2025年9月に国立競技場で行われた世界陸上。TBSの石井大裕アナウンサーが、長年の取材で培った選手への深い理解と、その舞台裏を語る。村竹ラシッド選手へのインタビューで見せた涙の理由、そして選手と周囲の人々へのエール。2年間の準備期間、満員の国立競技場での選手たちの姿、石井アナが伝えたかったこと。
残すところあと1カ月半となった2025年。もり上がったイベントの一つに東京・ 国立競技場 で9月に行われた 世界陸上 があった。スタジアムからのリポートで選手の実感のこもった声を届けたTBS 石井大裕 アナウンサー(40)。日本中の感動を呼んだ選手の姿は、何年もかけて関係を深めた石井アナの高い取材力があった。石井アナがスポニチ本紙の取材に応じ、当時の舞台裏を明かした。(鈴木 美香) ――石井アナは2015年の北京大会から 世界陸上 に携わり、それ以降、今回の東京大会まで6大会で熱戦を伝えてきました。日本にとどまらず、世界各国のアスリートを多角的に取材しています。今年の東京大会へはどれぐらいの準備期間を設けましたか? 「東京大会に向けては、海外も含めて選手たちを2年間かけて入念に取材しました。日本人選手はもちろんですが、外国人選手についても、大会にかける強い思いを伺い、多くのことを学ばせていただきました。ですから、その思いを良い形で、しっかりと視聴者の皆様に伝えたいということを常に心がけていました」 ――110メートルハードル決勝で5位に入賞した 村竹ラシッド 選手のレース直後のインタビューが、視聴者の大きな感動を呼びました。結果を悔やみ、泣き崩れた村竹選手に、石井アナが涙を浮かべながら寄り添う様子、そして放送終了後も石井アナが村竹選手に声を掛け続けている場面が映し出され、その親身な姿に涙する人も多数いました。あの時はどのような思いでインタビューに臨んだのでしょうか。 「僕自身、いつも質問を事前に決めているわけではなく、選手の表情を見てから自然と出てくる感じなので、(村竹選手の時も)おそらく視聴者の皆さまと全く同じ気持ちであそこに立っていたんだと思います。昨年のパリ五輪で村竹選手が5位でレースを終えた後、ミックスゾーンで『次は東京でリベンジします』と笑顔で言ってくれたんです。僕は、そこからの彼の努力を見てきたので、僕自身、何をしゃべったのか実はあまり覚えていないんですけど、『ありがとうございます』という気持ちと『これからも応援しています』ということをお話ししたんだと思います。僕自身も、テニス選手時代に怪我で結果が出せず、周囲の期待を裏切ってしまったという経験があります。おこがましいですが、彼の気持ちが少しだけ分かる部分がありました。我々が生きている中で、12秒で結果が出てしまうことなんてほとんどないですよね。だけど、彼らはそこにすべてを注いでいる。そういうことを伝えることを大切にしたいと思っていました」「村竹選手をはじめ、桐生祥秀選手、北口榛花選手といった日本人選手の努力を長年見てきました。今回の舞台は、無観客だった東京五輪ではかなわなかった満員の 国立競技場 。母国の満員の観客の前で、彼らが持つベストを存分に発揮してもらうこと、それが大きなテーマでした。そして、日本人選手はもちろん、外国人選手もそうですが、家族、コーチ、所属会社など、周囲の人々の思いも背負って戦う選手たちに、そのすべてをサポートしたいという気持ちで、アスリート2,000人全員にエールを送りました」.
残すところあと1カ月半となった2025年。もり上がったイベントの一つに東京・国立競技場で9月に行われた世界陸上があった。スタジアムからのリポートで選手の実感のこもった声を届けたTBS石井大裕アナウンサー(40)。日本中の感動を呼んだ選手の姿は、何年もかけて関係を深めた石井アナの高い取材力があった。石井アナがスポニチ本紙の取材に応じ、当時の舞台裏を明かした。(鈴木 美香) ――石井アナは2015年の北京大会から世界陸上に携わり、それ以降、今回の東京大会まで6大会で熱戦を伝えてきました。日本にとどまらず、世界各国のアスリートを多角的に取材しています。今年の東京大会へはどれぐらいの準備期間を設けましたか? 「東京大会に向けては、海外も含めて選手たちを2年間かけて入念に取材しました。日本人選手はもちろんですが、外国人選手についても、大会にかける強い思いを伺い、多くのことを学ばせていただきました。ですから、その思いを良い形で、しっかりと視聴者の皆様に伝えたいということを常に心がけていました」 ――110メートルハードル決勝で5位に入賞した村竹ラシッド選手のレース直後のインタビューが、視聴者の大きな感動を呼びました。結果を悔やみ、泣き崩れた村竹選手に、石井アナが涙を浮かべながら寄り添う様子、そして放送終了後も石井アナが村竹選手に声を掛け続けている場面が映し出され、その親身な姿に涙する人も多数いました。あの時はどのような思いでインタビューに臨んだのでしょうか。 「僕自身、いつも質問を事前に決めているわけではなく、選手の表情を見てから自然と出てくる感じなので、(村竹選手の時も)おそらく視聴者の皆さまと全く同じ気持ちであそこに立っていたんだと思います。昨年のパリ五輪で村竹選手が5位でレースを終えた後、ミックスゾーンで『次は東京でリベンジします』と笑顔で言ってくれたんです。僕は、そこからの彼の努力を見てきたので、僕自身、何をしゃべったのか実はあまり覚えていないんですけど、『ありがとうございます』という気持ちと『これからも応援しています』ということをお話ししたんだと思います。僕自身も、テニス選手時代に怪我で結果が出せず、周囲の期待を裏切ってしまったという経験があります。おこがましいですが、彼の気持ちが少しだけ分かる部分がありました。我々が生きている中で、12秒で結果が出てしまうことなんてほとんどないですよね。だけど、彼らはそこにすべてを注いでいる。そういうことを伝えることを大切にしたいと思っていました」「村竹選手をはじめ、桐生祥秀選手、北口榛花選手といった日本人選手の努力を長年見てきました。今回の舞台は、無観客だった東京五輪ではかなわなかった満員の国立競技場。母国の満員の観客の前で、彼らが持つベストを存分に発揮してもらうこと、それが大きなテーマでした。そして、日本人選手はもちろん、外国人選手もそうですが、家族、コーチ、所属会社など、周囲の人々の思いも背負って戦う選手たちに、そのすべてをサポートしたいという気持ちで、アスリート2,000人全員にエールを送りました」
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