トルコ南東部にあるシャンルウルファと呼ばれる県には、世界で唯一といわれる黒バラの...
もあります。「ルイ 14 世」という名前の黒バラがその起源だという説です。このルイ 14 世というバラは 1859 年にフランスで作出され、当時の王様の名前にちなんで名づけられました。このバラがユーフラテスの独特の大地でさらに黒みを帯びた種類へと変化を遂げたのかもしれません。この Halfeti の黒バラの知名度は、残念ながらトルコ国内でもそれほど高くありません。とはいえ、その芳しい香りに目をつけたのが英国の香水メーカー ペンハリガン。Hafetiの黒バラを原料にした香水が「Halfeti」という名前で売られています。 私はこれまでに何度も Halfeti を訪れていますが、今年初めて黒バラの収穫の時期に合わせて訪問できました。全盛期とはいえ、バラが咲き乱れている様子は見ることができません。Old Halfetiで咲いていたころはあちこちの庭で咲き誇っていたと思われますが、現在は観賞用としてではなく加工するために収穫されます。トルコではコロンヤ や石鹸やオイルなどに利用されます。 ですから咲いたバラから切り取られていきます。収穫は主に早朝。また、この黒バラは開ききってしまってからよりつぼみが少し開いた程度のほうが香りが強く出るそうです。ですから、バラの全盛期であってもビニールハウス内はバラの葉っぱだけが青々としている状態.
..。 とはいえ、今回は特別に収穫に立ち会わせていただきました。正確に言うと、早朝に収穫すべきバラを私のために残しておいてくださっていて、私の到着に合わせて収穫の様子を見せてくださいました。それにしても、この黒バラの香りのなんと芳しいこと...こんなに強い香りのバラは初めてです。とにかく酔いしれることができる香りです。ユーフラテス川は世界最古の川の一つで、聖書の巻頭の書「創世記」の1章ですでにその名前が出てきます。Halfetiではユーフラテス川を下るボートツアーが楽しめます。外国からのツーリストでここを訪れる人は少なく、圧倒的に多いのは国内観光で訪れるトルコ人たち。先ほども書いたように黒バラはそれほど知名度が高くないので、トルコ人ツーリストのお目当てはボートツアーです。ツアーの長さは 1 時間半ほどで、ボートは音楽を大音響で鳴らして進みます。雰囲気がぶち壊しなので、外国人ツーリストには不評。 途中、Rumkale と呼ばれる遺跡なども見ることができます。トルコ語で「ローマ時代のお城」という意味です。アッシリア文明が栄えた時に既に存在していたようですが、現在の遺跡は主にローマ時代のものだといわれています。この Rumkale にはイエスの弟子であった使徒ヨハネが住んでいたという逸話もあるようですが、その信ぴょう性は確立されていません。このボートツアーの目玉は、Halfeti Batık Camii というモスク。実はこのモスクは今では川の中に沈んでおり、ミナレットが突き出ているだけです。このエリアこそが Old Halfeti と呼ばれた場所で、ダムの建設に伴い水の中に沈んだところです。正真正銘のオリジナルの黒バラたちも水の中へ沈んでしまったかと思うと残念で仕方ありません。この Old Halfeti の水は本当に澄んでいて、泳ぐ魚を肉眼で容易に見つけることができるほどです。 ユーフラテス川の魅力に触れるのにちょうど良い長さのボートツアーとなっています。 さて、Halfeti ではこの黒バラをブランド化する動きが加速しており、ビニールハウスでの栽培の規模をさらに拡大させる計画もあるようです。この知る人ぞ知る Halfeti の黒バラが世界にもっと知られるようになることを私も願っています。
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