げた。AIブームへの対応を急ぐ同社にとっては後退となる。
コアウィーブは7-9月(第3四半期)決算に関する説明会で、25年通期売上高が50億5000万-51億5000万ドル(約7800億円-7900億円)になる見通しを示した。従来は最大53億5000万ドルとしていた。 マイケル・イントレーター最高経営責任者(CEO)は説明会で、「第三者のデータセンター開発業者の進捗(しんちょく)遅延が一時的に影響している」と述べた。10-12月(第4四半期)決算にはこの問題が反映されるものの、影響を受けた顧客とは納期調整で合意しており、「当初契約の総額は維持できる」とした。 3月に新規株式公開(IPO)を実施した同社は、AI関連支出ブームに乗ろうとする投資家の注目を集めている。同社はAI半導体大手のエヌビディアと緊密に連携しており、顧客にはOpenAIやマイクロソフトなどが名を連ねる。 コアウィーブはネオクラウド(次世代型クラウド事業者)と呼ばれる新興企業群の一社で、高性能AIチップへのアクセスを貸し出す事業を展開している。旺盛な需要を背景に、データセンターの拡張と最新設備の導入を急いでおり、マイクロソフトへの依存度を下げるため顧客基盤の多様化も進めている。 一方で売上高は13億6000万ドルに増加し、市場予想の12億9000万ドルを上回った。1株当たり損益は22セントの赤字で、市場予想では57セントの損失と見込まれていた。OpenAIが計算能力強化へ、コアウィーブとの契約3.
35兆円規模に拡大
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