AppleはAIで遅れているのか? Google・OpenAIとは異なる“独自路線”ゆえのジレンマ(1/2 ページ)

AI News

AppleはAIで遅れているのか? Google・OpenAIとは異なる“独自路線”ゆえのジレンマ(1/2 ページ)
製品動向くわしく
  • 📰 itmedia_news
  • ⏱ Reading Time:
  • 63 sec. here
  • 5 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 36%
  • Publisher: 63%

米Appleが開発者会議WWDC 2025で発表したのは派手なAI機能ではなく、UIデザインの大幅刷新だった。「Liquid Glass」と呼ばれる新モチーフでユーザー体験を向上させる一方、Apple Intelligenceは開発遅延が続く。AI競争で後れを取るAppleだが、独自の戦略で巻き返しを図る。

今回、Appleにとって発表の主軸は「デザインの変更」だった。Liquid Glassと呼ばれる新しいモチーフは、UIとコンテンツが重なることが増えた時代を見据えてのことだろう。透明なだけならこれまでにもあったが、「自然に、邪魔にならないように重ねる」「透過している部分のエッジを自然に処理する」といった課題を解決し、より新鮮味が強いユーザーインタフェースを目指したものといえる。ニュースを聞いて「ちょっとデザインが変わっただけ」と思う人もいるだろうが、「きれいで好ましい」と思う人もいる。意外と後者の人が多いのも事実だ。24年の目玉はApple Intelligenceだった。それに比べると、確かにインパクトは小さい。しかも、Apple Intelligenceの中核にあった機能である「改良されたSiri」は、発表から1年が経過した現在も、まだ登場していない。Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニア・バイスプレジデントのクレイグ・フェデリギ氏は、「開発作業は継続中。Appleらしい品質を満たすには、より多くの時間が必要だ。詳細についてはここからの1年でお伝えできるだろう」と語っている。25年春に延期が伝えられてから、ステータスに変化はない。 Apple Intelligenceは多様なAI機能をまとめたものだが、その中核にあるのが新しいSiriだ。音声で滑らかに回答する機能に加え、スマホやMacの中の個人情報・アプリ利用履歴などを使い、スマホ内の行動を「人間それぞれが持つコンテクスト」を生かして処理するもの、とされていた。だがその機能の開発が難航したため、Apple Intelligenceは全力を出しきれていない。ただその中には、「ライブ翻訳」や「電話のスクリーニング」といった、GoogleのPixelシリーズにはすでにあったものが多いのも事実ではある。迷惑電話や迷惑メールに関する機能、翻訳などは「あったほうがいいもの」であり、オンデバイスAIであるApple Intelligenceで使えるようになるのは基本プラスである。多くの数を占めるiPhoneユーザーが使えるようになることの意味は非常に大きい、と前向きに捉えるべきかと思っているが、「後追い」といわれてもしょうがない。また、注文・発送に関する電子メールが自動的にまとめられ、「買い物に関連する情報」として要約した上で、ウォレット機能の中から見られるようになるのも便利だろうと思う。 Appleとしては、そうした機能を「どのような使い勝手で見せるか」が腕の見せ所だ。他社との違いは、iPhoneというスマホだけでなく、iPadやMacとも連携する部分。今回から「iPhoneと連動して使うアプリ」として、iPadやMac向けにも「電話アプリ」が搭載されていたりする。そこでもApple Intelligenceが使えるのは、「Apple製品同士」をつないで作っているからこその価値である。.

今回、Appleにとって発表の主軸は「デザインの変更」だった。Liquid Glassと呼ばれる新しいモチーフは、UIとコンテンツが重なることが増えた時代を見据えてのことだろう。透明なだけならこれまでにもあったが、「自然に、邪魔にならないように重ねる」「透過している部分のエッジを自然に処理する」といった課題を解決し、より新鮮味が強いユーザーインタフェースを目指したものといえる。ニュースを聞いて「ちょっとデザインが変わっただけ」と思う人もいるだろうが、「きれいで好ましい」と思う人もいる。意外と後者の人が多いのも事実だ。24年の目玉はApple Intelligenceだった。それに比べると、確かにインパクトは小さい。しかも、Apple Intelligenceの中核にあった機能である「改良されたSiri」は、発表から1年が経過した現在も、まだ登場していない。Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニア・バイスプレジデントのクレイグ・フェデリギ氏は、「開発作業は継続中。Appleらしい品質を満たすには、より多くの時間が必要だ。詳細についてはここからの1年でお伝えできるだろう」と語っている。25年春に延期が伝えられてから、ステータスに変化はない。 Apple Intelligenceは多様なAI機能をまとめたものだが、その中核にあるのが新しいSiriだ。音声で滑らかに回答する機能に加え、スマホやMacの中の個人情報・アプリ利用履歴などを使い、スマホ内の行動を「人間それぞれが持つコンテクスト」を生かして処理するもの、とされていた。だがその機能の開発が難航したため、Apple Intelligenceは全力を出しきれていない。ただその中には、「ライブ翻訳」や「電話のスクリーニング」といった、GoogleのPixelシリーズにはすでにあったものが多いのも事実ではある。迷惑電話や迷惑メールに関する機能、翻訳などは「あったほうがいいもの」であり、オンデバイスAIであるApple Intelligenceで使えるようになるのは基本プラスである。多くの数を占めるiPhoneユーザーが使えるようになることの意味は非常に大きい、と前向きに捉えるべきかと思っているが、「後追い」といわれてもしょうがない。また、注文・発送に関する電子メールが自動的にまとめられ、「買い物に関連する情報」として要約した上で、ウォレット機能の中から見られるようになるのも便利だろうと思う。 Appleとしては、そうした機能を「どのような使い勝手で見せるか」が腕の見せ所だ。他社との違いは、iPhoneというスマホだけでなく、iPadやMacとも連携する部分。今回から「iPhoneと連動して使うアプリ」として、iPadやMac向けにも「電話アプリ」が搭載されていたりする。そこでもApple Intelligenceが使えるのは、「Apple製品同士」をつないで作っているからこその価値である。

We have summarized this news so that you can read it quickly. If you are interested in the news, you can read the full text here. Read more:

itmedia_news /  🏆 54. in JP

製品動向 くわしく

 

United States Latest News, United States Headlines

Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.

なぜ今、ホテル経営にAIが不可欠なのか “泊まる”を超える宿泊拠点の未来像(1/2 ページ)なぜ今、ホテル経営にAIが不可欠なのか “泊まる”を超える宿泊拠点の未来像(1/2 ページ)テクノロジーと共創の力で“宿泊”の概念を再構築しようとする取り組みと、地域と連動して価値を創出する新たなまちづくりについて探る。
Read more »

「同時市場」における変動性再エネ電源の取り扱い――入札制度の方向性と今後の課題:第15回「同時市場の在り方等に関する検討会」(1/4 ページ)「同時市場」における変動性再エネ電源の取り扱い――入札制度の方向性と今後の課題:第15回「同時市場の在り方等に関する検討会」(1/4 ページ)現在、本格的な導入に向けて制度設計が進んでいる「同時市場」。「同時市場の在り方等に関する検討会」の第15回会合では、同時市場においてVREを取り扱う仕組みや、その入札・精算の方法、課題などが検討された。
Read more »

駐車場は使われず、バスも閑散 万博インフラに見る「投資と成果」のギャップ(1/4 ページ)駐車場は使われず、バスも閑散 万博インフラに見る「投資と成果」のギャップ(1/4 ページ)並ばない万博-。大阪・関西万博で主催者が掲げながら、パビリオンなどの行列ですでに破綻が指摘される万博の理念が皮肉にも会場の一角で実現していた。
Read more »

赤外線リモコンで家電製品をオン/オフできるオーム電機のリモートプラグ新モデル「OCR-RCT01W」を試してみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)赤外線リモコンで家電製品をオン/オフできるオーム電機のリモートプラグ新モデル「OCR-RCT01W」を試してみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)オーム電機から、リモートプラグの新モデルが登場した。ロングセラーとなった従来モデルから何が進化したのか、実機を細かく見ていこう。
Read more »

ライブ配信にも“シネマクオリティ”を 動き始めた「シネマティック・ライブ」の世界:小寺信良の「プロフェッショナル×DX」(1/3 ページ)ライブ配信にも“シネマクオリティ”を 動き始めた「シネマティック・ライブ」の世界:小寺信良の「プロフェッショナル×DX」(1/3 ページ)4月6日から4日間にわたり、「2025 NAB Show」が開催された。今年も多くの新技術や新ソリューションが発表される中で、注目したいソリューションがある。24年あたりから映画用のシネマカメラを、スポーツ中継などライブ放送に使うという方法論が出現してきている。
Read more »

KDDIは料金値上げも「循環経済の好循環」を目指す、「5G優先接続=既存ユーザーが犠牲」発言に反論も(1/3 ページ)KDDIは料金値上げも「循環経済の好循環」を目指す、「5G優先接続=既存ユーザーが犠牲」発言に反論も(1/3 ページ)KDDIは2025年3月期決算で前期比16.3%増の1兆1187億円という大幅な営業増益を達成。松田浩路社長は「単なる通信会社から通信を軸に多様な価値を提供する企業へ」という進化を掲げ、「つなぐチカラの進化」と「デジタルデータ×AIによる新たな価値創出」を成長戦略の軸とする方針を明らかにした。
Read more »



Render Time: 2026-04-02 00:59:05