大谷翔平、初の「DHでMVP」なるか 勝利への貢献トップ

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米大リーグはポストシーズンが佳境にある。大谷翔平のドジャースがどこまでいくかが注目されるが、もう一つの関心事がレギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)の行方。昨年右肘を手術し、今季は打者に専念した大谷は指名打者(DH)として本塁打、打点のナ・リーグ2冠を獲得したが、メジャーではDHでMVPを取った選手はいない。果たして大谷はこの前例を覆すのか。大谷がレギュラーシーズン終盤に猛打を重ねる中、かつ

米大リーグはポストシーズンが佳境にある。大谷翔平のドジャースがどこまでいくかが注目されるが、もう一つの関心事がレギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)の行方。昨年右肘を手術し、今季は打者に専念した大谷は指名打者(DH)として本塁打、打点のナ・リーグ2冠を獲得したが、メジャーではDHでMVPを取った選手はいない。果たして大谷はこの前例を覆すのか。 大谷がレギュラーシーズン終盤に猛打を重ねる中、かつてのレッドソックスの主砲、デービッド・オルティスの言葉が世間の関心を集めた。「自分はDHだったことでMVPを取れなかった。今年、米大リーグ機構(MLB)がどうするかを見守るつもりだ」 オルティスは2006年に54本塁打、137打点でア・リーグの2冠に輝いたが、この年MVPを獲得したのは打率3割2分1厘、34本塁打、130打点のジャスティン・モルノー(ツインズ)。主に一塁手として中地区優勝に貢献した。ちなみに小差でモルノーに敗れたのはア・リーグ2位の打率3割4分3厘をマークした遊撃手のデレク・ジーター(ヤンキース)。DHのオルティスは蚊帳の外の扱いだった。 このことをふまえれば、今年54本塁打、130打点で2冠を獲得したものの、オルティスと同じくDHに専念した大谷はMVPを取れない、という理屈が成り立つ。確かに、かつては守らないDHの選手は低く見られがちだったが、その頃と今では選手の評価基準が大きく変わっている。現在、選手評価で最も重視されているといえる指標にWARがある。「Wins Above Replacement」の略であるWARは打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価し、勝利への貢献度を表す指標。代替可能な選手と比べてどれだけチームの勝利数を増やしたかを表すもので、投手と野手の違いを超えてあらゆる選手を同じ土俵で比べることができる。 米データサイト「FANGRAPHS」が算出した今年のWARをみると、大谷は9.

1で堂々のナ・リーグトップ。平均的な選手がチームのDHを担った場合と比べて9勝上積みさせたことになる。2位は7.8をマークしたメッツの遊撃手、フランシスコ・リンドア。9月上旬の時点では2人のWARは拮抗していたが、中旬以降の驚異的な打棒で大谷が差をつけた。WAR算出の根拠となる指標をみると、まず守備面では当然ながらリンドアの方が数値が高い。守備スコアは10.8で、一度も守らなかった大谷はスコアなし、つまりゼロだ。さらに、守備位置ごとの難易度に基づくポジション補正値でリンドアはプラス6.6、大谷はマイナス17.2。合計すると、守備での貢献度で2人の間には34.6という大差がついた。このデータをみると、チームへの貢献の機会が主に打撃に限定されるDHがいかに不利かが分かる。 ただ、大谷は守備面でのマイナスを補ってあまりあるだけのパフォーマンスを打撃で見せた。打率3割1分と三冠王に迫る成績を残した大谷の打撃スコアはナ・リーグトップの70.9。打率2割7分3厘、33本塁打、91打点のリンドアを40以上も上回った。59盗塁をマークした大谷は走塁スコアもナ・リーグ2位の9.8と、リンドアの2倍以上の成績だった。 2000年代前半から野球の仕組みについて分析が進み、その集大成といえるWARをFANGRAPHSが体系化した。同サイトではオルティスが2冠に輝いた06年のランキングも見られるが、オルティスのWARは5.3でア・リーグ10位。打撃スコアは50.5と今年の大谷ほどスコアを挙げられず、走塁スコアはマイナス4.0だった。仮に06年にWARの概念が確立されていたとしても、オルティスは「DHだからMVPを取れなかった」というよりは、単純にスコアの見劣りから受賞を逃していたかもしれない。 WARが大きな注目を集めるきっかけになったのは12年。ミゲル・カブレラ(タイガース)が打率3割3分、44本塁打、139打点でア・リーグの三冠王に輝いたシーズンだ。大リーグで45年ぶりとなる三冠王の達成でMVPを獲得したが、満票での受賞ではなく、少なからぬ票がマイク・トラウト(エンゼルス)に流れた。 トラウトは打率では3割2分6厘と首位打者のカブレラにわずか4厘及ばなかっただけだが、本塁打は30本、打点は83と大きく水をあけられた。ただ、中堅守備と走塁でトップレベルのパフォーマンスを見せ、WARはア・リーグ1位の10.1。守備と走塁のスコアがマイナスのカブレラのWARは7.3だった。この年、MVPは全米野球記者協会の会員28人が投票権を持っていたが、そのうち6人がトラウトこそ最も勝利に貢献したと考え、1位票を投じた。このあたりから、野手でいえば打撃3部門(打率、本塁打、打点)の成績より、勝利への貢献度を重んじる傾向が強まっていった。大谷がDHながらMVP候補として選考の土俵に上がれるのは、データ分析によって勝利への貢献について理解が深まったからにほかならない。 米専門誌「ベースボール・アメリカ」は今季の大リーグ全体の年間MVPに、58本塁打、144打点でア・リーグ2冠のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)を選出した。史上初の「シーズン50本塁打、50盗塁」を達成した大谷ではなく、OPS(出塁率+長打率)でメジャー断トツの1.159、WARもメジャートップの11.2をマークしたジャッジを選出したのは順当な結果といえる。 それにしても、守備での貢献がかなわないDHで大谷がナ・リーグトップのWARをマークしたのは偉業といっていいだろう。同リーグで最もチームの勝利に貢献した大谷が「DHはMVPを取れない」という通説を覆すのは確実とみられているが、果たしてどうなるか。11月21日(日本時間22日)の発表が今から待ち遠しい。千葉県出身。大学卒業後、民放野球中継のデータスタッフやスポーツデータ配信会社勤務を経て2011年に独立。株式会社DELTA(東京・豊島)を立ち上げ、野球のデータ分析やプロ球団へのコンサルティングなどを手がける。23年9月に「プロ野球・MLBが10倍楽しくなる! よくわかるセイバーメトリクス」、24年4月に「プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート7」を発刊。

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