難病ALSのバイオリニストが絵本 元札響コンマス大平さん、「きりんのうた」ができるまで<デジタル発>

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難病ALSのバイオリニストが絵本 元札響コンマス大平さん、「きりんのうた」ができるまで<デジタル発>
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全身の筋肉が徐々に衰える筋萎縮性側索硬化症(ALS)で闘病中の元札幌交響楽団(札響)コンサートマスター大平まゆみさんが、初めて刊行した絵本「きりんのうた」(北海道新聞社)。気管切開で声を発するのが困...

仙台市生まれ。4歳からバイオリンを始め、東京芸大に入学した19歳の夏、米サンフランシスコ音楽院へ招待留学。1998年札響コンサートマスター就任。2019年にALSを発症し、札響退団。エアG'の音楽番組「朝クラ!」内で、声によるエッセーを不定期で放送している。「大平さんとの出会いは十数年前。私がバイオリンで参加しているアマチュアオーケストラに客演で来てくれたのがきっかけです。ブラームスのバイオリン協奏曲を練習の時から積極的に付き合ってくれました。その後、大平さんに20時間くらいインタビューして、『100歳まで弾くからね!』を2013年に出版しました。2019年に病気を公表して、札響を退団されたことはショックでした。以来、本の作り手として大平さんに関する本を出せないかと常々考えていました」 「エアG'の高山秀毅さんの音楽番組『朝クラ!』を時々チェックしています。大平さんが不定期で、視線入力による意思伝達装置と自分の声を再生する音声合成ソフト『ボイスター』を使って録音した音声で出演されています。2023年9月、『キリンの歌をリクエストされ、探したけれどなかった』というエピソードが紹介されました。『ゾウの歌はあるのに、キリンの歌がないのはなぜ』って。動物好きな大平さんらしいと思い、本づくりを持ちかけました」 「原稿のやりとりはLINEで行い、昨年暮れにはストーリーの原案が届きました。絵は札幌の絵本作家ひだのかな代さんにお願いしました。大平さんが作詞・作曲した『きりんのうた』の編曲は、札幌出身で東京芸大大学院生の山本真幸(まさき)さんに頼みました。私の長女でホルン奏者の(仮屋)小夜の中学高校の同級生です。大平さんが頭に描いたメロディーを視線入力で『八分音符シ』『十六分音符ラ』などと指示を出してもらい、山本さんが五線譜に落とす作業です。短い曲ですが、大平さんが『気が狂いそうでした(笑)』とLINEに打ち込むほど、大変な労力だったと思います。本の作り手として、大平さんの思いが最終的に音になるプロセスを楽しむことができました」絵を担当した札幌の絵本作家ひだのかな代さんは、エアG'の森本優さんとともに子育て応援番組「にこにこぎゅっ」のパーソナリティーを務めています。大平さんのアシスタント奥田萌さんを招き、「きりんのうた」の特集を11月3日に放送しました。 「絵本作家として、自分で考えた物語に自分で絵を描くスタイルが多いので、依頼をいただいた際、大平さんのことを考えれば考えるほどプレッシャーを感じました。私も動物愛が強いので内容にすごく共感しました。戦争のことや絶滅危惧種の話が盛り込まれ、大平さんのあふれる思いを絵を通して届けるのが私の役割と思いました。どんな思いを伝えたかったのか、『大平さん、私に降りてきて』という思いでしたが、実際降りてきてくれたと思います。私はこれをどう描いたんだろうっていうくらい、良いものができました。私は大平さんと一体になって描いたんだと思います。絵本を読んで、さらに曲まで聴けるのは、大平さんだからこその作品ですね」「まゆみさんがコンサートホール以外での演奏を届ける活動の時に私がコーディネート業務を担い、今も一緒に活動しています。(病気になる前は)出歩けなくても音楽を必要としている方に、私から音楽を届けに行くと言っていました。いろんな人の気持ちになって寄り添い、『いつも心に音楽を』という言葉を大事に活動してきたまゆみさんの思いが詰まった絵本です。動物だけじゃなく、自然も植物も虫も大好きな愛情にあふれるまゆみさんらしい作品だと思います」絵本「きりんのうた」の巻末には大平さんが作詞作曲した「きりんのうた」楽譜とQRコードがあり、同曲や大平さんの声による読みきかせを楽しめる仕掛けになっています。「朝クラ!」の11月10日の放送では、曲を演奏した東京都交響楽団打楽器奏者の幸多俊さん、ホルン奏者の仮屋小夜さんをスタジオに招き、編曲した山本真幸さんも東京から電話出演。編曲や録音に関するエピソードを紹介しました。 ♪ねぇ ママ ぼくたち これから どこいくの~「札幌出身なので、大平さんがコンサートマスターを務めていた札響演奏会は何度も聴きましたし、私が成人式を迎えた2018年には会場のホテルでバイオリンの演奏を聴かせてくれました。お話をいただいた時にはすごくありがたいと思いましたし、お力になれるのならうれしいと感じました。大平さんの作った曲は「十六分音符ソ」といった暗号のような文字でしか受け取ることができないので、大平さんの考えそうなことをイメージしながら五線譜に書き入れました。キリンの雰囲気を伝えるのに、打楽器がいい味を出しています。ピアノ伴奏の楽譜もあるので、幼稚園や保育園などいろんな場面で、子どもたちが楽しく歌っていただければうれしいです」「私は鹿児島県出身で、山本さんとは、通っていた東京音大の同期の(仮屋)小夜さんを通じて知り合いました。大平さんとは面識はありませんが、できた絵本を見て、人柄を感じる語りに胸が熱くなりました。演奏は山本さんがピアノ、小夜さんがホルン、高木琢矢さんがバイオリン、私がパーカッションを担当しました。カホンを使ってみようかという意見もあり、確かにビートを刻むのに使いやすいですが、南米ペルーの楽器なのでキリンには合わないかなと。アフリカのイメージからジャンベをベースに、それだけじゃ物足りないので、ウッドブロックも持ち込んで、動物や鳥、カエルの鳴き声を連想させる音を表現しました」 「録音で4人の日程が合う日が1日しかなく、しかも2時間。最初はそれぞれの楽器を別々に録音したのですが、なかなか決まらず、その場がだんだん重い雰囲気に。せっかく明るい童謡なのに演奏する方が暗くなっては良くないので、最後に1本のマイクで合奏しようということになり、それがうまくいきました。最初からやれば良かったねと、みんなで笑って終わりました。自分たちの演奏を聴いて、いい感じに仕上がったと思いました」.

仙台市生まれ。4歳からバイオリンを始め、東京芸大に入学した19歳の夏、米サンフランシスコ音楽院へ招待留学。1998年札響コンサートマスター就任。2019年にALSを発症し、札響退団。エアG'の音楽番組「朝クラ!」内で、声によるエッセーを不定期で放送している。「大平さんとの出会いは十数年前。私がバイオリンで参加しているアマチュアオーケストラに客演で来てくれたのがきっかけです。ブラームスのバイオリン協奏曲を練習の時から積極的に付き合ってくれました。その後、大平さんに20時間くらいインタビューして、『100歳まで弾くからね!』を2013年に出版しました。2019年に病気を公表して、札響を退団されたことはショックでした。以来、本の作り手として大平さんに関する本を出せないかと常々考えていました」 「エアG'の高山秀毅さんの音楽番組『朝クラ!』を時々チェックしています。大平さんが不定期で、視線入力による意思伝達装置と自分の声を再生する音声合成ソフト『ボイスター』を使って録音した音声で出演されています。2023年9月、『キリンの歌をリクエストされ、探したけれどなかった』というエピソードが紹介されました。『ゾウの歌はあるのに、キリンの歌がないのはなぜ』って。動物好きな大平さんらしいと思い、本づくりを持ちかけました」 「原稿のやりとりはLINEで行い、昨年暮れにはストーリーの原案が届きました。絵は札幌の絵本作家ひだのかな代さんにお願いしました。大平さんが作詞・作曲した『きりんのうた』の編曲は、札幌出身で東京芸大大学院生の山本真幸(まさき)さんに頼みました。私の長女でホルン奏者の(仮屋)小夜の中学高校の同級生です。大平さんが頭に描いたメロディーを視線入力で『八分音符シ』『十六分音符ラ』などと指示を出してもらい、山本さんが五線譜に落とす作業です。短い曲ですが、大平さんが『気が狂いそうでした(笑)』とLINEに打ち込むほど、大変な労力だったと思います。本の作り手として、大平さんの思いが最終的に音になるプロセスを楽しむことができました」絵を担当した札幌の絵本作家ひだのかな代さんは、エアG'の森本優さんとともに子育て応援番組「にこにこぎゅっ」のパーソナリティーを務めています。大平さんのアシスタント奥田萌さんを招き、「きりんのうた」の特集を11月3日に放送しました。 「絵本作家として、自分で考えた物語に自分で絵を描くスタイルが多いので、依頼をいただいた際、大平さんのことを考えれば考えるほどプレッシャーを感じました。私も動物愛が強いので内容にすごく共感しました。戦争のことや絶滅危惧種の話が盛り込まれ、大平さんのあふれる思いを絵を通して届けるのが私の役割と思いました。どんな思いを伝えたかったのか、『大平さん、私に降りてきて』という思いでしたが、実際降りてきてくれたと思います。私はこれをどう描いたんだろうっていうくらい、良いものができました。私は大平さんと一体になって描いたんだと思います。絵本を読んで、さらに曲まで聴けるのは、大平さんだからこその作品ですね」「まゆみさんがコンサートホール以外での演奏を届ける活動の時に私がコーディネート業務を担い、今も一緒に活動しています。(病気になる前は)出歩けなくても音楽を必要としている方に、私から音楽を届けに行くと言っていました。いろんな人の気持ちになって寄り添い、『いつも心に音楽を』という言葉を大事に活動してきたまゆみさんの思いが詰まった絵本です。動物だけじゃなく、自然も植物も虫も大好きな愛情にあふれるまゆみさんらしい作品だと思います」絵本「きりんのうた」の巻末には大平さんが作詞作曲した「きりんのうた」楽譜とQRコードがあり、同曲や大平さんの声による読みきかせを楽しめる仕掛けになっています。「朝クラ!」の11月10日の放送では、曲を演奏した東京都交響楽団打楽器奏者の幸多俊さん、ホルン奏者の仮屋小夜さんをスタジオに招き、編曲した山本真幸さんも東京から電話出演。編曲や録音に関するエピソードを紹介しました。 ♪ねぇ ママ ぼくたち これから どこいくの~「札幌出身なので、大平さんがコンサートマスターを務めていた札響演奏会は何度も聴きましたし、私が成人式を迎えた2018年には会場のホテルでバイオリンの演奏を聴かせてくれました。お話をいただいた時にはすごくありがたいと思いましたし、お力になれるのならうれしいと感じました。大平さんの作った曲は「十六分音符ソ」といった暗号のような文字でしか受け取ることができないので、大平さんの考えそうなことをイメージしながら五線譜に書き入れました。キリンの雰囲気を伝えるのに、打楽器がいい味を出しています。ピアノ伴奏の楽譜もあるので、幼稚園や保育園などいろんな場面で、子どもたちが楽しく歌っていただければうれしいです」「私は鹿児島県出身で、山本さんとは、通っていた東京音大の同期の(仮屋)小夜さんを通じて知り合いました。大平さんとは面識はありませんが、できた絵本を見て、人柄を感じる語りに胸が熱くなりました。演奏は山本さんがピアノ、小夜さんがホルン、高木琢矢さんがバイオリン、私がパーカッションを担当しました。カホンを使ってみようかという意見もあり、確かにビートを刻むのに使いやすいですが、南米ペルーの楽器なのでキリンには合わないかなと。アフリカのイメージからジャンベをベースに、それだけじゃ物足りないので、ウッドブロックも持ち込んで、動物や鳥、カエルの鳴き声を連想させる音を表現しました」 「録音で4人の日程が合う日が1日しかなく、しかも2時間。最初はそれぞれの楽器を別々に録音したのですが、なかなか決まらず、その場がだんだん重い雰囲気に。せっかく明るい童謡なのに演奏する方が暗くなっては良くないので、最後に1本のマイクで合奏しようということになり、それがうまくいきました。最初からやれば良かったねと、みんなで笑って終わりました。自分たちの演奏を聴いて、いい感じに仕上がったと思いました」

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