半年間の熱狂とともに、大阪・関西万博は2025年10月13日、その幕を閉じた。開幕前から、万博を追いかけてきた「大阪・関西万博をブラタマキ」もこの第23回をもって閉幕である。
累計来場者数は2025年10月13日(月)時点で2901万7924人(うちAD証入場者数343万8938人)。累計チケット販売数は2025年10月13日時点で2206万9546枚(チケット販売数は、閉幕後に来場実績を踏まえた精算等を実施するため、現時点での暫定値)。この中に筆者も入っているわけだ。開幕前に2回、開幕後の期間中に13回訪れた。ちなみに、1970年の大阪万博の際は小学校3年で6回入場していたので、倍増したことになる。 アフター万博の話で、夢洲をどうするのか、IR(統合型リゾート)はどうなるのか、この半年で得られた世界中とのネットワークをどう生かしていくのか、などなど重要なことは山ほどある。しかし、この最終回で伝えたいことは、万博の会場で、チェコ共和国パビリオンのマスコットキャラクター「レネ」と。1970年の大阪万博で展示されたガラス作品を制作したアーティスト、レネー・ロゥビチェク氏にちなんで名付けられた 文筆家、編集者、色彩研究、美術評論などで活躍されている三木学氏と筆者は、一緒に大阪府日本万国博覧会記念公園運営審議会の審議員を務めていたのだが、1970年の大阪万博跡地である万博記念公園の活用について多くの議論を重ねてきた(筆者は2期8年で満了となって今は離れている)。 ほかの審議員の方々ともさまざまな議論をしてきたが、三木氏と筆者、2人で一致していたのは「アーカイブ」の整備だった。特に三木氏は中之島美術館のアーカイブの担当者の方などさまざまな人たちとアーカイブのあり方を探っておられた。 筆者も、アーカイブについて提言してきた。70年万博は資料の保存がすばらしく、音声資料も多く残っていた。昭和の現代音楽、アニメ・特撮音楽、映画音楽などを研究し、実際の演奏会など多くをコーディネートしてきた西耕一氏に協力をしてもらって掘り起こし、現代美術家、映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家として活動している宇川直弘氏と協同して、「残された音声資料は膨大で、たとえば、万博で働く人に向かって岡本太郎(太陽の塔を作った現代アーティスト)らが訓示する声なども記録されていて、そういった当時の音声を使って作品を作った。ある意味筆者が作った「太陽の塔ウォーカー」というムックもその一環だったが、2025万博も今後はそう言う立体的な記憶を形作っていくことが大事だ。 今回のより開かれた万博でも、誰でもアクセスできる「アーカイブ」を作ることが急務だ。 日本国際博覧会協会の公式資料の整備はもちろん、訪れた観覧者の記録、そして、万博ミュージアムを作られた白井達郎さんのコレクションのように、個人コレクターたちの、万博のスタンプ、グッズ、記念品、紙資料などなど、莫大な関連コレクションも見通し良くなっていってほしい。 また、膨大な映像記録も気になる。三木氏がFacebookやXにもポストされていたが、今回の万博は70年万博のようなきちんとした記録映画の話を聞いていない。70年万博では、谷口千吉総監督『公式長編記録映画 日本万国博』という公式の映画があり、万博の全貌を記録した公式の長編記録映画として、1971年に劇場公開された。 しかし、今回は、1970年とは違い、2900万人の入場者はすべて、スマホなどの映像記録デバイスを持っており、未編集の動画、音声、写真の数はとんでもなく前回より多いはず。さまざまなリポートや記録は作られるだろうが、これらの大衆による記憶媒体を“編集する”のはドキドキする作業になるだろう。 自分の15回の万博訪問はすべて取材で、その素材だけでも多い。2度目の東京オリンピックの映画はシグネチャーパビリオンのプロデューサー、河瀨直美さんが撮影したが、大阪で2度目の大阪・関西万博は映画としても受け入れられる可能性は高い。今回は公式のプロモーション、情報発信も進化していて、公式のショート動画が毎日上げられ、しかも、センスが楽しい。説明的ではなく感覚的だが、そこにいる人の情緒を捉えた映像が多く発信された。この映像も膨大に撮られているだろう。.
累計来場者数は2025年10月13日(月)時点で2901万7924人(うちAD証入場者数343万8938人)。累計チケット販売数は2025年10月13日時点で2206万9546枚(チケット販売数は、閉幕後に来場実績を踏まえた精算等を実施するため、現時点での暫定値)。この中に筆者も入っているわけだ。開幕前に2回、開幕後の期間中に13回訪れた。ちなみに、1970年の大阪万博の際は小学校3年で6回入場していたので、倍増したことになる。 アフター万博の話で、夢洲をどうするのか、IR(統合型リゾート)はどうなるのか、この半年で得られた世界中とのネットワークをどう生かしていくのか、などなど重要なことは山ほどある。しかし、この最終回で伝えたいことは、万博の会場で、チェコ共和国パビリオンのマスコットキャラクター「レネ」と。1970年の大阪万博で展示されたガラス作品を制作したアーティスト、レネー・ロゥビチェク氏にちなんで名付けられた 文筆家、編集者、色彩研究、美術評論などで活躍されている三木学氏と筆者は、一緒に大阪府日本万国博覧会記念公園運営審議会の審議員を務めていたのだが、1970年の大阪万博跡地である万博記念公園の活用について多くの議論を重ねてきた(筆者は2期8年で満了となって今は離れている)。 ほかの審議員の方々ともさまざまな議論をしてきたが、三木氏と筆者、2人で一致していたのは「アーカイブ」の整備だった。特に三木氏は中之島美術館のアーカイブの担当者の方などさまざまな人たちとアーカイブのあり方を探っておられた。 筆者も、アーカイブについて提言してきた。70年万博は資料の保存がすばらしく、音声資料も多く残っていた。昭和の現代音楽、アニメ・特撮音楽、映画音楽などを研究し、実際の演奏会など多くをコーディネートしてきた西耕一氏に協力をしてもらって掘り起こし、現代美術家、映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家として活動している宇川直弘氏と協同して、「残された音声資料は膨大で、たとえば、万博で働く人に向かって岡本太郎(太陽の塔を作った現代アーティスト)らが訓示する声なども記録されていて、そういった当時の音声を使って作品を作った。ある意味筆者が作った「太陽の塔ウォーカー」というムックもその一環だったが、2025万博も今後はそう言う立体的な記憶を形作っていくことが大事だ。 今回のより開かれた万博でも、誰でもアクセスできる「アーカイブ」を作ることが急務だ。 日本国際博覧会協会の公式資料の整備はもちろん、訪れた観覧者の記録、そして、万博ミュージアムを作られた白井達郎さんのコレクションのように、個人コレクターたちの、万博のスタンプ、グッズ、記念品、紙資料などなど、莫大な関連コレクションも見通し良くなっていってほしい。 また、膨大な映像記録も気になる。三木氏がFacebookやXにもポストされていたが、今回の万博は70年万博のようなきちんとした記録映画の話を聞いていない。70年万博では、谷口千吉総監督『公式長編記録映画 日本万国博』という公式の映画があり、万博の全貌を記録した公式の長編記録映画として、1971年に劇場公開された。 しかし、今回は、1970年とは違い、2900万人の入場者はすべて、スマホなどの映像記録デバイスを持っており、未編集の動画、音声、写真の数はとんでもなく前回より多いはず。さまざまなリポートや記録は作られるだろうが、これらの大衆による記憶媒体を“編集する”のはドキドキする作業になるだろう。 自分の15回の万博訪問はすべて取材で、その素材だけでも多い。2度目の東京オリンピックの映画はシグネチャーパビリオンのプロデューサー、河瀨直美さんが撮影したが、大阪で2度目の大阪・関西万博は映画としても受け入れられる可能性は高い。今回は公式のプロモーション、情報発信も進化していて、公式のショート動画が毎日上げられ、しかも、センスが楽しい。説明的ではなく感覚的だが、そこにいる人の情緒を捉えた映像が多く発信された。この映像も膨大に撮られているだろう。
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