嵐の松本潤(41)がTBS日曜劇場「19番目のカルテ」(日曜後9・00)で総合診療医を好演している。同作で総合診療科の監修を務めるのは、生坂政臣医師。千葉大… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)
嵐の松本潤(41)がTBS日曜劇場「19番目のカルテ」(日曜後9・00)で総合診療医を好演している。同作で総合診療科の監修を務めるのは、生坂政臣医師。千葉大学医学部附属病院の総合診療科を立ち上げ、現在は一般社団法人日本専門医機構で総合診療領域の担当委員長として制度運営にも関わっている第一人者だ。生坂医師が“見えにくい医療”のリアルをどう伝えようとしたのか、また、主演・松本への信頼感を語った。 同作は、富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手掛ける。病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメント。「医療ドラマといえば、外科や救急外来、産婦人科など、命に直結する分野が描かれることがほとんどです。一方、総合診療科は問診が主体なので地味に見られがちで、古今東西、世界的にも主役として扱われることはほぼありません。ですから監修のお話をいただいた時は、本当にうれしかったです。 とはいうものの、実は2010年、同じ日曜劇場枠で『GM~踊れドクター』という作品がありました。主人公が診断を主とする総合診療医で、「GM」はGeneral Medicineの略です。この作品でも監修を務めたのですが、“ソウシン”という略語も繰り返し使われ、私たちの業界にとっては画期的なものでした。その3年後、厚生労働省が「総合診療科」を19番目の専門医制度に位置付けました。偶然ではなく、あのドラマが国民への認知を後押ししたと私は思っています」「ドラマの企画を聞いた時、率直に奇跡だと思いました。まさか、診断だけではない総合診療を真正面から描く作品が生まれるとは思っていなかったので、本当に“願ってもないチャンス”でした。 だからこそ、私から制作チームにお願いしたのは、ドラマを通して総合診療医という存在をもっと広く世の中に知らせたいということだけでした。私自身、現在は一般社団法人日本専門医機構で総合診療領域の制度運営に携わっています。制度が始まってからも「総合診療医って何をする人なの?」という疑問に答えるのは難しく、動画や講演などさまざまな手段を尽くしても伝えきれないもどかしさがありました。そんな中で届いたこの企画の話は、“渡りに船”以外の何ものでもありませんでした」「初めての打ち合わせの際、私はある種の覚悟をしていました。制作陣の総合診療医の存在を国民に広めたいという熱意を感じる一方で、ドラマである以上、娯楽性も欠かせない。現実との乖離をどこで折り合いをつけるかは、監修者として大きな課題になると思っていたんです。「私が最初に伝えたのは、「総合診療医は患者の話すスピードやリズムに合わせることが大事だ」ということ。患者さんはゆっくり話す方もいれば、早口で訴えてくる方もいる。そのペースに医師が合わせないと、信頼関係は築けません。本当に“没入”しておられると思います。沈黙の使い方、表情の緩急、声のトーン1つ1つに、患者さんへの理解や共感の深さがにじんでいる。総合診療医としての本質を理解されていると感じました。今では、時々松本さんの演技を思い出して、私自身の問診姿勢を正すほどです」「撮影現場にはなるべく足を運ぶようにしているのですが、直接お話しできていない方もいらっしゃいます。ただ、徳重の恩師・赤池登を演じる田中泯さんはお見かけした際、そのオーラに圧倒されました。日本での総合診療科の立ち上げに奔走した熟練者としての風格がにじみ出ていて、本当に素晴らしかったです。――逆にこれから会えるのを楽しみにしているキャストはいますか? 「『GM~踊れドクター』にも出演していた生瀬勝久さん(徳重が勤める魚虎総合病院の院長・北野栄吉役)ですね。まだお会いできていないのですが、同じ総合診療医を描くドラマで再びご一緒できるとは、なんて素敵な巡り合わせだろうと。密かに再会を心待ちにしています」「私が医学生だった頃、原因不明の顎の激痛に襲われ、2年ほど苦しみました。口腔外科や内科を転々としましたが診断はつかず、部活と勉強のストレスもあって休学し、アメリカへ“逃避行”しました。 そこで、たまたま訪れたクリニックで診察を受けたところ、「あなたの病気は三叉神経痛です」と即座に診断されました。処方された薬を飲むと、うそのように痛みが消えました。現地の総合診療医がわずか30分で見抜いたことに、「こういう医師が日本にも必要だ」と強く思い、アメリカで総合診療について学ぶ決意をしたのです。――総合診療医として患者と向き合う上で、大切にされていることは? 「よく「患者の立場になって考えましょう」と言いますが、私はさらに一歩踏み込んで「患者を自分に憑依させる」イメージで問診を行っています。つまり、患者さんの話を聞きながら、患者さんを自分の中に“取り込む”ようにして、その苦しみや生活背景をリアルに想像する。そうすることで最適なアプローチを導き出せるのです。 この“憑依”のイメージを描いてくださったのが、このドラマです。私は原作漫画の頃から本作のファンでしたが、ドラマ化にあたって書かれた坪田さんの脚本は、私が無意識に行っていた診察の本質を見事に表現してくれている。徳重の診察中に挟まれる回想シーンは、その“憑依”を映像化したものであり、青山貴洋監督独自の手法と相まって、見ていてドキッとするほどリアルです」「日本は世界に誇る国民皆保険制度を有していますが、少子高齢化や医療費・介護費の増大といった課題にも直面しています。その中で、総合診療科が19番目の専門医領域として加わったのは、非常に重要なステップです。 とはいえ、総合診療医の姿は国民にも、そして医療従事者にとっても、なかなか実像がつかめない。このドラマを通じてより多くの方が総合診療医の役割に触れ、関心を持っていただければ、医療政策の推進にもつながると信じています。その重要性が広く理解されることを、心から願っています」.
嵐の松本潤(41)がTBS日曜劇場「19番目のカルテ」(日曜後9・00)で総合診療医を好演している。同作で総合診療科の監修を務めるのは、生坂政臣医師。千葉大学医学部附属病院の総合診療科を立ち上げ、現在は一般社団法人日本専門医機構で総合診療領域の担当委員長として制度運営にも関わっている第一人者だ。生坂医師が“見えにくい医療”のリアルをどう伝えようとしたのか、また、主演・松本への信頼感を語った。 同作は、富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手掛ける。病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメント。「医療ドラマといえば、外科や救急外来、産婦人科など、命に直結する分野が描かれることがほとんどです。一方、総合診療科は問診が主体なので地味に見られがちで、古今東西、世界的にも主役として扱われることはほぼありません。ですから監修のお話をいただいた時は、本当にうれしかったです。 とはいうものの、実は2010年、同じ日曜劇場枠で『GM~踊れドクター』という作品がありました。主人公が診断を主とする総合診療医で、「GM」はGeneral Medicineの略です。この作品でも監修を務めたのですが、“ソウシン”という略語も繰り返し使われ、私たちの業界にとっては画期的なものでした。その3年後、厚生労働省が「総合診療科」を19番目の専門医制度に位置付けました。偶然ではなく、あのドラマが国民への認知を後押ししたと私は思っています」「ドラマの企画を聞いた時、率直に奇跡だと思いました。まさか、診断だけではない総合診療を真正面から描く作品が生まれるとは思っていなかったので、本当に“願ってもないチャンス”でした。 だからこそ、私から制作チームにお願いしたのは、ドラマを通して総合診療医という存在をもっと広く世の中に知らせたいということだけでした。私自身、現在は一般社団法人日本専門医機構で総合診療領域の制度運営に携わっています。制度が始まってからも「総合診療医って何をする人なの?」という疑問に答えるのは難しく、動画や講演などさまざまな手段を尽くしても伝えきれないもどかしさがありました。そんな中で届いたこの企画の話は、“渡りに船”以外の何ものでもありませんでした」「初めての打ち合わせの際、私はある種の覚悟をしていました。制作陣の総合診療医の存在を国民に広めたいという熱意を感じる一方で、ドラマである以上、娯楽性も欠かせない。現実との乖離をどこで折り合いをつけるかは、監修者として大きな課題になると思っていたんです。「私が最初に伝えたのは、「総合診療医は患者の話すスピードやリズムに合わせることが大事だ」ということ。患者さんはゆっくり話す方もいれば、早口で訴えてくる方もいる。そのペースに医師が合わせないと、信頼関係は築けません。本当に“没入”しておられると思います。沈黙の使い方、表情の緩急、声のトーン1つ1つに、患者さんへの理解や共感の深さがにじんでいる。総合診療医としての本質を理解されていると感じました。今では、時々松本さんの演技を思い出して、私自身の問診姿勢を正すほどです」「撮影現場にはなるべく足を運ぶようにしているのですが、直接お話しできていない方もいらっしゃいます。ただ、徳重の恩師・赤池登を演じる田中泯さんはお見かけした際、そのオーラに圧倒されました。日本での総合診療科の立ち上げに奔走した熟練者としての風格がにじみ出ていて、本当に素晴らしかったです。――逆にこれから会えるのを楽しみにしているキャストはいますか? 「『GM~踊れドクター』にも出演していた生瀬勝久さん(徳重が勤める魚虎総合病院の院長・北野栄吉役)ですね。まだお会いできていないのですが、同じ総合診療医を描くドラマで再びご一緒できるとは、なんて素敵な巡り合わせだろうと。密かに再会を心待ちにしています」「私が医学生だった頃、原因不明の顎の激痛に襲われ、2年ほど苦しみました。口腔外科や内科を転々としましたが診断はつかず、部活と勉強のストレスもあって休学し、アメリカへ“逃避行”しました。 そこで、たまたま訪れたクリニックで診察を受けたところ、「あなたの病気は三叉神経痛です」と即座に診断されました。処方された薬を飲むと、うそのように痛みが消えました。現地の総合診療医がわずか30分で見抜いたことに、「こういう医師が日本にも必要だ」と強く思い、アメリカで総合診療について学ぶ決意をしたのです。――総合診療医として患者と向き合う上で、大切にされていることは? 「よく「患者の立場になって考えましょう」と言いますが、私はさらに一歩踏み込んで「患者を自分に憑依させる」イメージで問診を行っています。つまり、患者さんの話を聞きながら、患者さんを自分の中に“取り込む”ようにして、その苦しみや生活背景をリアルに想像する。そうすることで最適なアプローチを導き出せるのです。 この“憑依”のイメージを描いてくださったのが、このドラマです。私は原作漫画の頃から本作のファンでしたが、ドラマ化にあたって書かれた坪田さんの脚本は、私が無意識に行っていた診察の本質を見事に表現してくれている。徳重の診察中に挟まれる回想シーンは、その“憑依”を映像化したものであり、青山貴洋監督独自の手法と相まって、見ていてドキッとするほどリアルです」「日本は世界に誇る国民皆保険制度を有していますが、少子高齢化や医療費・介護費の増大といった課題にも直面しています。その中で、総合診療科が19番目の専門医領域として加わったのは、非常に重要なステップです。 とはいえ、総合診療医の姿は国民にも、そして医療従事者にとっても、なかなか実像がつかめない。このドラマを通じてより多くの方が総合診療医の役割に触れ、関心を持っていただければ、医療政策の推進にもつながると信じています。その重要性が広く理解されることを、心から願っています」
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