第101回箱根駅伝(2、3日)は、青学大が総合新記録の10時間41分19秒で2年連続8度目の優勝を果たして幕を閉じた。その一方で戦いは続いていた。箱根路を目指して練習を積んできたが、惜しくも出走でき
第101回 箱根駅伝 (2、3日)は、青学大が総合新記録の10時間41分19秒で2年連続8度目の優勝を果たして幕を閉じた。その一方で戦いは続いていた。箱根路を目指して練習を積んできたが、惜しくも出走できなかった選手たちが約1週間後のレースを「 箱根駅伝 11区」として力走。12日の東京ニューイヤーハーフマラソン(報知新聞社後援)には青学大をはじめ、同4位の早大、同9位の東洋大などの出場メンバー以外の選手が参加し、自己ベスト記録が続出した。同日の栃木・高根沢町元気あっぷハーフマラソンでも青学大勢が好走し、選手層の厚さを改めて示した。年末に行われる登録外メンバーによる記録会は、登録メンバーに勢いを与えるという意味で「0区」と呼ばれる。一方、 箱根駅伝 直後に出番がなかった選手がその悔しさをぶつけるレースを「11区」と呼ぶ。補欠選手は出場選手と同様に1月2、3日に向けて心身を仕上げてきた。その成果を示すレースでもある。箱根路を連覇した青学大は両レースでも強さを発揮した。 東京ニューイヤーハーフマラソンでは、青学大の17番手として登録メンバー16人から外れた中村海斗(2年)が1時間2分46秒で学生トップの全体2位、9区登録から当日変更で出番がなくなった平松享祐(2年)が1時間2分49秒で全体3位と力走した。 中村は昨年の高根沢でもチーム2位と好走。第101回大会での活躍を目指して1年間、地道な努力を重ねたが、16人の登録メンバーから外れた。原晋監督(57)には「17番目だった」と言われたという。「昨年は人生で一番、悔しい一年になりました」と明かす。それでも、必死に前を向き、「11区区間賞」。自己ベスト記録を12秒更新した。「 箱根駅伝 では給水係をしました。やっぱり選手として走りたいと思った。その悔しさを味わえたことは良かった。来年こそ8区を走りたい。今回も8区に出場できていれば区間賞を取れる自信がありました」と中村は意欲をみなぎらせた。 チーム2位の平松も自己ベストを8秒更新した。 箱根駅伝 では前回は2区登録、今回は9区登録で、2年連続で当日変更となったが、進歩は示した。前回、チーム16番手だった平松は2区に登録されたが、それは当日変更が前提の「偵察メンバー」だった。「前回は走る可能性がほぼゼロでしたが、今年は、もし、田中悠登さん(4年)にアクシデントがあった場合、僕が走ることになっており、当日まで準備をしていました」と明かす。その上で「来年こそ9区を走って区間新記録を目指します」と前向きに話した。 高根沢町元気あっぷハーフマラソンでは、 箱根駅伝 で補欠登録だった安島莉玖(1年)が1時間3分4秒で学生トップの全体2位、登録メンバーから外れた佐々木大輝(1年)が1時間3分6秒で3位、10区登録から当日変更された佐藤愛斗(1年)が1時間3分9秒で4位と健闘した。その後も5位の遠藤大成(1年)、6位の黒田然(1年)、7位の飯田翔大(1年)とルーキーが続いた。 箱根駅伝 のメンバーから外れても好走する選手が続出。この分厚い選手層が青学大の強さの理由のひとつだ。原監督は「高根沢を走った1年生は黄金世代。来季以降の青学大を背負って立つ。東京で頑張った2年生は『谷間の世代』と呼ばれることもあるけれど、着実に力をつけています。中村、平松は来年の 箱根駅伝 では復路の主力になってくれるでしょう」と期待を込めて話す。 青学大は今回の優勝メンバー10人のうち、6人が卒業する。4区で日本人歴代最高タイムで区間賞を獲得した太田蒼生、5区で区間新記録をマークした若林宏樹、6区で史上初の56分台で走破した野村昭夢らの穴は大きいが、第102回 箱根駅伝 に向けて次世代ランナーは確実に成長している。 箱根駅伝 9位で継続中としては最長の20年連続シード権(10位以内)を守った東洋大では倉本晃羽(2年)が初ハーフマラソンで1時間2分57秒の全体4位と健闘した。チーム17番手で登録メンバー16人から外れたが「11区」で存在感を発揮。「(昨年)夏に故障してしまい、メンバー争いに加わるのが遅かった。 箱根駅伝 では給水係を務めて、出場した選手の気迫を間近で感じた。今回、自分に、その気迫を出せたかというと、難しい。結局は力不足です」と倉本は謙虚に話した。来季にかける思いは強い。三重県出身の倉本は、その日に地元で行われた成人式を欠席してレースに出場した。「5月の関東学生対校選手権に出場して経験を積み、来年の 箱根駅伝 では5区を狙っていきます」と意欲的に話した。 箱根駅伝 4位の早大では伊藤幸太郎(3年)が自己ベスト記録(1時間4分32秒)を1分14秒も更新する1時間3分18秒をマークした。チームは帰省期間中だったが、志願して出場。強い意欲は結果として表れた。今回はチーム17番手で登録メンバーから惜しくも外れた。「 箱根駅伝 では3区と8区で給水係をしました。50メートルだけ 箱根駅伝 を走れましたけど、一瞬すぎました。来年は絶対に全部の距離を走りたい。7~10区を狙っていきます」と言葉に力を込めて話す。 箱根駅伝 15位で4年ぶりにシード権を逃した法大では6区登録から当日変更で出番なしとなった沢中響生(3年)が自己ベスト記録(1時間4分15秒)を約1分更新する1時間3分19秒で走破した。「当日変更はやっぱり悔しかったです。その日の夜は気持ちが落ちましたけど、きょうは気持ちを切り替えて走りました。来年の 箱根駅伝 では2区、4区、6区、9区で活躍することを目指していきます」と前を向く。 原監督は青学大の選手だけではなく「11区」で力走したすべての選手を評価する。「目標としていた 箱根駅伝 を走れなかった直後という難しい状況の中で頑張れる選手は必ず強くなる」。第101回 箱根駅伝 「11区」は第102回 箱根駅伝 の1区につながっている。(竹内 達朗).
第101回箱根駅伝(2、3日)は、青学大が総合新記録の10時間41分19秒で2年連続8度目の優勝を果たして幕を閉じた。その一方で戦いは続いていた。箱根路を目指して練習を積んできたが、惜しくも出走できなかった選手たちが約1週間後のレースを「箱根駅伝11区」として力走。12日の東京ニューイヤーハーフマラソン(報知新聞社後援)には青学大をはじめ、同4位の早大、同9位の東洋大などの出場メンバー以外の選手が参加し、自己ベスト記録が続出した。同日の栃木・高根沢町元気あっぷハーフマラソンでも青学大勢が好走し、選手層の厚さを改めて示した。年末に行われる登録外メンバーによる記録会は、登録メンバーに勢いを与えるという意味で「0区」と呼ばれる。一方、箱根駅伝直後に出番がなかった選手がその悔しさをぶつけるレースを「11区」と呼ぶ。補欠選手は出場選手と同様に1月2、3日に向けて心身を仕上げてきた。その成果を示すレースでもある。箱根路を連覇した青学大は両レースでも強さを発揮した。 東京ニューイヤーハーフマラソンでは、青学大の17番手として登録メンバー16人から外れた中村海斗(2年)が1時間2分46秒で学生トップの全体2位、9区登録から当日変更で出番がなくなった平松享祐(2年)が1時間2分49秒で全体3位と力走した。 中村は昨年の高根沢でもチーム2位と好走。第101回大会での活躍を目指して1年間、地道な努力を重ねたが、16人の登録メンバーから外れた。原晋監督(57)には「17番目だった」と言われたという。「昨年は人生で一番、悔しい一年になりました」と明かす。それでも、必死に前を向き、「11区区間賞」。自己ベスト記録を12秒更新した。「箱根駅伝では給水係をしました。やっぱり選手として走りたいと思った。その悔しさを味わえたことは良かった。来年こそ8区を走りたい。今回も8区に出場できていれば区間賞を取れる自信がありました」と中村は意欲をみなぎらせた。 チーム2位の平松も自己ベストを8秒更新した。箱根駅伝では前回は2区登録、今回は9区登録で、2年連続で当日変更となったが、進歩は示した。前回、チーム16番手だった平松は2区に登録されたが、それは当日変更が前提の「偵察メンバー」だった。「前回は走る可能性がほぼゼロでしたが、今年は、もし、田中悠登さん(4年)にアクシデントがあった場合、僕が走ることになっており、当日まで準備をしていました」と明かす。その上で「来年こそ9区を走って区間新記録を目指します」と前向きに話した。 高根沢町元気あっぷハーフマラソンでは、箱根駅伝で補欠登録だった安島莉玖(1年)が1時間3分4秒で学生トップの全体2位、登録メンバーから外れた佐々木大輝(1年)が1時間3分6秒で3位、10区登録から当日変更された佐藤愛斗(1年)が1時間3分9秒で4位と健闘した。その後も5位の遠藤大成(1年)、6位の黒田然(1年)、7位の飯田翔大(1年)とルーキーが続いた。 箱根駅伝のメンバーから外れても好走する選手が続出。この分厚い選手層が青学大の強さの理由のひとつだ。原監督は「高根沢を走った1年生は黄金世代。来季以降の青学大を背負って立つ。東京で頑張った2年生は『谷間の世代』と呼ばれることもあるけれど、着実に力をつけています。中村、平松は来年の箱根駅伝では復路の主力になってくれるでしょう」と期待を込めて話す。 青学大は今回の優勝メンバー10人のうち、6人が卒業する。4区で日本人歴代最高タイムで区間賞を獲得した太田蒼生、5区で区間新記録をマークした若林宏樹、6区で史上初の56分台で走破した野村昭夢らの穴は大きいが、第102回箱根駅伝に向けて次世代ランナーは確実に成長している。箱根駅伝9位で継続中としては最長の20年連続シード権(10位以内)を守った東洋大では倉本晃羽(2年)が初ハーフマラソンで1時間2分57秒の全体4位と健闘した。チーム17番手で登録メンバー16人から外れたが「11区」で存在感を発揮。「(昨年)夏に故障してしまい、メンバー争いに加わるのが遅かった。箱根駅伝では給水係を務めて、出場した選手の気迫を間近で感じた。今回、自分に、その気迫を出せたかというと、難しい。結局は力不足です」と倉本は謙虚に話した。来季にかける思いは強い。三重県出身の倉本は、その日に地元で行われた成人式を欠席してレースに出場した。「5月の関東学生対校選手権に出場して経験を積み、来年の箱根駅伝では5区を狙っていきます」と意欲的に話した。 箱根駅伝4位の早大では伊藤幸太郎(3年)が自己ベスト記録(1時間4分32秒)を1分14秒も更新する1時間3分18秒をマークした。チームは帰省期間中だったが、志願して出場。強い意欲は結果として表れた。今回はチーム17番手で登録メンバーから惜しくも外れた。「箱根駅伝では3区と8区で給水係をしました。50メートルだけ箱根駅伝を走れましたけど、一瞬すぎました。来年は絶対に全部の距離を走りたい。7~10区を狙っていきます」と言葉に力を込めて話す。 箱根駅伝15位で4年ぶりにシード権を逃した法大では6区登録から当日変更で出番なしとなった沢中響生(3年)が自己ベスト記録(1時間4分15秒)を約1分更新する1時間3分19秒で走破した。「当日変更はやっぱり悔しかったです。その日の夜は気持ちが落ちましたけど、きょうは気持ちを切り替えて走りました。来年の箱根駅伝では2区、4区、6区、9区で活躍することを目指していきます」と前を向く。 原監督は青学大の選手だけではなく「11区」で力走したすべての選手を評価する。「目標としていた箱根駅伝を走れなかった直後という難しい状況の中で頑張れる選手は必ず強くなる」。第101回箱根駅伝「11区」は第102回箱根駅伝の1区につながっている。(竹内 達朗)
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