次のヤマハネットワーク製品はどうなる? 企画・マーケメンバー3人と作戦会議をしてみた (1/2)

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次のヤマハネットワーク製品はどうなる? 企画・マーケメンバー3人と作戦会議をしてみた (1/2)
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昨年、30周年を迎えたヤマハネットワーク製品。ルーターからスタートし、無線LANアクセスポイント、L2/L3スイッチなどバリエーションも増え、今も多くの中小企業のネットワークを支えている。 さて、次のヤマハネットワーク製品はどうなるのだろうか? 成長著しいAIの利用、人手不足に陥る情報システム部、マルチデバイス化、セキュリティ攻撃の脅威など、さまざまな課題と動向を踏まえ、ヤマハネットワーク製品の企画&マーケティングのメンバー3人とASCII編集部の大谷で作戦会議を敢行してきた。

さて、次のヤマハネットワーク製品はどうなるのだろうか? 成長著しいAIの利用、人手不足に陥る情報システム部、現場のマルチデバイス化、セキュリティ攻撃の脅威など、さまざまな課題と動向を踏まえ、ヤマハネットワーク製品の企画&マーケティングのメンバー3人と ASCII 編集部の大谷で作戦会議を敢行してきた。今回の集まってくれた3人は、ヤマハネットワーク製品の企画とマーケティングを担当するメンバー。無線LANアクセスポイントやスイッチなどのラインナップが増えた直近10年のヤマハネットワーク製品を、世に送り出してきたネットワーク事業の中堅社員たちだ。まずはプロフィールから振り返ってもらおう。 ヤマハネットワーク製品のプロモーション業務を担当している志村侑汰氏は、ヤマハ入社前にWiFiを中心にした通信インテグレーターでネットワークエンジニアをしていた。「エンジニアではあったのですが、小さい会社だったので、回線を手配したり、VNE事業者と連携したサービスを作ったり、とにかくいろいろやらせてもらいました」と振り返る。そんな中、身近だったヤマハネットワーク製品に魅せられ、7年前にヤマハに入社した。最初に担当したのは、海外の市場調査業務。「ネットワーク機器の市場調査だったので、チャレンジングではありました。ただ、当時北米に行って調べてきた海外メーカーやSD-WANの動向などは今も活きています。ともすると国内市場だけ見がちなので」と志村氏は語る。 小規模事業者から日本を代表する製造業に転職した志村氏。ヤマハの最初の感想を聞くと「いい意味で中小企業でした(笑)」という答えが戻ってきた。「大企業は開発や営業などの部門の壁が高そうですが、ヤマハは前職よりも規模はずいぶん大きくても、風通しの良さは同じくらいよかったです」と語る。 ヤマハネットワーク事業本部で商品企画を担当している新井田 博之氏は、電気通信系の大学で就活している際にヤマハの「顧客満足度の高いものづくり」という評価に心引かれて16年前にヤマハに新卒入社。「希望通りネットワーク機器の開発部門に配属されました。新製品としては、ヤマハが最初に出したスイッチである『SWX2200』でした」と振り返る。その後、志村氏といっしょにヤマハ発動機とのIoTプロジェクトを手がけたり、スイッチの営業サポート、YNOの開発などを担当した後、現在の商品企画に移る。「開発部にいた立場として営業や企画と近いというのは、志村さんと同じ感想。加えて、つねに製品がどのように使われるのかを意識して開発していたので、お客さまが近くにいる職場だと思いました」と新井田氏は語る。 志村氏がネットワーク、新井田氏が電気通信に素養を持っていたのに対し、半導体というハードウェアのスキルを活かそうとヤマハに入社したのが秦 祐輔氏だ。「音楽が好きだったこともあったし、音楽教室のようにモノコト両面で初心者の裾野を拡げるのが得意という印象があり、興味があった」とのこと。大学院で学んだ半導体の知識を活かすべく、11年前にヤマハに入社したという。ただ、当時は半導体不況まっただ中で、秦氏も入社1年でネットワーク部門に異動し、ソフトウェアの開発を担当することになった。秦氏は、「半導体の知識は要らなくなったし、ネットワーク機器も全然わからなかった(笑)。でも反骨精神ですかね。イチから勉強してやってやろうと」と振り返る。 そんな秦氏の努力は、ヤマハネットワークの組織風土で報われたという。「当時は企画部門もなかったので、開発部が企画を立て、お客さまの元に出向いて、聞いた意見を実装して、ドキュメントを書いていました。なんだかベンチャーみたいな自由度ありましたね」と語る。 最初に担当したのはPoEスイッチで、次はRTX1210のWeb GUI刷新を担当した。「いろいろな機能があるのに、操作がわかりにくかったのも事実。まだ経験もなかったですが、GUIをまとめて任せてもらって、ユーザビリティを中心にそこを作り直しました」と秦氏は語る。PCからWebブラウザを使って設定する前提から、スマホやクラウドまで前提を拡げ、幅広いユーザーをカバーできる操作性を実現できたという。そんなヤマハネットワーク製品で大事にしているのは、なによりユーザーからの期待に答えることだ。30年培ってきた「ヤマハなら安心」「ヤマハなら壊れない」「ヤマハなら使える」といった声に応えること。これは3人ともつねに意識しているという。「堅牢性や安定性、使いやすさなど、お客さまの期待にきちんと答えることを意識して作り込んでいると思います。どんな新しい要素が入っても、ヤマハの使い勝手はこういうものというのは継続して提供しています」(新井田氏)一方で、時代は大きく変わっている。ヤマハネットワーク製品の直接のユーザーであるエンジニアや情シスは人手不足が深刻化しており、一人あたりのカバーする範囲も拡がっている。また、ネットワークに加えて、セキュリティの観点も必須になっている。 新井田氏は、「今後、ネットワーク『だけ』を見るようなエンジニアは少なくなり、セキュリティや周辺まで含めて、マルチで管理できる人が必要になってくるはずです」と語る。秦氏も「ネットワークやセキュリティといった特定領域ではなく、社員の業務体験を守るみたいな視点に仕事の内容も変わってくると思います」と持論を披露する。 こうした中、ヤマハネットワークで提供できるのは「安心感」だ。ただ、同じものを提案し続けていても、その安心感は維持できない。秦氏は、「時代に合わせて通信内容やネットワークの使い方も変わってくる。こうしたトレンドをフォローすることで、結果的に安心感を担保し続けることが大切だと思っています」と語る。 志村氏は、「大手ネットワーク機器ベンダーのような最先端の技術は、ヤマハに求められているわけではないと思っています。最先端の技術を使いこなせるか不安というお客さまでも、現実的なコストと使いやすさで役に立つ機能を届けてほしいという期待があると思っています」と語る。.

さて、次のヤマハネットワーク製品はどうなるのだろうか? 成長著しいAIの利用、人手不足に陥る情報システム部、現場のマルチデバイス化、セキュリティ攻撃の脅威など、さまざまな課題と動向を踏まえ、ヤマハネットワーク製品の企画&マーケティングのメンバー3人とASCII編集部の大谷で作戦会議を敢行してきた。今回の集まってくれた3人は、ヤマハネットワーク製品の企画とマーケティングを担当するメンバー。無線LANアクセスポイントやスイッチなどのラインナップが増えた直近10年のヤマハネットワーク製品を、世に送り出してきたネットワーク事業の中堅社員たちだ。まずはプロフィールから振り返ってもらおう。 ヤマハネットワーク製品のプロモーション業務を担当している志村侑汰氏は、ヤマハ入社前にWiFiを中心にした通信インテグレーターでネットワークエンジニアをしていた。「エンジニアではあったのですが、小さい会社だったので、回線を手配したり、VNE事業者と連携したサービスを作ったり、とにかくいろいろやらせてもらいました」と振り返る。そんな中、身近だったヤマハネットワーク製品に魅せられ、7年前にヤマハに入社した。最初に担当したのは、海外の市場調査業務。「ネットワーク機器の市場調査だったので、チャレンジングではありました。ただ、当時北米に行って調べてきた海外メーカーやSD-WANの動向などは今も活きています。ともすると国内市場だけ見がちなので」と志村氏は語る。 小規模事業者から日本を代表する製造業に転職した志村氏。ヤマハの最初の感想を聞くと「いい意味で中小企業でした(笑)」という答えが戻ってきた。「大企業は開発や営業などの部門の壁が高そうですが、ヤマハは前職よりも規模はずいぶん大きくても、風通しの良さは同じくらいよかったです」と語る。 ヤマハネットワーク事業本部で商品企画を担当している新井田 博之氏は、電気通信系の大学で就活している際にヤマハの「顧客満足度の高いものづくり」という評価に心引かれて16年前にヤマハに新卒入社。「希望通りネットワーク機器の開発部門に配属されました。新製品としては、ヤマハが最初に出したスイッチである『SWX2200』でした」と振り返る。その後、志村氏といっしょにヤマハ発動機とのIoTプロジェクトを手がけたり、スイッチの営業サポート、YNOの開発などを担当した後、現在の商品企画に移る。「開発部にいた立場として営業や企画と近いというのは、志村さんと同じ感想。加えて、つねに製品がどのように使われるのかを意識して開発していたので、お客さまが近くにいる職場だと思いました」と新井田氏は語る。 志村氏がネットワーク、新井田氏が電気通信に素養を持っていたのに対し、半導体というハードウェアのスキルを活かそうとヤマハに入社したのが秦 祐輔氏だ。「音楽が好きだったこともあったし、音楽教室のようにモノコト両面で初心者の裾野を拡げるのが得意という印象があり、興味があった」とのこと。大学院で学んだ半導体の知識を活かすべく、11年前にヤマハに入社したという。ただ、当時は半導体不況まっただ中で、秦氏も入社1年でネットワーク部門に異動し、ソフトウェアの開発を担当することになった。秦氏は、「半導体の知識は要らなくなったし、ネットワーク機器も全然わからなかった(笑)。でも反骨精神ですかね。イチから勉強してやってやろうと」と振り返る。 そんな秦氏の努力は、ヤマハネットワークの組織風土で報われたという。「当時は企画部門もなかったので、開発部が企画を立て、お客さまの元に出向いて、聞いた意見を実装して、ドキュメントを書いていました。なんだかベンチャーみたいな自由度ありましたね」と語る。 最初に担当したのはPoEスイッチで、次はRTX1210のWeb GUI刷新を担当した。「いろいろな機能があるのに、操作がわかりにくかったのも事実。まだ経験もなかったですが、GUIをまとめて任せてもらって、ユーザビリティを中心にそこを作り直しました」と秦氏は語る。PCからWebブラウザを使って設定する前提から、スマホやクラウドまで前提を拡げ、幅広いユーザーをカバーできる操作性を実現できたという。そんなヤマハネットワーク製品で大事にしているのは、なによりユーザーからの期待に答えることだ。30年培ってきた「ヤマハなら安心」「ヤマハなら壊れない」「ヤマハなら使える」といった声に応えること。これは3人ともつねに意識しているという。「堅牢性や安定性、使いやすさなど、お客さまの期待にきちんと答えることを意識して作り込んでいると思います。どんな新しい要素が入っても、ヤマハの使い勝手はこういうものというのは継続して提供しています」(新井田氏)一方で、時代は大きく変わっている。ヤマハネットワーク製品の直接のユーザーであるエンジニアや情シスは人手不足が深刻化しており、一人あたりのカバーする範囲も拡がっている。また、ネットワークに加えて、セキュリティの観点も必須になっている。 新井田氏は、「今後、ネットワーク『だけ』を見るようなエンジニアは少なくなり、セキュリティや周辺まで含めて、マルチで管理できる人が必要になってくるはずです」と語る。秦氏も「ネットワークやセキュリティといった特定領域ではなく、社員の業務体験を守るみたいな視点に仕事の内容も変わってくると思います」と持論を披露する。 こうした中、ヤマハネットワークで提供できるのは「安心感」だ。ただ、同じものを提案し続けていても、その安心感は維持できない。秦氏は、「時代に合わせて通信内容やネットワークの使い方も変わってくる。こうしたトレンドをフォローすることで、結果的に安心感を担保し続けることが大切だと思っています」と語る。 志村氏は、「大手ネットワーク機器ベンダーのような最先端の技術は、ヤマハに求められているわけではないと思っています。最先端の技術を使いこなせるか不安というお客さまでも、現実的なコストと使いやすさで役に立つ機能を届けてほしいという期待があると思っています」と語る。

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