音楽を取り巻く環境が変わっていった50年のあいだ、松任谷由実は最前線で駆け抜けた。ゆえにオリコン史上初の6年代連続1位という快挙を成し遂げたのだ。 →松任谷由美50周年と曲順格差。『ビュッフェにて』の後が『夕闇をひとり』だった頃
デビュー50周年を迎えた松任谷由実(写真は2003年8月、ザ・リッツ・カールトン東京で (Photo by Jonathan Wong/South China Morning Post via Getty Images)これを記念し、10月4日にはベストアルバム「ユーミン万歳」をリリース。初週で19.1万枚を売り上げ、オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得すると同時に、史上初となる、1970年代から2020年代の6年代連続1位を記録した。本作はラジオでのリクエストなどにより厳選された50曲に新曲1曲を加えた全51曲が収録されており、オールタイム・ベストの名にふさわしいアルバムとなっている。平成生まれの筆者が彼女の曲と最初に出会ったのは学校の音楽の授業だった。これは筆者がテレビを観ない家庭で育ったからかもしれない。しかし、より若い世代では「松任谷由実=教科書に載っている人」という認識を持っている人が多くなるはずである(そのせいもあり、「ユーミン」と親しげに呼ぶのは個人的にやや抵抗を覚える)。 もちろん、だからといって松任谷由実の魅力が若い世代に伝わらない、ということはないだろう。実際、初めて知った楽曲である「春よ、来い」は強く印象に残っている。普通、音楽の授業で歌った曲、それもポップソングを覚えるなど滅多にないはずだ。若い世代が松任谷由実と触れる機会は教科書だけに留まらない。たとえば若い女性に人気のソーシャルゲーム「刀剣乱舞 ONLINE」には、2020年リリースされた「あなたと 私と」が主題歌として採用されている。 他にも2021年公開された映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」では挿入歌として「VOYAGER〜日付のない墓標」が使用された。こちらは綾波レイ役の声優、林原めぐみによるカバー曲だったこともあり、松任谷由実だと気付かずに聞き惚れていた観客も少なくなかったのではないだろうか。 松任谷由実の楽曲は映画やドラマ、コマーシャルなどあらゆる媒体で採用され続けている。近年のものに限らず、過去の作品が時を超えて使われることも多い。提供楽曲や他のアーティストによるカバーも豊富であるため、例を挙げていけばキリがない。若い人々は彼女の曲だと知らずに繰り返し聴いていることも珍しくないはずだ。半世紀が過ぎた今、松任谷由実は自ら積極的に聴くアーティストではなく、自然と周囲に流れている存在であるといえるだろう。.
デビュー50周年を迎えた松任谷由実(写真は2003年8月、ザ・リッツ・カールトン東京で (Photo by Jonathan Wong/South China Morning Post via Getty Images)これを記念し、10月4日にはベストアルバム「ユーミン万歳」をリリース。初週で19.1万枚を売り上げ、オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得すると同時に、史上初となる、1970年代から2020年代の6年代連続1位を記録した。本作はラジオでのリクエストなどにより厳選された50曲に新曲1曲を加えた全51曲が収録されており、オールタイム・ベストの名にふさわしいアルバムとなっている。平成生まれの筆者が彼女の曲と最初に出会ったのは学校の音楽の授業だった。これは筆者がテレビを観ない家庭で育ったからかもしれない。しかし、より若い世代では「松任谷由実=教科書に載っている人」という認識を持っている人が多くなるはずである(そのせいもあり、「ユーミン」と親しげに呼ぶのは個人的にやや抵抗を覚える)。 もちろん、だからといって松任谷由実の魅力が若い世代に伝わらない、ということはないだろう。実際、初めて知った楽曲である「春よ、来い」は強く印象に残っている。普通、音楽の授業で歌った曲、それもポップソングを覚えるなど滅多にないはずだ。若い世代が松任谷由実と触れる機会は教科書だけに留まらない。たとえば若い女性に人気のソーシャルゲーム「刀剣乱舞 ONLINE」には、2020年リリースされた「あなたと 私と」が主題歌として採用されている。 他にも2021年公開された映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」では挿入歌として「VOYAGER〜日付のない墓標」が使用された。こちらは綾波レイ役の声優、林原めぐみによるカバー曲だったこともあり、松任谷由実だと気付かずに聞き惚れていた観客も少なくなかったのではないだろうか。 松任谷由実の楽曲は映画やドラマ、コマーシャルなどあらゆる媒体で採用され続けている。近年のものに限らず、過去の作品が時を超えて使われることも多い。提供楽曲や他のアーティストによるカバーも豊富であるため、例を挙げていけばキリがない。若い人々は彼女の曲だと知らずに繰り返し聴いていることも珍しくないはずだ。半世紀が過ぎた今、松任谷由実は自ら積極的に聴くアーティストではなく、自然と周囲に流れている存在であるといえるだろう。
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