大リーグのウインターミーティングで、フィラデルフィア・フィリーズが西武ライオンズの今井達也投手の獲得に本腰を入れていることが判明。先発投手の補強を必要とするチーム事情と、今井のポテンシャルへの期待が背景にある。今井は打倒ドジャースを目標に掲げており、フィリーズはワールドシリーズ制覇を目指す上で重要な存在になりうる。
大リーグの球団幹部や代理人らが一堂に会する ウインターミーティング (WM)が7日(日本時間8日)、フロリダ州オーランドで開幕し、関係者が続々と現地入りした。大リーグ球団幹部によれば、 フィリーズ が西武から ポスティングシステム を利用した 今井達也 投手(27)の獲得に本腰を入れていることが判明した。先発右腕が手薄で補強ポイントに合致。今秋の地区シリーズで敗れたドジャースへの雪辱のため大きな期待をかけている。 移籍市場が本格的に動き出すWMの会場は「ウォルト・ディズニー・ワールド」の公式ホテル「シグニア・バイ・ヒルトン」だ。関係者が続々と現地入りした初日。ある大リーグ球団幹部は、 フィリーズ が今井の獲得に本腰を入れていることを明かし「先発投手が必要。ザック(・ウィーラー)が開幕に間に合うか微妙で、今井のような右の本格派の先発投手を欲しがっている」と熱弁した。 ヤンキースやカブス、撤退報道後も根強く噂が残るジャイアンツなど数々の名門球団が移籍先候補に挙がる中、フ軍の補強ポイントに今井は合致する。大リーグ公式サイトによれば、FAとなった左腕スアレスの去就が読めず、現時点で来季の先発ローテーションはサンチェス、ルサルドの左腕2人とノラ、ウィーラーの右腕2人の計4人が内定。ただ、エース右腕ウィーラーは9月の胸郭出口症候群の手術の影響で来季開幕に間に合うか不透明な状況で、ノラは年々球速が低下するなど不安要素が多い。25年に直球の平均球速95マイル(約153キロ)を計測し、変化球も切れる本格派の今井はうってつけの存在だ。 2年連続地区優勝のフ軍は今秋の地区シリーズではドジャースに1勝3敗で敗退した。今井はメジャー挑戦に際して「そういう打者から三振を取ってみたい」と大谷との対戦を熱望。テレビ番組のインタビューでもド軍を「倒したい」と発言し、米球界で大きな話題を呼んだ。フ軍は08年以来のワールドシリーズ制覇を目指し、今井には打倒・ド軍の切り札としての期待も大きい。 米メディアは既に契約規模を8年総額1億9000万ドル(約294億5000万円)と予想し、11日(日本時間12日)までのWM後に今井が厳選された複数の都市を訪問する予定を伝えている。交渉期限は来年1月2日(同3日午前7時)。辣腕(らつわん)で知られる代理人のスコット・ボラス氏は「彼は大規模な球団を好んでいる。強豪に身を置き、高いレベルでプレーしたいと考えている」と話しており、フ軍が大争奪戦の中心を担う可能性がある。(杉浦大介通信員) ▽フィラデルフィア・ フィリーズ 米北東部に位置するペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠地とする、ナ・リーグ東地区所属のメジャー球団。1883年創立で、1980年と2008年にワールドシリーズ制覇。過去には井口資仁、田口壮、青柳晃洋も所属した。本拠はシチズンズバンク・パーク(4万3500人収容)。 ≪シュワバー移籍なら岡本&村上「重要な候補」≫同じ幹部は、 フィリーズ が今井と同様に ポスティングシステム で大リーグ移籍を目指すヤクルト・村上、巨人・岡本の争奪戦に参戦する可能性について言及した。「(今季本塁打王でフ軍からFAの)シュワバーが移籍した場合、その2人が重要な代役候補になる」。村上については「9桁選手(年俸総額1億ドル以上=約155億円以上)になるか注目されるが、評価が難しい。スターになっても、苦しんでも驚かない」と評した。 スポーツ 専門サイト「ジ・アスレチック」は、パイレーツがシュワバーに4年総額1億ドル以上のオファーを出したと伝え、動向が注目される。.
大リーグの球団幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティング(WM)が7日(日本時間8日)、フロリダ州オーランドで開幕し、関係者が続々と現地入りした。大リーグ球団幹部によれば、フィリーズが西武からポスティングシステムを利用した今井達也投手(27)の獲得に本腰を入れていることが判明した。先発右腕が手薄で補強ポイントに合致。今秋の地区シリーズで敗れたドジャースへの雪辱のため大きな期待をかけている。 移籍市場が本格的に動き出すWMの会場は「ウォルト・ディズニー・ワールド」の公式ホテル「シグニア・バイ・ヒルトン」だ。関係者が続々と現地入りした初日。ある大リーグ球団幹部は、フィリーズが今井の獲得に本腰を入れていることを明かし「先発投手が必要。ザック(・ウィーラー)が開幕に間に合うか微妙で、今井のような右の本格派の先発投手を欲しがっている」と熱弁した。 ヤンキースやカブス、撤退報道後も根強く噂が残るジャイアンツなど数々の名門球団が移籍先候補に挙がる中、フ軍の補強ポイントに今井は合致する。大リーグ公式サイトによれば、FAとなった左腕スアレスの去就が読めず、現時点で来季の先発ローテーションはサンチェス、ルサルドの左腕2人とノラ、ウィーラーの右腕2人の計4人が内定。ただ、エース右腕ウィーラーは9月の胸郭出口症候群の手術の影響で来季開幕に間に合うか不透明な状況で、ノラは年々球速が低下するなど不安要素が多い。25年に直球の平均球速95マイル(約153キロ)を計測し、変化球も切れる本格派の今井はうってつけの存在だ。 2年連続地区優勝のフ軍は今秋の地区シリーズではドジャースに1勝3敗で敗退した。今井はメジャー挑戦に際して「そういう打者から三振を取ってみたい」と大谷との対戦を熱望。テレビ番組のインタビューでもド軍を「倒したい」と発言し、米球界で大きな話題を呼んだ。フ軍は08年以来のワールドシリーズ制覇を目指し、今井には打倒・ド軍の切り札としての期待も大きい。 米メディアは既に契約規模を8年総額1億9000万ドル(約294億5000万円)と予想し、11日(日本時間12日)までのWM後に今井が厳選された複数の都市を訪問する予定を伝えている。交渉期限は来年1月2日(同3日午前7時)。辣腕(らつわん)で知られる代理人のスコット・ボラス氏は「彼は大規模な球団を好んでいる。強豪に身を置き、高いレベルでプレーしたいと考えている」と話しており、フ軍が大争奪戦の中心を担う可能性がある。(杉浦大介通信員) ▽フィラデルフィア・フィリーズ 米北東部に位置するペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠地とする、ナ・リーグ東地区所属のメジャー球団。1883年創立で、1980年と2008年にワールドシリーズ制覇。過去には井口資仁、田口壮、青柳晃洋も所属した。本拠はシチズンズバンク・パーク(4万3500人収容)。 ≪シュワバー移籍なら岡本&村上「重要な候補」≫同じ幹部は、フィリーズが今井と同様にポスティングシステムで大リーグ移籍を目指すヤクルト・村上、巨人・岡本の争奪戦に参戦する可能性について言及した。「(今季本塁打王でフ軍からFAの)シュワバーが移籍した場合、その2人が重要な代役候補になる」。村上については「9桁選手(年俸総額1億ドル以上=約155億円以上)になるか注目されるが、評価が難しい。スターになっても、苦しんでも驚かない」と評した。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は、パイレーツがシュワバーに4年総額1億ドル以上のオファーを出したと伝え、動向が注目される。
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