好まざるとも到来する「素人がAIでコンテンツを量産する時代」--それに備えるAdobeの新機能とは(石川温)

United States News News

好まざるとも到来する「素人がAIでコンテンツを量産する時代」--それに備えるAdobeの新機能とは(石川温)
United States Latest News,United States Headlines
  • 📰 cnet_japan
  • ⏱ Reading Time:
  • 114 sec. here
  • 3 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 49%
  • Publisher: 51%

「好む、好まざるに関わらず、AI時代はやってくる」──。10月14日にアメリカ・マイアミで開催されたアドビのクリエイター向けイベント「Adobe MAX」を取材した。

「好む、好まざるに関わらず、AI時代はやってくる」 こう力説するのはソフトバンクの宮川潤一社長だ。 先日、行われた法人向けイベントで宮川社長は「2024年、生成AIに消極的な理由」と「2008年、スマホに消極的な理由」という2つのアンケート結果を提示。どちらも「必要性を感じない」「使い方、利便性に不安」「特に理由は無い」という意見が共通しており、「日本の経営層はAI活用に消極的だ」と嘆いた。 ※クリックすると拡大画像が見られます 振り返ってみれば、iPhoneが日本に上陸した際、「ガラケーで十分」「スマホなんていらない」なんて意見があった。 iPhoneを独占的に扱ってきたソフトバンクとしては、世間の関心の低さに当時は相当、嘆いていたはずだ。あれから15年以上、経過し、iPhoneをはじめとするスマホを導入していない企業は皆無に等しい。 そんななか、10月14日にアメリカ・マイアミで開催されたアドビのクリエイター向けイベント「Adobe MAX」を取材した。 「プロ向け」以外も注力するAdobe 基調講演で印象的だったのが、Adobe Expressの進化だ。 Adobe Expressとは、SNSにアップする画像や動画、紙に印刷するポスターやチラシなどのデザインが素人でも簡単にできてしまうというツールだ。 アドビといえば、PhotoshopやIllustratorなど、プロのフォトグラファーやデザイナーが使うソフトを提供している会社という印象が強いが、ここ数年はプロではない人向けのツールも強化する戦略をとっている。 ※クリックすると拡大画像が見られます アドビが特にターゲットにしているのが、企業内でSNSを使ってプロモーションをしている人たちや、店舗を持つ人たちだ。彼らは画像などのデザインを外注することもあるが、それではコスト的、また時間的にも負担が大きい。そうしたデザインを内製化していく上でAdobe Expressを活用して欲しいというわけだ。 今回のアップデートでは、予め出来上がっている告知物に対して、文字にアニメーションを加えたり、背景画像を変更し、動画を埋め込むのも簡単にできる機能が盛り込まれた。また、SNSごとに異なるサイズやレイアウトに一発で変更できるだけでなく、テキストの翻訳にも対応した。 単に画像に変更を加えるだけでなく、デザイン的に破綻しないよう、AIがうまいこと整えてくれるというのが頼もしかったりするのだ。 企業では、SNSに向けた画像をマーケティング担当が自分でやらなくてはいけないことがある。SNSの活用に詳しくても「デザインセンスはまるでない」という人でも、Adobe Expressがあれば、それなりに格好いい画像が作れてしまう。 また、今回、企業内でのコンテンツ制作がさらに便利になるアップデートが行われ、例えば、デザイン担当が作り込んだデザインやロゴに対してロックをしっかりとかけられるようになったことで、別のパーツに対してはマーケティング担当が自由にデザインを変えることができ、様々なSNSに配信できるようにもなった。これにより、ブランドガイドラインをしっかりと維持しつつ、デザインに詳しくない人が制作物に自由に手を加えられるというわけだ。 これまでの生成AI活用といえば、まずはブラウザにプロンプトを打ち込むことから始まるような印象があった。しかし、アドビのScott Belsky(スコット・ベルスキー)氏は「これまでの生成AIはプロンプト時代であった。便利だったが、デザインを作る上では安っぽいものになってしまっていた。これからはコントロールできる時代になっていく」と語った。 Adobe MAXでは、例えば動画編集ソフト「Premiere Pro」においては、動画生成AI「Firefly Video Model」により、足りない尺があった場合、動画の前か後ろを最大2秒、AIが動画を作ってくれて、足りない分を埋める機能が発表された。 企業内でも製品やサービスのプロモーションビデオを作ることがあるだろうが、尺が足りないからといって、撮影を再度行うというのが多くの無駄が発生してしまう。Firefly Video Modelによって「ちょっと足りない尺」を簡単に埋められるというのは、かなり魅力的だといえるだろう。 アドビのデジタルメディア事業部門代表であるDavid Wadhwani(デイビッド・ワドワーニ)氏は「生成AIは道具であり、人間の創造性を脅かすものではない」と力説する。デイビッド氏は「デジタルコンテンツの需要は今後2年で5倍に増える」と語り、クリエイティブ人材がさらに求められると語った。 ※クリックすると拡大画像が見られます 企業にとって、SNSを中心にプロモーションや顧客接点を増やそうと思えば、将来的に莫大なコンテンツを作っていかなくてはいけなくなるとアドビでは語る。ますます現場が忙しくなる中、猫の手を借りるのではなく、今後はAIの手を借りることで、業務効率だけでなく、企業の価値創出につなげることが重要になってきそうだ。 3年ぶりに登場した新「iPad mini」、Apple Intelligenceに対応(価格をAmazonでチェック).

「好む、好まざるに関わらず、AI時代はやってくる」 こう力説するのはソフトバンクの宮川潤一社長だ。 先日、行われた法人向けイベントで宮川社長は「2024年、生成AIに消極的な理由」と「2008年、スマホに消極的な理由」という2つのアンケート結果を提示。どちらも「必要性を感じない」「使い方、利便性に不安」「特に理由は無い」という意見が共通しており、「日本の経営層はAI活用に消極的だ」と嘆いた。 ※クリックすると拡大画像が見られます 振り返ってみれば、iPhoneが日本に上陸した際、「ガラケーで十分」「スマホなんていらない」なんて意見があった。 iPhoneを独占的に扱ってきたソフトバンクとしては、世間の関心の低さに当時は相当、嘆いていたはずだ。あれから15年以上、経過し、iPhoneをはじめとするスマホを導入していない企業は皆無に等しい。 そんななか、10月14日にアメリカ・マイアミで開催されたアドビのクリエイター向けイベント「Adobe MAX」を取材した。 「プロ向け」以外も注力するAdobe 基調講演で印象的だったのが、Adobe Expressの進化だ。 Adobe Expressとは、SNSにアップする画像や動画、紙に印刷するポスターやチラシなどのデザインが素人でも簡単にできてしまうというツールだ。 アドビといえば、PhotoshopやIllustratorなど、プロのフォトグラファーやデザイナーが使うソフトを提供している会社という印象が強いが、ここ数年はプロではない人向けのツールも強化する戦略をとっている。 ※クリックすると拡大画像が見られます アドビが特にターゲットにしているのが、企業内でSNSを使ってプロモーションをしている人たちや、店舗を持つ人たちだ。彼らは画像などのデザインを外注することもあるが、それではコスト的、また時間的にも負担が大きい。そうしたデザインを内製化していく上でAdobe Expressを活用して欲しいというわけだ。 今回のアップデートでは、予め出来上がっている告知物に対して、文字にアニメーションを加えたり、背景画像を変更し、動画を埋め込むのも簡単にできる機能が盛り込まれた。また、SNSごとに異なるサイズやレイアウトに一発で変更できるだけでなく、テキストの翻訳にも対応した。 単に画像に変更を加えるだけでなく、デザイン的に破綻しないよう、AIがうまいこと整えてくれるというのが頼もしかったりするのだ。 企業では、SNSに向けた画像をマーケティング担当が自分でやらなくてはいけないことがある。SNSの活用に詳しくても「デザインセンスはまるでない」という人でも、Adobe Expressがあれば、それなりに格好いい画像が作れてしまう。 また、今回、企業内でのコンテンツ制作がさらに便利になるアップデートが行われ、例えば、デザイン担当が作り込んだデザインやロゴに対してロックをしっかりとかけられるようになったことで、別のパーツに対してはマーケティング担当が自由にデザインを変えることができ、様々なSNSに配信できるようにもなった。これにより、ブランドガイドラインをしっかりと維持しつつ、デザインに詳しくない人が制作物に自由に手を加えられるというわけだ。 これまでの生成AI活用といえば、まずはブラウザにプロンプトを打ち込むことから始まるような印象があった。しかし、アドビのScott Belsky(スコット・ベルスキー)氏は「これまでの生成AIはプロンプト時代であった。便利だったが、デザインを作る上では安っぽいものになってしまっていた。これからはコントロールできる時代になっていく」と語った。 Adobe MAXでは、例えば動画編集ソフト「Premiere Pro」においては、動画生成AI「Firefly Video Model」により、足りない尺があった場合、動画の前か後ろを最大2秒、AIが動画を作ってくれて、足りない分を埋める機能が発表された。 企業内でも製品やサービスのプロモーションビデオを作ることがあるだろうが、尺が足りないからといって、撮影を再度行うというのが多くの無駄が発生してしまう。Firefly Video Modelによって「ちょっと足りない尺」を簡単に埋められるというのは、かなり魅力的だといえるだろう。 アドビのデジタルメディア事業部門代表であるDavid Wadhwani(デイビッド・ワドワーニ)氏は「生成AIは道具であり、人間の創造性を脅かすものではない」と力説する。デイビッド氏は「デジタルコンテンツの需要は今後2年で5倍に増える」と語り、クリエイティブ人材がさらに求められると語った。 ※クリックすると拡大画像が見られます 企業にとって、SNSを中心にプロモーションや顧客接点を増やそうと思えば、将来的に莫大なコンテンツを作っていかなくてはいけなくなるとアドビでは語る。ますます現場が忙しくなる中、猫の手を借りるのではなく、今後はAIの手を借りることで、業務効率だけでなく、企業の価値創出につなげることが重要になってきそうだ。 3年ぶりに登場した新「iPad mini」、Apple Intelligenceに対応(価格をAmazonでチェック)

We have summarized this news so that you can read it quickly. If you are interested in the news, you can read the full text here. Read more:

cnet_japan /  🏆 100. in JP

 

United States Latest News, United States Headlines

Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.

iPhoneのシャッター音を「日本だけ」消せない裏事情--スマホ通だけが知る回避方法も(石川温)iPhoneのシャッター音を「日本だけ」消せない裏事情--スマホ通だけが知る回避方法も(石川温)アップルストア、キャリアショップ、家電量販店など様々な販路で購入が可能だが、最近、一部の「iPhone通」で話題となっている購入方法が「カナダから個人輸入」というルートだ。
Read more »

【石川温】投稿一覧 - 日本経済新聞【石川温】投稿一覧 - 日本経済新聞石川温が、日経電子版のThink!エキスパートとしてニュースにひとこと解説。記事を分かりやすく読み解きながら、考察・分析や独自の視点、今後の展望や体験談をお届けします。
Read more »

新たな携帯番号「060」追加へ、少子化で人口も減るのになぜ?--使える番号の残りは(石川温)新たな携帯番号「060」追加へ、少子化で人口も減るのになぜ?--使える番号の残りは(石川温)総務省は10月2日、携帯電話の電話番号として新たに「060」で始まる11桁を割り当てると発表した。
Read more »

アドビMAX2024で新機能発表、動画生成AI「Firefly Video Model(ベータ)」登場アドビMAX2024で新機能発表、動画生成AI「Firefly Video Model(ベータ)」登場Adobe MAX 2024にて、Adobe Creative Cloud全体で100種類以上の新機能が発表された。注目は、動画生成機能「Firefly Video Model(ベータ)」の発表だ。これは、テキストから動画を生成したり、画像から動画を生成する機能を提供し、AIによる映像制作の可能性を広げる。
Read more »

AdobeがAIを使ったマーケティングツール「Adobe GenStudio for Performance Marketing」の提供を開始、クリエイターのアイデア出しなどをサポートする「Adobe Project Concept」やクラウド動画・写真コラボレーションツールの「Frame.io Version 4」も発表AdobeがAIを使ったマーケティングツール「Adobe GenStudio for Performance Marketing」の提供を開始、クリエイターのアイデア出しなどをサポートする「Adobe Project Concept」やクラウド動画・写真コラボレーションツールの「Frame.io Version 4」も発表Adobeが2024年10月13日に開催されたクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX 2024」において、AIを活用した企業や代理店のグローバルな広告・マーケティングキャンペーンの配信を手助けするマーケティングツール「Adobe GenStudio for Performance Marketing」の提供開始を発表しました。
Read more »

業界内で話題の「ドコモがつながらない」根本原因--ガラバゴスからの脱却は必然(石川温)業界内で話題の「ドコモがつながらない」根本原因--ガラバゴスからの脱却は必然(石川温)先日、NTTドコモが通信機器の調達を国内ベンダーから海外ベンダーに切り替えていくという報道があった。NTTドコモではこれまで富士通やNECといった国内ベンダーを中心に調達を行なっていたが、それをエリクソンやノキアにしていくというものだ。
Read more »



Render Time: 2026-04-02 10:24:10