PFUが販売するキーボード「Happy Hacking Keyboard(HHKB)シリーズ」はユニークな製品だ。固定ファンを持ち、「来年(2026年)で30周年を迎える」というロングセラーブランドである。
実はHHKBを担当する キーボード 事業は、従来はScanSnap事業部内に置かれていた。それが2025年10月から「事業部」となる体制変更があったのだという。事業部となったことでHHKB事業はどんな未来を描いているのだろうか?「HHKBの基本コンセプトは、『プロの要求に応える上質のタイピングの実現』です。そしてそれを実現する三つの基本要素が、合理的なキー配置、コンパクト設計、極上のキータッチになります」――10月に実施された「HHKB Professional Classic Type-S」の説明会で配布された資料にはこう書かれている。 HHKB事業に長年携わり、定年後は再雇用され、エバンジェリストという肩書きとなったPFUドキュメントイメージング事業本部販売推進統括部・松本秀樹氏は、「HHKBは全方位のユーザーをターゲットとした キーボード ではありません。プロフェッショナルユーザーをターゲットとしたニッチな製品です」とHHKBは決して広いターゲット層を狙っているわけではないと強調する。「コロナ禍以降、高級ガジェット市場は順調に伸張している。多少、値段は高くても高パフォーマンス製品が選ばれるようになっている」と、HHKBも順調に売上を伸ばしているようだ。好調な売れ行きをさらに加速させるために、やはり好調に市場が伸びているゲーミングPC用 キーボード を発売する計画はないのだろうか?HHKBというブランドがあることを考えると、ゲーミングPCに進出してもファンを獲得する可能性は十分にあるだろう。 しかし、それに対し松本氏は、「やりません」ときっぱり否定した。「HHKBはあくまでもプログラマーというニッチなターゲット向け キーボード で、ゲーミングPC用ではない」とあくまでもプロフェッショナルユーザーをターゲットとしたニッチな製品だという。こだわりを持って キーボード 作りに励むHHKBだが、実は10月1日付けで担当者が一堂に集まった事業部となったのだという。これまでスキャナ事業部内で行なってきた製品作りを、担当者がすべて集まった状態で進められるようになったため、「開発がしやすくなった」と松本氏は笑顔で話す。事業部として独立したということは、それだけ認められた存在となった証左ともいえる。だが、穿った見方をすれば、「事業部ごと売却する」、「事業部ごとなくす」といった思い切った手段が逆にとられやすい体制となったともいえる。HHKBに関わるメンバーに不安はないのだろうか?「ゲーミングPC用 キーボード はやらないのか?という質問がありましたが、もし、ゲーミングPCに進出するのであれば、HHKBの延長ではなく、ゼロからものつくりを始めて事業化する。もしくは、どこかゲーミングPC事業をやっている企業を買収し、自分たちのブランドにした上で製品提供を始めるくらいのことをやらないと駄目だと思いますね」。 松本氏はHHKB事業が来年30周年を迎えるという話題になった際に、「30周年で満足していては駄目で、50周年を迎えられるようなブランドにしていかなければならないと思っている」と話していた。30周年を前に50周年を目指すとは遠い先を考えすぎではないかと思ったが、ゲーミング キーボード を巡る発言を聞いて、50周年を目指すというのは決して勢いで言った発言ではなく、それくらい続いていくブランドとするために、真剣に取り組んでいく姿勢であることを表した発言だったのだろう。 確かに現在、ゲーミングPC市場が盛り上がっていることから、「HHKBがゲーミングPC用 キーボード に進出」となれば話題になるだろう。売れ行きも見込めるかもしれない。しかし、瞬間的に盛り上がる花火のような製品に終わってしまう可能性もある。そういった事態を避けるために、「真剣に取り組んでいくことができないのであれば、参入しない」という厳しい姿勢で事業に臨んでいることが分かる。2022年、リコーがPFUを買収することを発表した。その年の4月に行なわれた説明会ではHHKB事業について、「熱烈なファンを持つ製品であることは我々も承知している。リコーのビジネスにとっても、オフィス以外のワーク・フロム・ホームに該当する製品で、顧客拡大につながる」と前向きに捉える説明が行なわれた。「HHKBには熱烈なファンがいることは我々も承知しており、私も勉強のために1台購入して使ってみているが、非常に使いやすい キーボード だ。 キーボード の全世界での成長率は8%だが、PFU製品の成長率は14%で、これを世界展開する計画もある。また、オフィス以外のワーク・フロム・ホームのビジネスパーソンにつながっている製品だと考えると、エントリーポイントとして重要であることは間違いない。今後も大切にビジネス拡大を目指したい」。.
実はHHKBを担当するキーボード事業は、従来はScanSnap事業部内に置かれていた。それが2025年10月から「事業部」となる体制変更があったのだという。事業部となったことでHHKB事業はどんな未来を描いているのだろうか?「HHKBの基本コンセプトは、『プロの要求に応える上質のタイピングの実現』です。そしてそれを実現する三つの基本要素が、合理的なキー配置、コンパクト設計、極上のキータッチになります」――10月に実施された「HHKB Professional Classic Type-S」の説明会で配布された資料にはこう書かれている。 HHKB事業に長年携わり、定年後は再雇用され、エバンジェリストという肩書きとなったPFUドキュメントイメージング事業本部販売推進統括部・松本秀樹氏は、「HHKBは全方位のユーザーをターゲットとしたキーボードではありません。プロフェッショナルユーザーをターゲットとしたニッチな製品です」とHHKBは決して広いターゲット層を狙っているわけではないと強調する。「コロナ禍以降、高級ガジェット市場は順調に伸張している。多少、値段は高くても高パフォーマンス製品が選ばれるようになっている」と、HHKBも順調に売上を伸ばしているようだ。好調な売れ行きをさらに加速させるために、やはり好調に市場が伸びているゲーミングPC用キーボードを発売する計画はないのだろうか?HHKBというブランドがあることを考えると、ゲーミングPCに進出してもファンを獲得する可能性は十分にあるだろう。 しかし、それに対し松本氏は、「やりません」ときっぱり否定した。「HHKBはあくまでもプログラマーというニッチなターゲット向けキーボードで、ゲーミングPC用ではない」とあくまでもプロフェッショナルユーザーをターゲットとしたニッチな製品だという。こだわりを持ってキーボード作りに励むHHKBだが、実は10月1日付けで担当者が一堂に集まった事業部となったのだという。これまでスキャナ事業部内で行なってきた製品作りを、担当者がすべて集まった状態で進められるようになったため、「開発がしやすくなった」と松本氏は笑顔で話す。事業部として独立したということは、それだけ認められた存在となった証左ともいえる。だが、穿った見方をすれば、「事業部ごと売却する」、「事業部ごとなくす」といった思い切った手段が逆にとられやすい体制となったともいえる。HHKBに関わるメンバーに不安はないのだろうか?「ゲーミングPC用キーボードはやらないのか?という質問がありましたが、もし、ゲーミングPCに進出するのであれば、HHKBの延長ではなく、ゼロからものつくりを始めて事業化する。もしくは、どこかゲーミングPC事業をやっている企業を買収し、自分たちのブランドにした上で製品提供を始めるくらいのことをやらないと駄目だと思いますね」。 松本氏はHHKB事業が来年30周年を迎えるという話題になった際に、「30周年で満足していては駄目で、50周年を迎えられるようなブランドにしていかなければならないと思っている」と話していた。30周年を前に50周年を目指すとは遠い先を考えすぎではないかと思ったが、ゲーミングキーボードを巡る発言を聞いて、50周年を目指すというのは決して勢いで言った発言ではなく、それくらい続いていくブランドとするために、真剣に取り組んでいく姿勢であることを表した発言だったのだろう。 確かに現在、ゲーミングPC市場が盛り上がっていることから、「HHKBがゲーミングPC用キーボードに進出」となれば話題になるだろう。売れ行きも見込めるかもしれない。しかし、瞬間的に盛り上がる花火のような製品に終わってしまう可能性もある。そういった事態を避けるために、「真剣に取り組んでいくことができないのであれば、参入しない」という厳しい姿勢で事業に臨んでいることが分かる。2022年、リコーがPFUを買収することを発表した。その年の4月に行なわれた説明会ではHHKB事業について、「熱烈なファンを持つ製品であることは我々も承知している。リコーのビジネスにとっても、オフィス以外のワーク・フロム・ホームに該当する製品で、顧客拡大につながる」と前向きに捉える説明が行なわれた。「HHKBには熱烈なファンがいることは我々も承知しており、私も勉強のために1台購入して使ってみているが、非常に使いやすいキーボードだ。キーボードの全世界での成長率は8%だが、PFU製品の成長率は14%で、これを世界展開する計画もある。また、オフィス以外のワーク・フロム・ホームのビジネスパーソンにつながっている製品だと考えると、エントリーポイントとして重要であることは間違いない。今後も大切にビジネス拡大を目指したい」。
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