プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)がWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)戦から一… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)
プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)がWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)戦から一夜明けた15日、横浜市内の所属ジムで会見を行った。前夜は試合前ヒントにしたという、世界スーパーミドル級4団体統一王者テレンス・クロフォード(37=米国)同様の華麗なアウトボクシングで圧倒。完全無欠なスタイルを披露し、日本人初の世界5階級制覇への期待も高まった。 前人未到の4団体王座5度目の防衛に成功した井上は「この試合に懸ける思いは非常に強かった。作戦通りしっかり勝つことができて本当にホッとしてる」と傷一つない顔で振り返った。衝撃の完封劇に、米専門誌リングが「美しいパフォーマンス」、米 スポーツ 専門局ESPNが「スピードと正確さは圧倒的だった」と報じるなど、海外メディアはこぞって絶賛。最強モンスターは「KOだけじゃなく、判定でも良い試合だと評価してもらえた」と目尻を下げた。 本場ラスベガスでは同日、クロフォードがスーパーミドル級4団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)に判定勝ちし、5階級制覇と史上初の3階級での4団体王座統一を成し遂げた。自身の試合前に映像をチェックしていたことを明かした井上は、「あの戦い方が凄く参考になった。雑に攻めてくるカネロに対して最後まで丁寧に戦った。自分の中でも(スタイルが)少し重なるものがあり、やりたいボクシングをやっていた」と振り返った。 これまで「35歳で引退」を公言したこともあったが、37歳で2階級上の相手を技術で上回り、2つの偉業を成し遂げた“お手本”の活躍は大きな刺激となったはず。「もちろんフェザーに行っても戦える自信はあるが、ここからはもう少し慎重になっていく。そんな簡単な世界じゃない」と本人は転級に慎重だが、所属ジムの大橋秀行会長は「あの戦いでいけばスーパーフェザー級までいけるな」と日本人未到の世界6階級制覇に期待を寄せた。“クロフォード流”を貫けば、全盛期のモンスターはまだまだ見られそうだ。 次戦は12月27日にサウジアラビアでの試合が内定し「これからピカソの映像を見ながら作戦を立てていきたい」と正式発表前に対戦相手の名前をポロリするハプニングも。「肉体的なダメージは、ほぼゼロ」と13年以来の年4試合に向け、しばしの休養を経てから再スタートを図る。 ≪圧勝クロフォード PFP1位復帰も≫クロフォードは41戦全勝(31KO)の左構えで、23年7月にウエルター級で男子史上初の2階級4団体統一を達成した。14日の世界スーパーミドル級4団体タイトルマッチではカネロをジャブ主体に手数の多さで圧倒。ジャッジ3人の採点は1人が116―112、2人が115―113だったが、内容はクロフォードの完勝だった。2階級上の4階級制覇王者を破ったことで、現在3位にいる米リング誌選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)では、2位の井上らを抜いて昨年4月以来の1位復帰を果たす可能性もある。.
プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)がWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)戦から一夜明けた15日、横浜市内の所属ジムで会見を行った。前夜は試合前ヒントにしたという、世界スーパーミドル級4団体統一王者テレンス・クロフォード(37=米国)同様の華麗なアウトボクシングで圧倒。完全無欠なスタイルを披露し、日本人初の世界5階級制覇への期待も高まった。 前人未到の4団体王座5度目の防衛に成功した井上は「この試合に懸ける思いは非常に強かった。作戦通りしっかり勝つことができて本当にホッとしてる」と傷一つない顔で振り返った。衝撃の完封劇に、米専門誌リングが「美しいパフォーマンス」、米スポーツ専門局ESPNが「スピードと正確さは圧倒的だった」と報じるなど、海外メディアはこぞって絶賛。最強モンスターは「KOだけじゃなく、判定でも良い試合だと評価してもらえた」と目尻を下げた。 本場ラスベガスでは同日、クロフォードがスーパーミドル級4団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)に判定勝ちし、5階級制覇と史上初の3階級での4団体王座統一を成し遂げた。自身の試合前に映像をチェックしていたことを明かした井上は、「あの戦い方が凄く参考になった。雑に攻めてくるカネロに対して最後まで丁寧に戦った。自分の中でも(スタイルが)少し重なるものがあり、やりたいボクシングをやっていた」と振り返った。 これまで「35歳で引退」を公言したこともあったが、37歳で2階級上の相手を技術で上回り、2つの偉業を成し遂げた“お手本”の活躍は大きな刺激となったはず。「もちろんフェザーに行っても戦える自信はあるが、ここからはもう少し慎重になっていく。そんな簡単な世界じゃない」と本人は転級に慎重だが、所属ジムの大橋秀行会長は「あの戦いでいけばスーパーフェザー級までいけるな」と日本人未到の世界6階級制覇に期待を寄せた。“クロフォード流”を貫けば、全盛期のモンスターはまだまだ見られそうだ。 次戦は12月27日にサウジアラビアでの試合が内定し「これからピカソの映像を見ながら作戦を立てていきたい」と正式発表前に対戦相手の名前をポロリするハプニングも。「肉体的なダメージは、ほぼゼロ」と13年以来の年4試合に向け、しばしの休養を経てから再スタートを図る。 ≪圧勝クロフォード PFP1位復帰も≫クロフォードは41戦全勝(31KO)の左構えで、23年7月にウエルター級で男子史上初の2階級4団体統一を達成した。14日の世界スーパーミドル級4団体タイトルマッチではカネロをジャブ主体に手数の多さで圧倒。ジャッジ3人の採点は1人が116―112、2人が115―113だったが、内容はクロフォードの完勝だった。2階級上の4階級制覇王者を破ったことで、現在3位にいる米リング誌選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)では、2位の井上らを抜いて昨年4月以来の1位復帰を果たす可能性もある。
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