サステナビリティ実現にむけて生物多様性を「改善と回復」する技術とは? ~増加する特許出願から見える改善・回復技術の規模と内容~

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アスタミューゼ株式会社のプレスリリース(2023年9月21日 09時40分)サステナビリティ実現にむけて生物多様性を「改善と回復」する技術とは? ~増加する特許出願から見える改善・回復技術の規模と内容~

アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩)は、サステナビリティな社会の実現において重要な「生物多様性の改善・回復」に関する技術領域において、弊社の所有するイノベーションデータベース(論文・特許・スタートアップ・グラントなどのイノベーション・研究開発情報)を網羅的に分析し、動向をレポートとしてまとめました。アスタミューゼでは、2023年6月に公開したレポート「生物多様性にかかわる水・土壌の測定技術は研究段階から実装段階に ~TNFD、CSRDなどの動向、関連技術の特許とグラント~」において、特許と競争的研究資金(グラント)のデータ分析をおこない、生物多様性にかかわる水・土壌の測定と数値化は研究段階から実用段階へ移行しつつあることを示しました一方で、その数値を改善するための技術開発はどのようになっているでしょうか。生態系の回復と保護、土壌保水力の向上などにかかわるさまざまな研究が行われています。民間セクターから出願されることがメインの特許では、どのような生物多様性を「回復する技術」が出願されているのでしょうか? アスタミューゼの構築するデータベースから探ります。アスタミューゼは、グラント(科研費など競争的研究資金)、特許、ベンチャー企業など各種の技術情報を統合した世界最大級のデータベースを構築することで、世界中の無形資産・イノベーションを可視化しています。特許情報は、すでに開発された技術の動向や直近の技術開発事例、潜在的プレイヤーなどをうかがう指標として考えることができます。 図1は、生物多様性の改善・回復に関わる特許の出願数の年次推移を示します。「生物多様性」が明記されている特許のみを抽出しています。また、今回は、生物多様性の「改善と回復」に関する技術を対象にしているので、「モニタリングと評価」にとどまるものは除外しています。「生物多様性の改善・回復」に限定した特許は、2001年以降の出願総数は800件程度となりました。出願数は右肩上がりで増加傾向にあります。 出願国は中国が圧倒的に多く、9割以上を占めています。これは中国語から英語に翻訳してデータベースに格納されるさいに“biodiversity”がふくまれる事例がおおい可能性も考えられますが、実際に抽出された特許の内容を確認したかぎりでは、おおむね「生物多様性の改善・回復」に関わる技術となっていました。図2は「生物多様性の改善・回復」に関する出願特許に紐づけられた技術分類の分布です。ここで示している技術分類IPC(International Patent Classification)は、全世界で使用されている特許の技術分類です。1つの特許に複数のIPCが付与されることも多いので、各分類の事例数の合計は出願数を上回ることには注意が必要です。もっとも多くの特許に付与されているのは農林業に関わるものでした。たとえば、ユーカリ林で golden camelia(金花茶)を栽培する方法などがふくまれます。.

アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩)は、サステナビリティな社会の実現において重要な「生物多様性の改善・回復」に関する技術領域において、弊社の所有するイノベーションデータベース(論文・特許・スタートアップ・グラントなどのイノベーション・研究開発情報)を網羅的に分析し、動向をレポートとしてまとめました。アスタミューゼでは、2023年6月に公開したレポート「生物多様性にかかわる水・土壌の測定技術は研究段階から実装段階に ~TNFD、CSRDなどの動向、関連技術の特許とグラント~」において、特許と競争的研究資金(グラント)のデータ分析をおこない、生物多様性にかかわる水・土壌の測定と数値化は研究段階から実用段階へ移行しつつあることを示しました一方で、その数値を改善するための技術開発はどのようになっているでしょうか。生態系の回復と保護、土壌保水力の向上などにかかわるさまざまな研究が行われています。民間セクターから出願されることがメインの特許では、どのような生物多様性を「回復する技術」が出願されているのでしょうか? アスタミューゼの構築するデータベースから探ります。アスタミューゼは、グラント(科研費など競争的研究資金)、特許、ベンチャー企業など各種の技術情報を統合した世界最大級のデータベースを構築することで、世界中の無形資産・イノベーションを可視化しています。特許情報は、すでに開発された技術の動向や直近の技術開発事例、潜在的プレイヤーなどをうかがう指標として考えることができます。 図1は、生物多様性の改善・回復に関わる特許の出願数の年次推移を示します。「生物多様性」が明記されている特許のみを抽出しています。また、今回は、生物多様性の「改善と回復」に関する技術を対象にしているので、「モニタリングと評価」にとどまるものは除外しています。「生物多様性の改善・回復」に限定した特許は、2001年以降の出願総数は800件程度となりました。出願数は右肩上がりで増加傾向にあります。 出願国は中国が圧倒的に多く、9割以上を占めています。これは中国語から英語に翻訳してデータベースに格納されるさいに“biodiversity”がふくまれる事例がおおい可能性も考えられますが、実際に抽出された特許の内容を確認したかぎりでは、おおむね「生物多様性の改善・回復」に関わる技術となっていました。図2は「生物多様性の改善・回復」に関する出願特許に紐づけられた技術分類の分布です。ここで示している技術分類IPC(International Patent Classification)は、全世界で使用されている特許の技術分類です。1つの特許に複数のIPCが付与されることも多いので、各分類の事例数の合計は出願数を上回ることには注意が必要です。もっとも多くの特許に付与されているのは農林業に関わるものでした。たとえば、ユーカリ林で golden camelia(金花茶)を栽培する方法などがふくまれます。

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