福岡 博多 女性刺殺 被害者は「緊急通報装置」所持も使われず nhk_news
今月16日、福岡市のJR博多駅近くの路上で38歳の会社員の女性が刃物で刺されて死亡した事件で、18日夜に殺人の疑いで逮捕された、元交際相手で31歳の飲食店従業員は、別れを告げられたことをきっかけに、つきまといなどを繰り返し、ストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたということです。 一方、女性はストーカー対策として警察が貸与した「緊急通報装置」を事件当日もバッグの中に入れて所持していたことがわかりました。しかし装置が使われることはなく、警察は女性が通報するまもなく元交際相手に襲われたとみて調べています。福岡市博多区の飲食店従業員、寺内進容疑者(31)は今月16日、JR博多駅近くの路上で、以前、交際していた福岡県那珂川市の会社員、川野美樹さん(当時38)を刃物で十数回刺して殺害したとして逮捕されました。警察によりますと調べに対し容疑を認めているということです。警察によりますと、寺内容疑者は別れを告げられたあと、職場に押しかけたり「自分としては別れていない」「怒ったら許さんぞ」というメッセージを送ったりするなどの行為を繰り返し、去年11月下旬にストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたということです。 さらに寺内容疑者は「禁止命令」を受けたあと、先月9日に警察に電話をかけてきて「禁止命令中なのに川野さんの方からメッセージを送ってきた」などと主張したため、警察は危害を加える兆候があると判断して、10日間ほど自宅周辺のパトロールを強化するなどの対応を取ったということです。また事件前、寺内容疑者のつきまといなどを警察に相談していた川野さんは携帯型の「緊急通報装置」を貸与されていて、襲われた際もバッグの中に入れて所持していたことが、警察への取材でわかりました。 スマートフォンの半分ほどの大きさのこの装置は、GPS機能がついていて、緊急時にボタンを押すだけで、警備会社を通じて110番通報されます。警察は誰がどこで助けを求めているのかを把握することができ、近くにいる警察官が駆けつける仕組みになっています。 電話をかけるよりも速やかに110番通報でき、ストーカー行為の加害者に気づかれにくいという特徴があります。しかし、事件が起きた際、川野さんは緊急通報装置を使っていなかったということで、警察は通報するまもなく襲われたとみて当時の状況を調べています。寺内容疑者は、発生から2日後の18日、福岡市博多区中洲で、警戒中の警察官に見つかり、その後、およそ800メートル離れた福岡市博多区古門戸町の路上で任意同行を求められました。 目撃情報をもとに容疑者の顔を記憶して見つけ出す「見当たり捜査」を専門にする捜査員が、中洲の路上で特徴がよく似た人物を見つけ、容疑者本人かどうか確認を進めると同時に、警戒態勢をとった上で任意同行を求めたということです。複数の警察官が急いで歩いて行く様子を目撃したという女性は「制服姿ではない警察官がぞろぞろと同じ方向に歩いていったので何か起きたのかもしれないと、感じました。その時は何が起きたのか、全くわかりませんでしたが、まさかこんなところに容疑者が来るとは思っていませんでした。とにかく異様な感じでした」と話していました。警察によりますと最初に川野さんから警察に相談があったのは去年10月21日で「交際相手に携帯電話をとられた。別れたいが、携帯電話を返すように警察から言ってほしい」という内容だったということです。 3日後にも、川野さんから「携帯電話は返してもらった。別れを告げたが相手が納得しない」という相談があり、警察が寺内容疑者から送られてきたメッセージを確認したところ「自分としては別れていない」「怒ったら許さんぞ」という内容だったということです。しかし、およそ1か月後の去年11月21日、川野さんから再び「相手が職場に来た。困るので、再度警告してほしい」と相談があり、さらに、その2日後にも「相手から着信が3件あり、出ないでいたら職場にも電話がかかってきた」という相談が寄せられました。そして去年11月26日に、川野さんから、ストーカー規制法に基づきつきまといなどを禁じる「禁止命令」を出してほしいという申し出があり、警察は緊急性が高い事案だと判断して、その日のうちに寺内容疑者に対し「禁止命令」を出したということです。先月9日には、寺内容疑者が警察に電話をかけてきて「禁止命令中なのに川野さんの方からメッセージを送ってきた」などと主張したということです。 事件前、警察が最後に川野さんに連絡を取ったのは年が明けた今月6日で、電話で「その後、不安に感じるようなことは起きていないか」と確認したところ、川野さんから特に異常はないという説明があったということです。 事件が発生したのはその10日後で、川野さんは勤務先からも近いJR博多駅近くの路上で刃物で十数か所を刺されて殺害されました。警察によりますと、貸与していた「緊急通報装置」は使われていなかったということです。 つきまといなどを警察に相談していた川野さんが殺害されたことについて、福岡県警の幹部は18日夜の記者会見で「今回、警察がとった措置については適切な対応だったと考えている。結果的に被害者が死亡したことについては、非常に残念でならない」などと述べました。店長は寺内容疑者について「毎週末にアルバイトとして働いていて、最後に会ったのは今月14日の夜から翌朝にかけての勤務の時でした。そのときはふだん通りまじめに働いていて、川野さんの話などもまったくしませんでした。事件の兆候は全く感じなかったので、本当に驚きました」と話していました。 また「2人は以前、同じ系列の店で働いていたのでそこで知り合ったのではないかと思います。うちの店に、川野さんが月に2回ほど友達と一緒に遊びに来ていました。去年、ストーカーの騒動があって警察から直接連絡があり、そのときに初めて2人が付き合っていることを知りました」と話していました。事件があったJR博多駅近くの路上には、花やお菓子、飲み物などが供えられ、職場に向かう人などが、立ち止まって手を合わせる姿がみられました。また、福岡市内に住んでいて現場をよく通るという男性は「身近なところで事件が起きてしまい、心を痛めています。このような事件が二度と起きないことを切に願っています」と話していました。.
今月16日、福岡市のJR博多駅近くの路上で38歳の会社員の女性が刃物で刺されて死亡した事件で、18日夜に殺人の疑いで逮捕された、元交際相手で31歳の飲食店従業員は、別れを告げられたことをきっかけに、つきまといなどを繰り返し、ストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたということです。 一方、女性はストーカー対策として警察が貸与した「緊急通報装置」を事件当日もバッグの中に入れて所持していたことがわかりました。しかし装置が使われることはなく、警察は女性が通報するまもなく元交際相手に襲われたとみて調べています。福岡市博多区の飲食店従業員、寺内進容疑者(31)は今月16日、JR博多駅近くの路上で、以前、交際していた福岡県那珂川市の会社員、川野美樹さん(当時38)を刃物で十数回刺して殺害したとして逮捕されました。警察によりますと調べに対し容疑を認めているということです。警察によりますと、寺内容疑者は別れを告げられたあと、職場に押しかけたり「自分としては別れていない」「怒ったら許さんぞ」というメッセージを送ったりするなどの行為を繰り返し、去年11月下旬にストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたということです。 さらに寺内容疑者は「禁止命令」を受けたあと、先月9日に警察に電話をかけてきて「禁止命令中なのに川野さんの方からメッセージを送ってきた」などと主張したため、警察は危害を加える兆候があると判断して、10日間ほど自宅周辺のパトロールを強化するなどの対応を取ったということです。また事件前、寺内容疑者のつきまといなどを警察に相談していた川野さんは携帯型の「緊急通報装置」を貸与されていて、襲われた際もバッグの中に入れて所持していたことが、警察への取材でわかりました。 スマートフォンの半分ほどの大きさのこの装置は、GPS機能がついていて、緊急時にボタンを押すだけで、警備会社を通じて110番通報されます。警察は誰がどこで助けを求めているのかを把握することができ、近くにいる警察官が駆けつける仕組みになっています。 電話をかけるよりも速やかに110番通報でき、ストーカー行為の加害者に気づかれにくいという特徴があります。しかし、事件が起きた際、川野さんは緊急通報装置を使っていなかったということで、警察は通報するまもなく襲われたとみて当時の状況を調べています。寺内容疑者は、発生から2日後の18日、福岡市博多区中洲で、警戒中の警察官に見つかり、その後、およそ800メートル離れた福岡市博多区古門戸町の路上で任意同行を求められました。 目撃情報をもとに容疑者の顔を記憶して見つけ出す「見当たり捜査」を専門にする捜査員が、中洲の路上で特徴がよく似た人物を見つけ、容疑者本人かどうか確認を進めると同時に、警戒態勢をとった上で任意同行を求めたということです。複数の警察官が急いで歩いて行く様子を目撃したという女性は「制服姿ではない警察官がぞろぞろと同じ方向に歩いていったので何か起きたのかもしれないと、感じました。その時は何が起きたのか、全くわかりませんでしたが、まさかこんなところに容疑者が来るとは思っていませんでした。とにかく異様な感じでした」と話していました。警察によりますと最初に川野さんから警察に相談があったのは去年10月21日で「交際相手に携帯電話をとられた。別れたいが、携帯電話を返すように警察から言ってほしい」という内容だったということです。 3日後にも、川野さんから「携帯電話は返してもらった。別れを告げたが相手が納得しない」という相談があり、警察が寺内容疑者から送られてきたメッセージを確認したところ「自分としては別れていない」「怒ったら許さんぞ」という内容だったということです。しかし、およそ1か月後の去年11月21日、川野さんから再び「相手が職場に来た。困るので、再度警告してほしい」と相談があり、さらに、その2日後にも「相手から着信が3件あり、出ないでいたら職場にも電話がかかってきた」という相談が寄せられました。そして去年11月26日に、川野さんから、ストーカー規制法に基づきつきまといなどを禁じる「禁止命令」を出してほしいという申し出があり、警察は緊急性が高い事案だと判断して、その日のうちに寺内容疑者に対し「禁止命令」を出したということです。先月9日には、寺内容疑者が警察に電話をかけてきて「禁止命令中なのに川野さんの方からメッセージを送ってきた」などと主張したということです。 事件前、警察が最後に川野さんに連絡を取ったのは年が明けた今月6日で、電話で「その後、不安に感じるようなことは起きていないか」と確認したところ、川野さんから特に異常はないという説明があったということです。 事件が発生したのはその10日後で、川野さんは勤務先からも近いJR博多駅近くの路上で刃物で十数か所を刺されて殺害されました。警察によりますと、貸与していた「緊急通報装置」は使われていなかったということです。 つきまといなどを警察に相談していた川野さんが殺害されたことについて、福岡県警の幹部は18日夜の記者会見で「今回、警察がとった措置については適切な対応だったと考えている。結果的に被害者が死亡したことについては、非常に残念でならない」などと述べました。店長は寺内容疑者について「毎週末にアルバイトとして働いていて、最後に会ったのは今月14日の夜から翌朝にかけての勤務の時でした。そのときはふだん通りまじめに働いていて、川野さんの話などもまったくしませんでした。事件の兆候は全く感じなかったので、本当に驚きました」と話していました。 また「2人は以前、同じ系列の店で働いていたのでそこで知り合ったのではないかと思います。うちの店に、川野さんが月に2回ほど友達と一緒に遊びに来ていました。去年、ストーカーの騒動があって警察から直接連絡があり、そのときに初めて2人が付き合っていることを知りました」と話していました。事件があったJR博多駅近くの路上には、花やお菓子、飲み物などが供えられ、職場に向かう人などが、立ち止まって手を合わせる姿がみられました。また、福岡市内に住んでいて現場をよく通るという男性は「身近なところで事件が起きてしまい、心を痛めています。このような事件が二度と起きないことを切に願っています」と話していました。
United States Latest News, United States Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
福岡 女性刺殺事件 殺人容疑で31歳の元交際相手を逮捕 | NHK【NHK】今月16日、福岡市のJR博多駅近くの路上で38歳の会社員の女性が刃物で刺されて死亡した事件で、警察は31歳の元交際相手を…
Read more »
【随時更新】福岡 女性刺殺事件 元交際相手を殺人容疑で逮捕 | NHK【NHK】今月16日、福岡市のJR博多駅近くの路上で38歳の会社員の女性が刃物で刺されて死亡した事件で、警察は元交際相手で31歳の…
Read more »
【会見詳細】福岡 博多 女性刺殺事件 元交際相手を殺人容疑で逮捕 | NHK【NHK】16日、福岡市のJR博多駅近くの路上で38歳の会社員の女性が刃物で刺されて死亡した事件で、警察は元交際相手で31歳の飲食…
Read more »
福岡 博多 女性刺殺事件 容疑者 別れ告げられ つきまとい繰り返す | NHK【NHK】今月16日、福岡市のJR博多駅近くの路上で38歳の会社員の女性が刃物で刺されて死亡した事件で、18日夜殺人の疑いで逮捕さ…
Read more »
