【BMW 4シリーズグランクーペ 新型試乗】「パーソナルチョイス」こそBMWの真骨頂…中村孝仁 | レスポンス(Response.jp)

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【BMW 4シリーズグランクーペ 新型試乗】「パーソナルチョイス」こそBMWの真骨頂…中村孝仁 試乗記 BMW 4シリーズ クーペ

つまり、バイエルンの空気はそれだけ自由奔放でパーソナルチョイスというか、パーソナルユースのイメージが強いブランドであった。近年メルセデスと肩を並べるハイエンドのブランドに上り詰めたBMWではあるが、依然としてそんな空気感をブランド自体が醸し出している印象が強い。 とはいえ、BMWも人の子。グリルをデカくして威厳をつけようとした感があるが、個人的には見事に失敗したと思っている。結果次なる一手として打ち出したグリルが縦に伸ばしたこの『4シリーズグランクーペ』の顔つきである。実は戦後になってもBMWのキドニーグリルは縦に長いものが使われていた。(戦前はすべて縦長)そんなわけだから縦長グリルはある意味では原点回帰である。 まあ、顔の話はこれくらいにして、4シリーズグランクーペは数あるBMWモデルレンジの中でも実にパーソナルユース感の強いモデルだと感じた。非常に整ったサイドビューを持つテールゲート付きの4ドアクーペ風モデル。ある時はゴルフに、またある時は顧客を乗せてディナーにと、八面六臂の活躍が期待できる使い勝手の良さを持っている。それに美しい(個人的には)。さらに言えば、今回借り出した『M440i xDrive』は、かつてシルキー6と呼ばれ、スムーズさの極致ともいわれた直列6気筒エンジンを搭載する。さすがに70年代に味わった極上の直6エンジンと比べると、今の6気筒は力強さが前面に押し出されていて、シルクのような滑らかさとは一味違うものに仕上がっているが、それでも依然としてシルクライクなことに変わりはない。 ただ、最近の自動車メーカー(特にヨーロッパ)は、エンジン始動時に何故か必ずひと吠えする。このM440iも始動時はバォ~!とひと吠えして周囲を驚かす。昔のシルキー6は、ヒュィーン!とそれこそモーターのような感触で回ったものだが、今はかかり始めがそれだから、どうしても荒々しいイメージが先行してしまうのだ。 ただ、荒々しく回り始めたエンジンも落ち着けば往時を偲ばせるスムーズで静かな回転を取り戻す。だから、市街地を流す程度のエンジン回転領域ではこの上なく快適だ。一方で飛ばし始めると、軽快で快適…から野性味と力強さを見せ始める。そんなわけだから、このクルマには明確な性格の違いを場面場面で感じ取ることができるのだ。今回はおおよそ800kmほどを共にした。最長は我が家からツインリンクもてぎまで往復300kmほどのロングドライブ。時々ACCのお世話にもなったが、とにかくロングツーリングはお手の物で、まったく疲れ知らずだった。 さすがに後席はなだらかにスロープするルーフのおかげで決してゆったり寛げる空間とは言い難いが、まあ必要十分なスペースは確保されていると言っておこう。視界は特に後方は良いとは言えない。そしてもう一つ、サイドミラーは独特な形状にして死界を最小限にする工夫は凝らされているが、やはりAピラー付け根に装備される限り、邪魔な位置であることに変わりはない。どうもこの辺りはデザインの犠牲になっているような気がする。.

つまり、バイエルンの空気はそれだけ自由奔放でパーソナルチョイスというか、パーソナルユースのイメージが強いブランドであった。近年メルセデスと肩を並べるハイエンドのブランドに上り詰めたBMWではあるが、依然としてそんな空気感をブランド自体が醸し出している印象が強い。 とはいえ、BMWも人の子。グリルをデカくして威厳をつけようとした感があるが、個人的には見事に失敗したと思っている。結果次なる一手として打ち出したグリルが縦に伸ばしたこの『4シリーズグランクーペ』の顔つきである。実は戦後になってもBMWのキドニーグリルは縦に長いものが使われていた。(戦前はすべて縦長)そんなわけだから縦長グリルはある意味では原点回帰である。 まあ、顔の話はこれくらいにして、4シリーズグランクーペは数あるBMWモデルレンジの中でも実にパーソナルユース感の強いモデルだと感じた。非常に整ったサイドビューを持つテールゲート付きの4ドアクーペ風モデル。ある時はゴルフに、またある時は顧客を乗せてディナーにと、八面六臂の活躍が期待できる使い勝手の良さを持っている。それに美しい(個人的には)。さらに言えば、今回借り出した『M440i xDrive』は、かつてシルキー6と呼ばれ、スムーズさの極致ともいわれた直列6気筒エンジンを搭載する。さすがに70年代に味わった極上の直6エンジンと比べると、今の6気筒は力強さが前面に押し出されていて、シルクのような滑らかさとは一味違うものに仕上がっているが、それでも依然としてシルクライクなことに変わりはない。 ただ、最近の自動車メーカー(特にヨーロッパ)は、エンジン始動時に何故か必ずひと吠えする。このM440iも始動時はバォ~!とひと吠えして周囲を驚かす。昔のシルキー6は、ヒュィーン!とそれこそモーターのような感触で回ったものだが、今はかかり始めがそれだから、どうしても荒々しいイメージが先行してしまうのだ。 ただ、荒々しく回り始めたエンジンも落ち着けば往時を偲ばせるスムーズで静かな回転を取り戻す。だから、市街地を流す程度のエンジン回転領域ではこの上なく快適だ。一方で飛ばし始めると、軽快で快適…から野性味と力強さを見せ始める。そんなわけだから、このクルマには明確な性格の違いを場面場面で感じ取ることができるのだ。今回はおおよそ800kmほどを共にした。最長は我が家からツインリンクもてぎまで往復300kmほどのロングドライブ。時々ACCのお世話にもなったが、とにかくロングツーリングはお手の物で、まったく疲れ知らずだった。 さすがに後席はなだらかにスロープするルーフのおかげで決してゆったり寛げる空間とは言い難いが、まあ必要十分なスペースは確保されていると言っておこう。視界は特に後方は良いとは言えない。そしてもう一つ、サイドミラーは独特な形状にして死界を最小限にする工夫は凝らされているが、やはりAピラー付け根に装備される限り、邪魔な位置であることに変わりはない。どうもこの辺りはデザインの犠牲になっているような気がする。

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