「サバイバー: 宿命の大統領」「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」「三体」から「イカゲーム:シーズン2」まで──。Netflixで配信中の作品から、この冬に観るべきおすすめを『WIRED』日本版スタッフが選んだ。
壮大なSFストーリーから心温まる韓国ドラマ、そして衝撃の展開を迎えるサスペンスまで、Netflixには多種多様なニーズに応えるドラマや映画、ドキュメンタリー作品が数多く揃っている。だが、あまりに大量であるがゆえに好みの作品を選ぶのが大変──という声も少なくない。 そこで、じっくり視聴する時間をとれる冬休みにおすすめしたいNetflix作品を、『WIRED』日本版スタッフがピックアップした。「サバイバー: 宿命の大統領」「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」「リアルスティール」から、12月26日に配信される「イカゲーム:シーズン2」まで、計20本を紹介していこう。 「ドント・ルック・アップ」 地球に衝突しようとしている彗星を科学者たちが発見したにもかかわらず、誰からも真剣にとり合ってもらえない──。まるで現実の地球で起きている気候変動についての議論を思わせるストーリー。最後には衝撃の結末が待っている。 関連記事:映画『ドント・ルック・アップ』からは、気候変動に立ち向かう科学者たちの「やりきれなさ」が浮かび上がってくる 「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」 人気ドラマ「ブラック・ミラー」シリーズから登場したインタラクティブ作品。観ている人がリモコンを操作をして、ストーリー展開を選んで楽しめる。Netflixが2017年に採用したインタラクティブ作品のなかで、最も人気の作品だ。このインタラクティブコンテンツ(ゲームを除く)については、今後の制作はないと噂されている。自分で物語をコントロールしているような感覚になれるこの機能を、一度は体験してみてほしい。 関連記事:製作秘話:Netflixの双方向ドラマ「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」はこうして生まれた 「三体」 中国人作家・劉慈欣のSF小説三部作を原作とするNetflixの新シリーズ「三体」。映像化が困難とされた中国のSF小説は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の共同クリエイター、製作総指揮、脚本によって実写化が実現した。 関連記事:Netflix版「三体」は、いかに映像化されたのか? 制作陣が語る“類のない挑戦”の舞台裏 「Formula 1: 栄光のグランプリ」 F1の1シーズンを追うNetflixオリジナルのドキュメンタリーシリーズ。2019年に配信が始まり、すでにシーズン6を数える。映画『AMY エイミー』でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したジェームズ・ゲイ=リースがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、ロンドンを拠点とするBox To Box Filmsが制作を担当した。過剰な演出には賛否両論あったが、本作によってF1の人気が高まり、特に米国では年間3レースが開催されるほど成功を収めた。 「賢い医師生活」 韓国・ソウルの総合病院を舞台に、医大の同級生5人の医師たちを中心とした日常を淡々と描くドラマ。韓国ドラマにありがちな権力争いなどのドロドロが一切ない。生と死が隣り合わせにある病院だからこそ生まれる葛藤や、避けられない悲しみに向き合いながら、日々を過ごす医師たちに元気をもらえる。 「夜明けのすべて」 PMS(月経前症候群)を抱える女性とパニック障害を抱える男性、友達でも恋人でもない同じ職場で出会ったふたり。人の心や状態、考えをわかることができなくても、理解しようと寄り添い助け合うことはできる。観た後に優しい気持ちになれる映画だ。 「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」 心に傷を負った映像作家が、南アフリカの海で1匹のタコと交流するドキュメンタリー映画。第93回アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞している本作は、人間とはまったく異なる生物の魅力的な生態だけでなく、多様な「知性」に気づかせてくれる。 「腹ぺこフィルのグルメ旅」 脚本家でプロデューサーのフィリップ・ローゼンタールが世界中を旅して、各地の“おいしいもの”を食べまくるドキュメンタリーシリーズ──と書くと陳腐に感じるかもしれない。要するに、食いしん坊のおっさんが、とびっきりの笑顔と愛嬌を振りまきながら世界中の食を楽しむ様子を画面越しに眺める番組だ。世界中の食文化の豊かさや都市の魅力のみならず、人情味あふれる人々とのコミュニケーション、そしてフィルの笑顔に癒やされる。食を目当てに旅したくなること請け合いだ。 「グランメゾン東京」 パリのフランス料理店でミシュランの2つ星を獲得したものの、閉店に追い込まれたシェフがゼロからの再起を図るストーリー。新たなレストランを東京で立ち上げ、相次ぐトラブルに見舞われながらも評価を高めていく過程が描かれており、次々に披露される料理の美しさにはため息(とヨダレ)が出るほどだ。注目すべきは、ひと癖もふた癖もある登場人物たち。いかにして“勝てる”チームはつくられるのか、そのためにどのような人材が求められ、一人ひとりの能力をいかに最大限に引き出していくのか──といった組織論の観点から観ると、さらに楽しめる。 「グッド・プレイス」 人は善行を積めば死後に天国へ行き、そうでなければ地獄へ送られるという話がある。このドラマでは、本来なら“悪い所”に送られるはずだった主人公が、手違いで“いい所”に来てしまうシーンから始まる。そこから起きる騒動と、うまく残留すべく“いい所”にふさわしい人間になろうとする主人公の言動などがコメディタッチで描かれるが、そもそも「いい」「悪い」とは何なのかといった哲学的なことも考えさせられる作品。 「サバイバー: 宿命の大統領」 大統領に“もしものこと”が起きたら──。そんな不測の事態どころか、大統領から閣僚、両院議員までテロで失われる事態に何が起きるのかを描いたシリーズを、米国の大統領選があったいま改めて観てほしい。米国の大統領であること、そして最高権力を手にすることが何を意味するのかを、改めて考えさせられる。ドラマ「24」で大統領を守る捜査官のジャック・バウアー役だったキーファー・サザーランドが、ここでは大統領を好演。韓国版リメイク「サバイバー: 60日間の大統領」もあり、こちらは設定やストーリー展開が少し異なるので二度楽しめる。 「ペントハウス」 韓国ドラマならではのエグい愛憎とドロドロの復讐劇を濃縮したようなドラマ。富裕層が暮らすソウルの超高級タワーマンションを舞台に起きる裏切りの連続と驚きの展開、そして俳優陣の狂気を帯びた怪演が見もの。全3シーズンを一気見してしまうこと間違いなしだ。同じ制作陣が再集結してつくられたドラマ「7人の脱出」もおすすめしたい。 「ボクらを作った映画たち」 伝説のハリウッド映画の舞台裏を関係者たちが振り返るドキュメンタリーシリーズ。2025年に公開40周年の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のほか、「プリティ・ウーマン」「ジュラシック・パーク」「フォレスト・ガンプ 一期一会」といった名作を支えた制作スタッフや俳優陣たちの証言から、ヒット作の裏にある涙ぐましい努力や意外な事実に迫る。 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」 『アイアンマン』でおなじみの俳優ジョン・ファヴローが、その続編のオファーを断ってでもつくりたかったという作品。クリエイターとして抱く情熱やジレンマをキャスパーという料理人に置き換え、製作・監督・脚本・主演の4役をこなしてつくられた。SNS、家族、陽気な仲間と音楽に彩られた人間ドラマはユーモアに溢れ、元気をもらえる作品だ。スピンオフドラマ「ザ・シェフ・ショー 〜だから料理は楽しい!〜」と合わせて、腹ぺこで視聴することをおすすめしたい。 「ワッツ・インサイド」 仲間の結婚式を前に、久々に集まって盛り上がる大学時代の友人たち。その仲間のひとりフォーブスが、心と体を入れ替えることができる装置を携え、それを使ってゲームをしようともちかけたことから、楽しいはずの一夜が悪夢へと化していくSFサスペンス。心と体が入れ替わるといって安易に想像できる展開の通りに物語は進んでいくが、複雑な人間相関図と制作側の編集技巧が粋で緊張感があり、画面からの吸引力がすごい。オンラインで提示される人工的な親密さとその価値観を探求したかったと監督が説明しているように、アイデンティティについて考えさせられる作品だ。 「イカゲーム:シーズン2」 2021年に配信され世界的に大ヒットした韓国ドラマ「イカゲーム」。待望のシーズン2が12月26日から配信される。人生が“詰みかけ”だった男、ソン・ギフンが命をかけた壮絶なゲームで優勝してから3年。残酷なサバイバルを終わらせて黒幕を明らかにすべく、ギフンは再びゲームに挑む。世界を震撼させたあのゲームが再び始まるだけに、また一気見してしまうこと間違いなしだろう。 「メネンデス兄弟」 実在の連続殺人犯を描いたドラマ「ダーマー」を手がけたライアン・マーフィーとイアン・ブレナンが、Netflixのために制作した米国の犯罪ドラマ「モンスターズ: メネンデス兄弟の物語」の第2シーズン。メネンデス兄弟による1987年の両親殺人事件をドラマ化した。マフィアによる犯行を主張した兄弟は親の遺産を散財し、逮捕後は父親から受けた虐待の正当防衛を主張した。裁判の1回目は審理不能、再審の2回目では……。 「Tokyo Override」 Netflixが制作した日本オリジナルのSFバイクアクションアニメ。テクノロジーが進化し、人工知能(AI)によって人々の移動から食事のデリバリーまですべてが自動化されシステムで管理されている100年後の東京が舞台だ。“最先端都市”である東京の「ウエスト地区」には、“タグ”のあるものしか住むことができない。人々の移動は監視され、境界線には見えない壁があり、すべてをデジタル省が管理している。そこでは人々は外を歩くことはなく、円盤型のホバーボードのようなものに乗っている。この世界で孤独なハッカーのカイと仲間たちが、街に潜む巨悪の存在を暴いていくというストーリー。ヤマハ発動機とホンダの協力のもと、実在するモデルとオリジナルデザインのオートバイが登場している点も見どころだ。 「リンカーン弁護士」 その時々の社会問題や価値観(例えば人種差別、性差別、同性愛嫌悪……)と普遍的な道徳観(法と正義や個人の倫理観)との間で生じるジレンマが、さまざまなストーリーとキャラクターを生み出しやすいからなのか、米国の「法廷ドラマ」には名作が多い(パッと思い返しても、『12人の怒れる男』『評決』『ア・フュー・グッドメン』『エリン・ブロコビッチ』などなど)。その名作リストに近年加わったのが、愛車のリンカーンを事務所がわりにしながら、被告のために闘うやり手弁護士ミッキー・ハラーを擁する本作だ。LAの街が内包する光と闇を巧みに描き出したリーガルサスペンスは、現在第3シーズンまで進行中。見始めたら、週末の時間があっという間に溶けていくこと間違いなし。 「ドラッグ最速ネット販売マニュアル」 主人公はドイツの田舎町に住むオタクな高校生、モーリツ。大好きなガールフレンドが1年間の米国留学から帰国して歓喜するが、帰ってきた彼女は“パリピ”になっていた! 彼女の心を取り戻そうとドラッグのネット販売を始めるモーリツだが、これがまさかの大成功。たちまち欧州随一のドラッグディーラーへと駆け上がり、さまざまなトラブルに巻き込まれていく──。ドイツ発の下剋上クライムコメディは、インターネットあるあるやNetflixのインターフェイスをうまく使った演出も秀逸。ちなみに実話である。 (Edited by Takuya Kikuchi) ※『WIRED』によるNetflixの関連記事はこちら。 Related Articles 『WIRED』の「THE WIRED WORLD IN 20XX」シリーズは、未来の可能性を拡張するアイデアやイノベーションのエッセンスが凝縮された毎年恒例の大好評企画だ。ユヴァル・ノア・ハラリやオードリー・タン、安野貴博、九段理江をはじめとする40名以上のビジョナリーが、テクノロジーやビジネス、カルチャーなど全10分野において、2025年を見通す最重要キーワードを掲げている。本特集は、未来を実装する者たちにとって必携の手引きとなるだろう。 詳細はこちら。.
壮大なSFストーリーから心温まる韓国ドラマ、そして衝撃の展開を迎えるサスペンスまで、Netflixには多種多様なニーズに応えるドラマや映画、ドキュメンタリー作品が数多く揃っている。だが、あまりに大量であるがゆえに好みの作品を選ぶのが大変──という声も少なくない。 そこで、じっくり視聴する時間をとれる冬休みにおすすめしたいNetflix作品を、『WIRED』日本版スタッフがピックアップした。「サバイバー: 宿命の大統領」「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」「リアルスティール」から、12月26日に配信される「イカゲーム:シーズン2」まで、計20本を紹介していこう。 「ドント・ルック・アップ」 地球に衝突しようとしている彗星を科学者たちが発見したにもかかわらず、誰からも真剣にとり合ってもらえない──。まるで現実の地球で起きている気候変動についての議論を思わせるストーリー。最後には衝撃の結末が待っている。 関連記事:映画『ドント・ルック・アップ』からは、気候変動に立ち向かう科学者たちの「やりきれなさ」が浮かび上がってくる 「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」 人気ドラマ「ブラック・ミラー」シリーズから登場したインタラクティブ作品。観ている人がリモコンを操作をして、ストーリー展開を選んで楽しめる。Netflixが2017年に採用したインタラクティブ作品のなかで、最も人気の作品だ。このインタラクティブコンテンツ(ゲームを除く)については、今後の制作はないと噂されている。自分で物語をコントロールしているような感覚になれるこの機能を、一度は体験してみてほしい。 関連記事:製作秘話:Netflixの双方向ドラマ「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」はこうして生まれた 「三体」 中国人作家・劉慈欣のSF小説三部作を原作とするNetflixの新シリーズ「三体」。映像化が困難とされた中国のSF小説は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の共同クリエイター、製作総指揮、脚本によって実写化が実現した。 関連記事:Netflix版「三体」は、いかに映像化されたのか? 制作陣が語る“類のない挑戦”の舞台裏 「Formula 1: 栄光のグランプリ」 F1の1シーズンを追うNetflixオリジナルのドキュメンタリーシリーズ。2019年に配信が始まり、すでにシーズン6を数える。映画『AMY エイミー』でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したジェームズ・ゲイ=リースがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、ロンドンを拠点とするBox To Box Filmsが制作を担当した。過剰な演出には賛否両論あったが、本作によってF1の人気が高まり、特に米国では年間3レースが開催されるほど成功を収めた。 「賢い医師生活」 韓国・ソウルの総合病院を舞台に、医大の同級生5人の医師たちを中心とした日常を淡々と描くドラマ。韓国ドラマにありがちな権力争いなどのドロドロが一切ない。生と死が隣り合わせにある病院だからこそ生まれる葛藤や、避けられない悲しみに向き合いながら、日々を過ごす医師たちに元気をもらえる。 「夜明けのすべて」 PMS(月経前症候群)を抱える女性とパニック障害を抱える男性、友達でも恋人でもない同じ職場で出会ったふたり。人の心や状態、考えをわかることができなくても、理解しようと寄り添い助け合うことはできる。観た後に優しい気持ちになれる映画だ。 「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」 心に傷を負った映像作家が、南アフリカの海で1匹のタコと交流するドキュメンタリー映画。第93回アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞している本作は、人間とはまったく異なる生物の魅力的な生態だけでなく、多様な「知性」に気づかせてくれる。 「腹ぺこフィルのグルメ旅」 脚本家でプロデューサーのフィリップ・ローゼンタールが世界中を旅して、各地の“おいしいもの”を食べまくるドキュメンタリーシリーズ──と書くと陳腐に感じるかもしれない。要するに、食いしん坊のおっさんが、とびっきりの笑顔と愛嬌を振りまきながら世界中の食を楽しむ様子を画面越しに眺める番組だ。世界中の食文化の豊かさや都市の魅力のみならず、人情味あふれる人々とのコミュニケーション、そしてフィルの笑顔に癒やされる。食を目当てに旅したくなること請け合いだ。 「グランメゾン東京」 パリのフランス料理店でミシュランの2つ星を獲得したものの、閉店に追い込まれたシェフがゼロからの再起を図るストーリー。新たなレストランを東京で立ち上げ、相次ぐトラブルに見舞われながらも評価を高めていく過程が描かれており、次々に披露される料理の美しさにはため息(とヨダレ)が出るほどだ。注目すべきは、ひと癖もふた癖もある登場人物たち。いかにして“勝てる”チームはつくられるのか、そのためにどのような人材が求められ、一人ひとりの能力をいかに最大限に引き出していくのか──といった組織論の観点から観ると、さらに楽しめる。 「グッド・プレイス」 人は善行を積めば死後に天国へ行き、そうでなければ地獄へ送られるという話がある。このドラマでは、本来なら“悪い所”に送られるはずだった主人公が、手違いで“いい所”に来てしまうシーンから始まる。そこから起きる騒動と、うまく残留すべく“いい所”にふさわしい人間になろうとする主人公の言動などがコメディタッチで描かれるが、そもそも「いい」「悪い」とは何なのかといった哲学的なことも考えさせられる作品。 「サバイバー: 宿命の大統領」 大統領に“もしものこと”が起きたら──。そんな不測の事態どころか、大統領から閣僚、両院議員までテロで失われる事態に何が起きるのかを描いたシリーズを、米国の大統領選があったいま改めて観てほしい。米国の大統領であること、そして最高権力を手にすることが何を意味するのかを、改めて考えさせられる。ドラマ「24」で大統領を守る捜査官のジャック・バウアー役だったキーファー・サザーランドが、ここでは大統領を好演。韓国版リメイク「サバイバー: 60日間の大統領」もあり、こちらは設定やストーリー展開が少し異なるので二度楽しめる。 「ペントハウス」 韓国ドラマならではのエグい愛憎とドロドロの復讐劇を濃縮したようなドラマ。富裕層が暮らすソウルの超高級タワーマンションを舞台に起きる裏切りの連続と驚きの展開、そして俳優陣の狂気を帯びた怪演が見もの。全3シーズンを一気見してしまうこと間違いなしだ。同じ制作陣が再集結してつくられたドラマ「7人の脱出」もおすすめしたい。 「ボクらを作った映画たち」 伝説のハリウッド映画の舞台裏を関係者たちが振り返るドキュメンタリーシリーズ。2025年に公開40周年の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のほか、「プリティ・ウーマン」「ジュラシック・パーク」「フォレスト・ガンプ 一期一会」といった名作を支えた制作スタッフや俳優陣たちの証言から、ヒット作の裏にある涙ぐましい努力や意外な事実に迫る。 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」 『アイアンマン』でおなじみの俳優ジョン・ファヴローが、その続編のオファーを断ってでもつくりたかったという作品。クリエイターとして抱く情熱やジレンマをキャスパーという料理人に置き換え、製作・監督・脚本・主演の4役をこなしてつくられた。SNS、家族、陽気な仲間と音楽に彩られた人間ドラマはユーモアに溢れ、元気をもらえる作品だ。スピンオフドラマ「ザ・シェフ・ショー 〜だから料理は楽しい!〜」と合わせて、腹ぺこで視聴することをおすすめしたい。 「ワッツ・インサイド」 仲間の結婚式を前に、久々に集まって盛り上がる大学時代の友人たち。その仲間のひとりフォーブスが、心と体を入れ替えることができる装置を携え、それを使ってゲームをしようともちかけたことから、楽しいはずの一夜が悪夢へと化していくSFサスペンス。心と体が入れ替わるといって安易に想像できる展開の通りに物語は進んでいくが、複雑な人間相関図と制作側の編集技巧が粋で緊張感があり、画面からの吸引力がすごい。オンラインで提示される人工的な親密さとその価値観を探求したかったと監督が説明しているように、アイデンティティについて考えさせられる作品だ。 「イカゲーム:シーズン2」 2021年に配信され世界的に大ヒットした韓国ドラマ「イカゲーム」。待望のシーズン2が12月26日から配信される。人生が“詰みかけ”だった男、ソン・ギフンが命をかけた壮絶なゲームで優勝してから3年。残酷なサバイバルを終わらせて黒幕を明らかにすべく、ギフンは再びゲームに挑む。世界を震撼させたあのゲームが再び始まるだけに、また一気見してしまうこと間違いなしだろう。 「メネンデス兄弟」 実在の連続殺人犯を描いたドラマ「ダーマー」を手がけたライアン・マーフィーとイアン・ブレナンが、Netflixのために制作した米国の犯罪ドラマ「モンスターズ: メネンデス兄弟の物語」の第2シーズン。メネンデス兄弟による1987年の両親殺人事件をドラマ化した。マフィアによる犯行を主張した兄弟は親の遺産を散財し、逮捕後は父親から受けた虐待の正当防衛を主張した。裁判の1回目は審理不能、再審の2回目では……。 「Tokyo Override」 Netflixが制作した日本オリジナルのSFバイクアクションアニメ。テクノロジーが進化し、人工知能(AI)によって人々の移動から食事のデリバリーまですべてが自動化されシステムで管理されている100年後の東京が舞台だ。“最先端都市”である東京の「ウエスト地区」には、“タグ”のあるものしか住むことができない。人々の移動は監視され、境界線には見えない壁があり、すべてをデジタル省が管理している。そこでは人々は外を歩くことはなく、円盤型のホバーボードのようなものに乗っている。この世界で孤独なハッカーのカイと仲間たちが、街に潜む巨悪の存在を暴いていくというストーリー。ヤマハ発動機とホンダの協力のもと、実在するモデルとオリジナルデザインのオートバイが登場している点も見どころだ。 「リンカーン弁護士」 その時々の社会問題や価値観(例えば人種差別、性差別、同性愛嫌悪……)と普遍的な道徳観(法と正義や個人の倫理観)との間で生じるジレンマが、さまざまなストーリーとキャラクターを生み出しやすいからなのか、米国の「法廷ドラマ」には名作が多い(パッと思い返しても、『12人の怒れる男』『評決』『ア・フュー・グッドメン』『エリン・ブロコビッチ』などなど)。その名作リストに近年加わったのが、愛車のリンカーンを事務所がわりにしながら、被告のために闘うやり手弁護士ミッキー・ハラーを擁する本作だ。LAの街が内包する光と闇を巧みに描き出したリーガルサスペンスは、現在第3シーズンまで進行中。見始めたら、週末の時間があっという間に溶けていくこと間違いなし。 「ドラッグ最速ネット販売マニュアル」 主人公はドイツの田舎町に住むオタクな高校生、モーリツ。大好きなガールフレンドが1年間の米国留学から帰国して歓喜するが、帰ってきた彼女は“パリピ”になっていた! 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