政府は、経済成長に向けた重点施策を取りまとめる「新しい資本主義実現会議」において、2029 年度までの5年間で実質賃金1%程度の上昇を定着させる方針を打ち出した。にもかかわらず、なぜいまのところ賃金は思うように上がっていないのか。
現金給与は2021年以降4年連続で上昇し、2025年に入ってからも上昇幅は+1.0~2.7%。それに対し、消費者物価指数(総合)はずっと+3%を超える水準で推移しています。賃金の増加幅を物価の増加幅が上回っていることで、実質賃金はマイナスが続いています。 ただ、生活する人々が支出した金額は、商品やサービスを提供している会社にとっての売上額に相当します。消費者物価指数が上がり支出が増えるということはその分、会社の売り上げや利益は伸びていそうです。にもかかわらず賃上げに還元される動きが十分でないのは、内部留保としてため込んでいるなど、会社が出し渋っているからのようにも見えます。 実際、会社の内部留保や現預金額が増加していることを示すデータもあります。しかし、時代の移り変わりは早く市場環境の未来予測がしづらくなっているだけに、想定外の事態に備えて財務体力を保持しておく必要性も高まっている面があります。 中には出し渋りしているようなケースもあるのかもしれませんが、新しいテクノロジーへの投資や合意した日米関税の影響など、先が見通しづらい要素は枚挙に暇がないだけに、増えた利益を賃上げに全振りしてしまうのはリスキーでしょう。いまの賃上げは、そんなジレンマを抱えながら、おそるおそる絞り出すように精いっぱいのラインにまで引き上げる“.
現金給与は2021年以降4年連続で上昇し、2025年に入ってからも上昇幅は+1.0~2.7%。それに対し、消費者物価指数(総合)はずっと+3%を超える水準で推移しています。賃金の増加幅を物価の増加幅が上回っていることで、実質賃金はマイナスが続いています。 ただ、生活する人々が支出した金額は、商品やサービスを提供している会社にとっての売上額に相当します。消費者物価指数が上がり支出が増えるということはその分、会社の売り上げや利益は伸びていそうです。にもかかわらず賃上げに還元される動きが十分でないのは、内部留保としてため込んでいるなど、会社が出し渋っているからのようにも見えます。 実際、会社の内部留保や現預金額が増加していることを示すデータもあります。しかし、時代の移り変わりは早く市場環境の未来予測がしづらくなっているだけに、想定外の事態に備えて財務体力を保持しておく必要性も高まっている面があります。 中には出し渋りしているようなケースもあるのかもしれませんが、新しいテクノロジーへの投資や合意した日米関税の影響など、先が見通しづらい要素は枚挙に暇がないだけに、増えた利益を賃上げに全振りしてしまうのはリスキーでしょう。いまの賃上げは、そんなジレンマを抱えながら、おそるおそる絞り出すように精いっぱいのラインにまで引き上げる“
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