これがSDV量産への第一歩 トヨタの新車載OS「Arene(アリーン)」の正体

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これがSDV量産への第一歩 トヨタの新車載OS「Arene(アリーン)」の正体
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新型「RAV4」に搭載。トヨタは新たな車載OS「Arene」で何を成し遂げようとしているのか。

トヨタ のSDV量産化のカギを握る、ウーブン・バイ・ トヨタ (WbyT)が中心になって開発を進めてきた車載OSが「Arene(アリーン)」だ。以前から2025年の実用化を目指すとしてきたが、新型 RAV4 は年度内の発売予定なので、宣言どおりのデビューとなりそうだ。1つはエンターテインメント分野。新型 RAV4 で初搭載となる新世代マルチメディアは、ホーム画面をカスタマイズ可能とし、それぞれに適した設定にすることで操作性の向上を図る。また、音声認識の応答速度や理解精度が向上し、対話がスムーズになるという。 これら2つの役割が、従来のアップデートやモデルチェンジと何がどう違うのか、実感として分かりにくいのではないかと思う。読み解くポイントは トヨタ がアリーンを「ソフトウエアを開発するためのプラットフォーム」に位置づけていることと、今回のデビューを「SDVの量産の第一歩」と表現していることだ。ざっくり言えば、SDKはソフトを開発しやすくするためのもの。従来はハードとソフトが一体開発だったが、両者を切り離したことでソフト開発が行いやすく、しかも横展開ができるようになった。具体的には新型マルチメディアの音声対応ソフトなどに適用されている。Toolsはソフト開発のスピードアップに貢献するもの。開発したソフトは検証が必要だが、コンピューター上でシミュレーションできれば、実車を使った検証プロセスを大幅に削減できる。Dataは走行データを安全に収集するためのもの。顧客の同意のもとに走行データを収集・分析すれば、さまざまなサービスに生かすことができる。将来的には自動運転機能の向上や車内アプリケーションのカスタマイズなどにも利用可能だ。ToolsとDataは今回TSSの開発に活用されたという。 スマホの場合はiOSとAndroidで利用できるアプリケーションが異なる。同じ「LINE」のアプリでも、開発はそれぞれのOSに対して行わなければならない。OSによる違いはユーザー以上に、開発側が感じていることだろう。Appleは使い勝手のよいアプリ開発環境をサードパーティーに提供したことで、iOSに対応するエンジニアが増え、アプリの充実につながっている。ソフトウエア開発のプラットフォームとはそういった効果をもたらすものだ。 スマホにしてもパソコンにしても、世界に普及しているOSは数えるほどしかない。OSの開発や維持には莫大(ばくだい)なリソースがかかるうえに、複数のOSでアプリを開発するのは骨が折れるため、いずれ淘汰(とうた)が起こる。車載OSでも同じだ。アリーンが車載OSとして存続するには覇権を取ることが絶対条件で、そのためにはサードパーティーに開発環境を開放し、アリーンの使い手を増やしていく必要がある。それがSDV量産化への唯一の道であり、その一歩を新型 RAV4 で踏み出したというわけだ。アリーンが真価を発揮するのはまさにこれから。覇者と呼ぶにふさわしい存在になることを願っている。.

トヨタのSDV量産化のカギを握る、ウーブン・バイ・トヨタ(WbyT)が中心になって開発を進めてきた車載OSが「Arene(アリーン)」だ。以前から2025年の実用化を目指すとしてきたが、新型RAV4は年度内の発売予定なので、宣言どおりのデビューとなりそうだ。1つはエンターテインメント分野。新型RAV4で初搭載となる新世代マルチメディアは、ホーム画面をカスタマイズ可能とし、それぞれに適した設定にすることで操作性の向上を図る。また、音声認識の応答速度や理解精度が向上し、対話がスムーズになるという。 これら2つの役割が、従来のアップデートやモデルチェンジと何がどう違うのか、実感として分かりにくいのではないかと思う。読み解くポイントはトヨタがアリーンを「ソフトウエアを開発するためのプラットフォーム」に位置づけていることと、今回のデビューを「SDVの量産の第一歩」と表現していることだ。ざっくり言えば、SDKはソフトを開発しやすくするためのもの。従来はハードとソフトが一体開発だったが、両者を切り離したことでソフト開発が行いやすく、しかも横展開ができるようになった。具体的には新型マルチメディアの音声対応ソフトなどに適用されている。Toolsはソフト開発のスピードアップに貢献するもの。開発したソフトは検証が必要だが、コンピューター上でシミュレーションできれば、実車を使った検証プロセスを大幅に削減できる。Dataは走行データを安全に収集するためのもの。顧客の同意のもとに走行データを収集・分析すれば、さまざまなサービスに生かすことができる。将来的には自動運転機能の向上や車内アプリケーションのカスタマイズなどにも利用可能だ。ToolsとDataは今回TSSの開発に活用されたという。 スマホの場合はiOSとAndroidで利用できるアプリケーションが異なる。同じ「LINE」のアプリでも、開発はそれぞれのOSに対して行わなければならない。OSによる違いはユーザー以上に、開発側が感じていることだろう。Appleは使い勝手のよいアプリ開発環境をサードパーティーに提供したことで、iOSに対応するエンジニアが増え、アプリの充実につながっている。ソフトウエア開発のプラットフォームとはそういった効果をもたらすものだ。 スマホにしてもパソコンにしても、世界に普及しているOSは数えるほどしかない。OSの開発や維持には莫大(ばくだい)なリソースがかかるうえに、複数のOSでアプリを開発するのは骨が折れるため、いずれ淘汰(とうた)が起こる。車載OSでも同じだ。アリーンが車載OSとして存続するには覇権を取ることが絶対条件で、そのためにはサードパーティーに開発環境を開放し、アリーンの使い手を増やしていく必要がある。それがSDV量産化への唯一の道であり、その一歩を新型RAV4で踏み出したというわけだ。アリーンが真価を発揮するのはまさにこれから。覇者と呼ぶにふさわしい存在になることを願っている。

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