NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜・前8時)で、漫画家のやなせたかしさんをモチーフにした柳井喬(やない・たかし)を演じている「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海がこのほど、スポーツ報知
NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜・前8時)で、漫画家のやなせたかしさんをモチーフにした柳井喬(やない・たかし)を演じている「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海がこのほど、スポーツ報知などの取材に応じた。 北村演じる喬は、家庭の都合で東京から高知に転居し、のちの妻となるヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)と知り合い、幼なじみとしてともに青春時代を過ごす。やがて徴兵され戦地に赴くが、復員後はのぶを追って上京。百貨店の宣伝部などの勤務を経て、漫画家として独立し、のちに国民的キャラクターとして知られる「アンパンマン」の生みの親となっていく。今回の第2週で幼少期の喬から北村にバトンタッチ。第3週から本格登場する。 朝ドラは初出演。「ビックリしましたね。最近、(役で)血だらけなことが多いので(笑)。オファーをいただいのが本当にちょうど誰かと戦ってる最中だった。基本的に朝ドラって、朝を支えるというか彩るというか…。自分でいいんだろうか、務まるんだろうか?というところがあった」と振り返る。 それでも「いろいろ考えたとき、自分の死生観みたいなところと、やなせさんの哲学というものがハマって。さらに(制作統括の)倉崎(憲)さんから『あなたしかいない』と信頼を置いてくださっているところに心を打たれた」と、やなせさんの人生を生ききることを決めた。「やなせさんを自分に降ろして、今だからこそちゃんと伝えなきゃいけないメッセージっていうのが非常に多くあると思っています」と語る。 役作りに関しては、書籍など出版物はもちろん、とりわけインタビュー動画が参考になったという。「声や表情から見る情報が助けになりましたね。僕らが知っているやなせさんって『アンパンマン』が世の中に知られているやなせさんの姿。ユーモアも柔らかさもあるんですけど、そこに自分はゴールを見たイメージだったんですよね。それを10代から演じるのは違うなと思っていて、自分がここに至るまでの人生経験を柳井喬として積まなければという道筋が見えました」 劇中では絵を描くシーンもあるが、吹き替えはせず北村自身の手によるもの。「僕は小学生の時から絵画教室に行っていて、選択授業も全部美術だったし、美大に行きたかったんですよ。デッサンとか下手なんですけど、メソッド自体は分かる。絵を描くことは自分にとってもなじみのあることだったので、ちょっと喬と通ずるものがあるかもしれません」と運命的なものを感じている。 「アンパンマン」を生むシーンはまだ先だが「練習してますよ」とはにかむ。「アンパンマンって誰しも描いたことあるじゃないですか。でもいざうまく描こうとすると全然描けなくて。まず丸を描くのが相当難しい。高知で最初にロケをしたときも、(宿泊した)ホテルのメモに20枚ぐらいアンパンマンを描いていましたね」 のぶとは、幼なじみからやがて人生のパートナーへとなっていく。2人の関係性について「喬にできないまっすぐな生き方をしていて、のぶが走って喬の前を歩いている道が光っているから、自分の人生に今足りないものを理解した時に初めて、のぶのことを好きだと気づくのかなと思っています」と分析する。 「人生ってひとりで生きるにはなかなか大変で、けれどやっぱり誰かと手をつないで歩かないといけない瞬間ってたくさんあって。お母さんっていう存在もそうですし、ずっと誰かと手をつなぎたいけどそれがかなわない人生だった。でものぶは走っているので喬の前にいるわけですよね。それが初めてお互いの人生経験を経て横に並んだ時に、この人が大切な人なんだって気づく物語なのかなと思っています」 喬はやがて徴兵され、戦地で想像を絶する飢えや、正義が簡単にひっくり返る理不尽さに直面。その経験がやがて、未来の創作の原点になっていく。ちょうどこの取材時、戦時中のシーンを撮影していた北村は「戦争ってものは悪だなと思いましたね。本当に辛さが、演じている全員の中にリアルに漂って…。芝居自体も感情を殺さなければならない。声量から姿勢から何ひとつとして、個性がなくなる。すべてがしんどいです」と本音を明かす。 壮絶な飢えが描かれるシーンでは、減量にも挑んだ。「もともと体重の増減はずっとやっていて、学生時代は喬としての細さみたいなのを見せたくてやせました。そこから美術学校に行って東京に出るときは、のぶたちとの対比でワイワイするようなシーンがあるので、体重を増やして顔においしいものを食べている感じが出るといいなっていうのがあって、そこからの戦争だったので…」 もともと役に合わせて体重をコントロールするのは慣れているそうだが「戦争の(役作りの)ときは、最終的には水も抜きっていう感じでやっていましたね」と過酷な減量体験を明かす。「8キロぐらい走って、風呂に入って汗を抜いて、カンパン1個のシーンに挑むみたいなことを毎日やっていました。正確に計ってはいないけれど、50キロ台までは落ちていると思います」と振り返る。 「それがどう映ってるかというよりかは、自分たちのメンタリティの問題というか。飢えを経験した中でやらないと説得力っていうものは生まれてこないと思っている。この先の柳井喬を作り上げる要素が詰まっているパートなので、そこには極力リアリティーを持って向き合いたいという感じでした」 今も、世界のどこかでは戦争があり、現代を生きる日本人も震災やコロナ禍など、価値観を揺るがされる出来事を経験した。「僕はまだ27年しか生きていなくて、やなせさんほどの紆余曲折の経験はしていないですけども、僕自身も3・11やコロナでは人の生き死にみたいなものを目の当たりにし、人生観を変えたひとつだった。だからこそ、やなせさんとの役との出会いっていうのは運命を感じざるを得なかったというのはありますね」と語る。 「ドラマや映画で今回のような戦争のシーンを描くということ―この時代に忘れさせないために描き続ける仕事って、僕らにしかできないなと思っているんです。いま、自分ができることを精一杯やるために、自分自身の人生を回帰したり、あのときの感情などを思い返しながら、やっているんだなと感じています」。やなせさんの生きざまを通して、北村自身の伝えるべき「愛と勇気」を追い求めていく。.
NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜・前8時)で、漫画家のやなせたかしさんをモチーフにした柳井喬(やない・たかし)を演じている「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海がこのほど、スポーツ報知などの取材に応じた。 北村演じる喬は、家庭の都合で東京から高知に転居し、のちの妻となるヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)と知り合い、幼なじみとしてともに青春時代を過ごす。やがて徴兵され戦地に赴くが、復員後はのぶを追って上京。百貨店の宣伝部などの勤務を経て、漫画家として独立し、のちに国民的キャラクターとして知られる「アンパンマン」の生みの親となっていく。今回の第2週で幼少期の喬から北村にバトンタッチ。第3週から本格登場する。 朝ドラは初出演。「ビックリしましたね。最近、(役で)血だらけなことが多いので(笑)。オファーをいただいのが本当にちょうど誰かと戦ってる最中だった。基本的に朝ドラって、朝を支えるというか彩るというか…。自分でいいんだろうか、務まるんだろうか?というところがあった」と振り返る。 それでも「いろいろ考えたとき、自分の死生観みたいなところと、やなせさんの哲学というものがハマって。さらに(制作統括の)倉崎(憲)さんから『あなたしかいない』と信頼を置いてくださっているところに心を打たれた」と、やなせさんの人生を生ききることを決めた。「やなせさんを自分に降ろして、今だからこそちゃんと伝えなきゃいけないメッセージっていうのが非常に多くあると思っています」と語る。 役作りに関しては、書籍など出版物はもちろん、とりわけインタビュー動画が参考になったという。「声や表情から見る情報が助けになりましたね。僕らが知っているやなせさんって『アンパンマン』が世の中に知られているやなせさんの姿。ユーモアも柔らかさもあるんですけど、そこに自分はゴールを見たイメージだったんですよね。それを10代から演じるのは違うなと思っていて、自分がここに至るまでの人生経験を柳井喬として積まなければという道筋が見えました」 劇中では絵を描くシーンもあるが、吹き替えはせず北村自身の手によるもの。「僕は小学生の時から絵画教室に行っていて、選択授業も全部美術だったし、美大に行きたかったんですよ。デッサンとか下手なんですけど、メソッド自体は分かる。絵を描くことは自分にとってもなじみのあることだったので、ちょっと喬と通ずるものがあるかもしれません」と運命的なものを感じている。 「アンパンマン」を生むシーンはまだ先だが「練習してますよ」とはにかむ。「アンパンマンって誰しも描いたことあるじゃないですか。でもいざうまく描こうとすると全然描けなくて。まず丸を描くのが相当難しい。高知で最初にロケをしたときも、(宿泊した)ホテルのメモに20枚ぐらいアンパンマンを描いていましたね」 のぶとは、幼なじみからやがて人生のパートナーへとなっていく。2人の関係性について「喬にできないまっすぐな生き方をしていて、のぶが走って喬の前を歩いている道が光っているから、自分の人生に今足りないものを理解した時に初めて、のぶのことを好きだと気づくのかなと思っています」と分析する。 「人生ってひとりで生きるにはなかなか大変で、けれどやっぱり誰かと手をつないで歩かないといけない瞬間ってたくさんあって。お母さんっていう存在もそうですし、ずっと誰かと手をつなぎたいけどそれがかなわない人生だった。でものぶは走っているので喬の前にいるわけですよね。それが初めてお互いの人生経験を経て横に並んだ時に、この人が大切な人なんだって気づく物語なのかなと思っています」 喬はやがて徴兵され、戦地で想像を絶する飢えや、正義が簡単にひっくり返る理不尽さに直面。その経験がやがて、未来の創作の原点になっていく。ちょうどこの取材時、戦時中のシーンを撮影していた北村は「戦争ってものは悪だなと思いましたね。本当に辛さが、演じている全員の中にリアルに漂って…。芝居自体も感情を殺さなければならない。声量から姿勢から何ひとつとして、個性がなくなる。すべてがしんどいです」と本音を明かす。 壮絶な飢えが描かれるシーンでは、減量にも挑んだ。「もともと体重の増減はずっとやっていて、学生時代は喬としての細さみたいなのを見せたくてやせました。そこから美術学校に行って東京に出るときは、のぶたちとの対比でワイワイするようなシーンがあるので、体重を増やして顔においしいものを食べている感じが出るといいなっていうのがあって、そこからの戦争だったので…」 もともと役に合わせて体重をコントロールするのは慣れているそうだが「戦争の(役作りの)ときは、最終的には水も抜きっていう感じでやっていましたね」と過酷な減量体験を明かす。「8キロぐらい走って、風呂に入って汗を抜いて、カンパン1個のシーンに挑むみたいなことを毎日やっていました。正確に計ってはいないけれど、50キロ台までは落ちていると思います」と振り返る。 「それがどう映ってるかというよりかは、自分たちのメンタリティの問題というか。飢えを経験した中でやらないと説得力っていうものは生まれてこないと思っている。この先の柳井喬を作り上げる要素が詰まっているパートなので、そこには極力リアリティーを持って向き合いたいという感じでした」 今も、世界のどこかでは戦争があり、現代を生きる日本人も震災やコロナ禍など、価値観を揺るがされる出来事を経験した。「僕はまだ27年しか生きていなくて、やなせさんほどの紆余曲折の経験はしていないですけども、僕自身も3・11やコロナでは人の生き死にみたいなものを目の当たりにし、人生観を変えたひとつだった。だからこそ、やなせさんとの役との出会いっていうのは運命を感じざるを得なかったというのはありますね」と語る。 「ドラマや映画で今回のような戦争のシーンを描くということ―この時代に忘れさせないために描き続ける仕事って、僕らにしかできないなと思っているんです。いま、自分ができることを精一杯やるために、自分自身の人生を回帰したり、あのときの感情などを思い返しながら、やっているんだなと感じています」。やなせさんの生きざまを通して、北村自身の伝えるべき「愛と勇気」を追い求めていく。
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