トランプ米大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に対して態度を突然硬化させたことに、欧州各国は衝撃を受けたのと同時にウクライナには支援の意向を伝え、米国側にも働き掛けている。
トランプ氏は19日、ソーシャルメディアへの投稿で、ゼレンスキー大統領を「選挙を実施しない独裁者」と呼び、「ぐずぐずしていると、ウクライナはなくなってしまうぞ」と警告。米国とロシアで交渉している戦争終結のディール(取引)を受け入れるよう圧力を強めた。 米国がウクライナに対する広範な軍事・資金支援を取りやめる可能性があるとの見通しに加え、米ロが欧州とウクライナ抜きで和平交渉に着手したことから、欧州の安全保障体制は見直しを迫られている。フランスのマクロン大統領と英国のスターマー首相は来週ワシントンを訪問し、ウクライナおよび防衛について協議する予定だ。 ギリシャのミツォタキス首相は20日、ブルームバーグとのインタビューで「トランプ大統領は非常に賢明な人物であり、独自の表現方法を持っている」と語った。さらに「ウクライナ人が関与しない限り、ウクライナの解決策はない。当然ながら欧州が関与しない欧州の安全保障体制もあり得ない」と述べた。Defense expenditures as a share of GDP, 2024 estimates トランプ大統領の過激な発言にロシア側も驚かされた。事情に詳しい関係者が語ったところによれば、ロシア側は戦争に対する米国の見解は有利に働く可能性があるとみていたが、トランプ氏のゼレンスキー氏に対する批判は、ロシアのあらゆる見通しを超えていた。 ロシア当局者はトランプ氏の交渉戦略を完全に理解しているわけではなく、落とし穴や予期せぬ展開を警戒している。ただ、戦争を終結させるどのような合意であろうとも、ロシアは最大限の利益を導き出すべく、そのチャンスを生かす必要があると、同関係者は匿名を条件に述べた。 欧州の指導者たちはサウジアラビアで行われた今週の米ロ会合を受け、ウクライナでの停戦を目指した戦略の策定に奔走している。しかし現時点で米ロが主導している和平協議には参加を要請されておらず、欧州の代表者も決まっていない。 ミツォタキス氏は「この種の話し合いに関しては、われわれの立場は比較的微妙だ。ただ、欧州も統一した意見を打ち出す必要が当然ある」と述べ、「またウクライナだけでなく域内の安全保障を確約するためにも、期待されている役割を果たす必要がある」とも語った。 ブルームバーグ・エコノミクスのアントニオ・バローゾ氏は「ウクライナにとって最悪のシナリオは、米国がロシアの意向に沿った合意を仲介し、ウクライナに受け入れを迫るか、もしくはウクライナが米国の支援を失うリスクを負うことだ。そうした場合、ウクライナは恐らく欧州の支援を受けながら戦い続けることを選択するだろう」と語った。.
トランプ氏は19日、ソーシャルメディアへの投稿で、ゼレンスキー大統領を「選挙を実施しない独裁者」と呼び、「ぐずぐずしていると、ウクライナはなくなってしまうぞ」と警告。米国とロシアで交渉している戦争終結のディール(取引)を受け入れるよう圧力を強めた。 米国がウクライナに対する広範な軍事・資金支援を取りやめる可能性があるとの見通しに加え、米ロが欧州とウクライナ抜きで和平交渉に着手したことから、欧州の安全保障体制は見直しを迫られている。フランスのマクロン大統領と英国のスターマー首相は来週ワシントンを訪問し、ウクライナおよび防衛について協議する予定だ。 ギリシャのミツォタキス首相は20日、ブルームバーグとのインタビューで「トランプ大統領は非常に賢明な人物であり、独自の表現方法を持っている」と語った。さらに「ウクライナ人が関与しない限り、ウクライナの解決策はない。当然ながら欧州が関与しない欧州の安全保障体制もあり得ない」と述べた。Defense expenditures as a share of GDP, 2024 estimates トランプ大統領の過激な発言にロシア側も驚かされた。事情に詳しい関係者が語ったところによれば、ロシア側は戦争に対する米国の見解は有利に働く可能性があるとみていたが、トランプ氏のゼレンスキー氏に対する批判は、ロシアのあらゆる見通しを超えていた。 ロシア当局者はトランプ氏の交渉戦略を完全に理解しているわけではなく、落とし穴や予期せぬ展開を警戒している。ただ、戦争を終結させるどのような合意であろうとも、ロシアは最大限の利益を導き出すべく、そのチャンスを生かす必要があると、同関係者は匿名を条件に述べた。 欧州の指導者たちはサウジアラビアで行われた今週の米ロ会合を受け、ウクライナでの停戦を目指した戦略の策定に奔走している。しかし現時点で米ロが主導している和平協議には参加を要請されておらず、欧州の代表者も決まっていない。 ミツォタキス氏は「この種の話し合いに関しては、われわれの立場は比較的微妙だ。ただ、欧州も統一した意見を打ち出す必要が当然ある」と述べ、「またウクライナだけでなく域内の安全保障を確約するためにも、期待されている役割を果たす必要がある」とも語った。 ブルームバーグ・エコノミクスのアントニオ・バローゾ氏は「ウクライナにとって最悪のシナリオは、米国がロシアの意向に沿った合意を仲介し、ウクライナに受け入れを迫るか、もしくはウクライナが米国の支援を失うリスクを負うことだ。そうした場合、ウクライナは恐らく欧州の支援を受けながら戦い続けることを選択するだろう」と語った。
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