吉見茉莉奈、初体験の長編映画でつかみ取った世界 吉見茉莉奈 AI センターライン MAKO2
死亡事故を起こした人工知能(AI)を法で裁けるかをテーマに描いた映画「センターライン」が20日、都内の池袋シネマ・ロサで初日を迎える。警察庁が3月8日、緊急時に運転者が操作する「レベル3」の自動運転走行を可能にする、道交法改正案を国会に提出し、閣議決定されたばかりで社会性の高い作品だ。一方で、主人公の検察官・米子天々音と被告のAI「MAKO2」の対決を描き、法廷サスペンス、ロボットバディもの、SF要素を盛り込んだエンターテインメント作でもあり、今年のインディーズ映画では注目の1本だ。主演の吉見茉莉奈(28)に、長編映画デビュー作となった今作について聞いた。【村上幸将】「センターライン」は、AIが一般的になった平成39年が舞台。検察官2年目の米子天々音(吉見)は、希望した刑事部ではなく交通部に配属され、首を傾げつつも、前年の平成38年に死亡事故を起こしたAI「MAKO2」を過失致死罪で起訴する。MAKO2は法廷で、中央線を越えて正面衝突を起こしたのは運転を誤ったのではなく、運転手の深見蘭子(望月めいり)を殺すための故意だったと証言。深見は自動運転系AIのMAKO2を開発したソフトウエア技術者で、母とも言える存在だった。吉見 上映された時「日本では自動運転はどう思われているんですか?」と質問されました。その直後の3月に、米国でウーバー社の実験車が女性をはねた死亡事故があったので、本当にタイムリーなことを描いていると思いました。まだ、現実に自動運転の車に乗ったことがないので何とも言えないですけど…ただ、私は高速道路は、自動運転になった方がいいと思います。走っていると、より速くいきたいから、一刻も速く追い抜いていこうとしちゃうんですけど、自動運転だったら「自動運転だから、しょうがない」と、追い抜こうという気持ちがなくなると思うんです。吉見 MAKO2は、モーション担当の方と、声を当てている方が別にいるんですが、モーションをやっている方は、回を増すごとに動きが本当に生きものみたいになった。カメラなので縦と横の動きしかないんですけれど、こちらをちゃんと見る。会話するみたいな気持ちになったから、人間のやりとりと変わらない感じになって。鳥の動きを参考にしたそうです。私も、実家で小さい頃から鳥を飼っていたので…まさか、ここで、はまるとは思わなかったですね(笑い)。現場では、声優さんではない方が、仮で声を当てていたことがありましたが、問題なく演技できました。 吉見は舞台を中心に活動しており、映画への出演経験が少ない。その中、長野在住の下向監督をはじめ、スタッフ、主要キャストも全国各地にいたため、クランクインまでほとんど会うことが出来なかった。稽古を積み重ねて本番に挑む、舞台との違いに戸惑った 吉見 私は舞台が多くて、映画の出演は本当に小さなカメラでスタッフが1人で撮る、10分程度のものだけ…ほぼ初めてでしたね。監督とは、上京したタイミングで1回だけお会いしましたけど、キャストも全員、遠方に住んでいるので、撮影監督のJUNPEI SUZUKIさん含め、みんな「初めまして」で、MAKO2と一緒にお芝居するのも、そこが初めてでした(笑い)。顔を合わせた稽古も、それまで1回もなくてスカイプなどでやっていました。やっぱり、舞台だと稽古を1~2カ月重ねて挑む形なので…スカイプで稽古していたとはいえ、初対面の方ばかりに囲まれてお芝居するのは、なかなかない。MAKO2も機械の塊にしか見えない状態の中、しかも1番最初にラストシーンからの撮影…大丈夫かなと思いました。吉見 やっている最中は大変すぎて。愛知の名古屋、一宮でずっと撮影していて…私は実家が愛知なんですけど、離れているので終電が1番早く、いつも終電ギリギリに走って帰るみたいな…。1回、どうしても無理だから泊まってくれと名古屋にホテルを取って泊まったり、大変だったんですけど、映画って撮影が終わってからがスタート。全国、いろいろなところで上映をしたら、スタッフのみんなと、どんどん仲良くなって、上映を広げていこうとやっていくのが、バンドの全国ツアーを回るみたいな感じで楽しかった。吉見 傍聴は、それまで行ったことがなかったんですが…すごく興味深かった。裁判1つで、家族構成など被疑者の背景まで見える…それを、一般人が傍聴できるのは、すごいと思いました。裁判傍聴が好きな人の気持ちが分かりました。衣装も用意して欲しいと言われたので、女性の検察官は1回しか当たらなかったですけど、どういう服を着て、アクセサリーをつけ、髪形はどんな感じなのかはチェックして参考にしました。華美にしないけれど、堅すぎず…カッチリし過ぎず、ラフではないというところですね。裁判のシーンで、監督から「質問に(被告から)予測通りの回答が返ってきた時『うん』と言って下さい」と言われ、実際の裁判でも、そう感じたので取り入れました。吉見 大学の模擬法廷を使って撮影したんですけど、リアルで実際の裁判と変わらないと思える場所でした。8日間の撮影のうち5、6日目くらいで、なじんできた状態での撮影だったので、そこにMAKO2が座っているのが異質で面白かったですね。そんなに違和感がないというか、裁判シーンをいかにリアルにやるかに、すごく重きを置いていました。傍聴人のエキストラを入れての撮影だったので、柵を隔てて観客を入れるようで、まるで舞台本番をやるようでもあり、すごく神経を使いました。.
死亡事故を起こした人工知能(AI)を法で裁けるかをテーマに描いた映画「センターライン」が20日、都内の池袋シネマ・ロサで初日を迎える。警察庁が3月8日、緊急時に運転者が操作する「レベル3」の自動運転走行を可能にする、道交法改正案を国会に提出し、閣議決定されたばかりで社会性の高い作品だ。一方で、主人公の検察官・米子天々音と被告のAI「MAKO2」の対決を描き、法廷サスペンス、ロボットバディもの、SF要素を盛り込んだエンターテインメント作でもあり、今年のインディーズ映画では注目の1本だ。主演の吉見茉莉奈(28)に、長編映画デビュー作となった今作について聞いた。【村上幸将】「センターライン」は、AIが一般的になった平成39年が舞台。検察官2年目の米子天々音(吉見)は、希望した刑事部ではなく交通部に配属され、首を傾げつつも、前年の平成38年に死亡事故を起こしたAI「MAKO2」を過失致死罪で起訴する。MAKO2は法廷で、中央線を越えて正面衝突を起こしたのは運転を誤ったのではなく、運転手の深見蘭子(望月めいり)を殺すための故意だったと証言。深見は自動運転系AIのMAKO2を開発したソフトウエア技術者で、母とも言える存在だった。吉見 上映された時「日本では自動運転はどう思われているんですか?」と質問されました。その直後の3月に、米国でウーバー社の実験車が女性をはねた死亡事故があったので、本当にタイムリーなことを描いていると思いました。まだ、現実に自動運転の車に乗ったことがないので何とも言えないですけど…ただ、私は高速道路は、自動運転になった方がいいと思います。走っていると、より速くいきたいから、一刻も速く追い抜いていこうとしちゃうんですけど、自動運転だったら「自動運転だから、しょうがない」と、追い抜こうという気持ちがなくなると思うんです。吉見 MAKO2は、モーション担当の方と、声を当てている方が別にいるんですが、モーションをやっている方は、回を増すごとに動きが本当に生きものみたいになった。カメラなので縦と横の動きしかないんですけれど、こちらをちゃんと見る。会話するみたいな気持ちになったから、人間のやりとりと変わらない感じになって。鳥の動きを参考にしたそうです。私も、実家で小さい頃から鳥を飼っていたので…まさか、ここで、はまるとは思わなかったですね(笑い)。現場では、声優さんではない方が、仮で声を当てていたことがありましたが、問題なく演技できました。 吉見は舞台を中心に活動しており、映画への出演経験が少ない。その中、長野在住の下向監督をはじめ、スタッフ、主要キャストも全国各地にいたため、クランクインまでほとんど会うことが出来なかった。稽古を積み重ねて本番に挑む、舞台との違いに戸惑った 吉見 私は舞台が多くて、映画の出演は本当に小さなカメラでスタッフが1人で撮る、10分程度のものだけ…ほぼ初めてでしたね。監督とは、上京したタイミングで1回だけお会いしましたけど、キャストも全員、遠方に住んでいるので、撮影監督のJUNPEI SUZUKIさん含め、みんな「初めまして」で、MAKO2と一緒にお芝居するのも、そこが初めてでした(笑い)。顔を合わせた稽古も、それまで1回もなくてスカイプなどでやっていました。やっぱり、舞台だと稽古を1~2カ月重ねて挑む形なので…スカイプで稽古していたとはいえ、初対面の方ばかりに囲まれてお芝居するのは、なかなかない。MAKO2も機械の塊にしか見えない状態の中、しかも1番最初にラストシーンからの撮影…大丈夫かなと思いました。吉見 やっている最中は大変すぎて。愛知の名古屋、一宮でずっと撮影していて…私は実家が愛知なんですけど、離れているので終電が1番早く、いつも終電ギリギリに走って帰るみたいな…。1回、どうしても無理だから泊まってくれと名古屋にホテルを取って泊まったり、大変だったんですけど、映画って撮影が終わってからがスタート。全国、いろいろなところで上映をしたら、スタッフのみんなと、どんどん仲良くなって、上映を広げていこうとやっていくのが、バンドの全国ツアーを回るみたいな感じで楽しかった。吉見 傍聴は、それまで行ったことがなかったんですが…すごく興味深かった。裁判1つで、家族構成など被疑者の背景まで見える…それを、一般人が傍聴できるのは、すごいと思いました。裁判傍聴が好きな人の気持ちが分かりました。衣装も用意して欲しいと言われたので、女性の検察官は1回しか当たらなかったですけど、どういう服を着て、アクセサリーをつけ、髪形はどんな感じなのかはチェックして参考にしました。華美にしないけれど、堅すぎず…カッチリし過ぎず、ラフではないというところですね。裁判のシーンで、監督から「質問に(被告から)予測通りの回答が返ってきた時『うん』と言って下さい」と言われ、実際の裁判でも、そう感じたので取り入れました。吉見 大学の模擬法廷を使って撮影したんですけど、リアルで実際の裁判と変わらないと思える場所でした。8日間の撮影のうち5、6日目くらいで、なじんできた状態での撮影だったので、そこにMAKO2が座っているのが異質で面白かったですね。そんなに違和感がないというか、裁判シーンをいかにリアルにやるかに、すごく重きを置いていました。傍聴人のエキストラを入れての撮影だったので、柵を隔てて観客を入れるようで、まるで舞台本番をやるようでもあり、すごく神経を使いました。
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